モヴィエ日記

映画の感想とか、いろいろです。

タヌキもキツネも来んふぃでんすまんjp

2018-04-18 01:44:08 | Weblog
そんなわけで「コンフィデンスマンjp」ですけど、
まずは先週放送の第1話、面白かったですよ。
1時間半、見てる間は面白くって惹きつけられたけど、
でも見終わった後でいろいろと疑問が沸き上がってしまいまして、
例えば空港の手荷物検査、
スーツケースの中身を透視した映像が映し出されるけど、
でもこの空港は詐欺のためにこしらえた架空の空港なんやから、
そんな、騙す相手に見えないところの機器まで本物を用意する必要があるんやろか?
そこまでやってたら、せしめた20億円をはるかに超える経費がかかってしまうんちゃうん?
いやそもそもこの詐欺師たち、豪勢な部屋で執事の給仕でええもん食ってるけど、
資産を持ってることを示す描写がそれだけってのはねえ……と、
まあ細かいことを言えばキリがないわけで、
それに加えて映画のパロディが安直すぎるし、
そもそも詐欺師の話で「スティング」を下敷きにするってどうよ?ってのがあって、
第1話はそれでいいとしても以降ネタが続くんかいな……と心配しつつ昨日の第2話、
案の定、騙すターゲットの側近に実は身内の者がいたという呆れてしまうオチで、
視聴者を騙せさえすればなんでもええっちゅーもんやないで……という苦言以上に、
実はこの点に本作の最大の欠点が表れてるような気がするんですよね。
例えば「スティング」だと、あのラスト、
あれは標的であるロバート・ショウを騙すと同時に観客をも騙すものになっていて、
つまり観客は主人公であるポール・ニューマンやロバート・レッドフォードの視点で物語を見つつ、
しかしクライマックスではそんな彼らにまんまと騙されてしまい、
ショウの立場で敵ながらアッパレ的なすがすがしさを味わわされると、ここが最大の魅力なんですけども、
しかし本作はどうかというと、同じように詐欺師チームの視点で見て行き、
最後にはターゲットの立場で驚かされはするけどしかしその後に、
実は東出昌大演ずる「ボクちゃん」も騙されていたというオチがつくことによって、
視聴者は彼の視点に立って、味方に騙されたという感覚に陥ってしまい、
だからさわやかさとは程遠い、なんかモヤモヤしたものが後に残ってしまうことになるんですよねえ。
まあ誰の立場でもなく、俯瞰的に物語を眺められればいいんでしょうけども、
でもやはり「スティング」でロバート・レッドフォードの師匠が殺されてしまう、
あれが実はポール・ニューマンの仕組んだ引っかけで……みたいなオチがついてたとしたら、
きっとあれほどの名作とはなってなかったでしょうよ、ねえ。
いやそもそもこの「ボクちゃん」がプロの詐欺師ではない、
言わばド素人であることによって物語が転んでいくという部分が多く見られ、
そもそも本作を過去のコンドー……じゃなかった、
コンゲームの名作と比較するのが間違ってるんでしょうけども、
でもそんな彼の、第2話で標的であるリゾート王に対しての青臭い主張、
こういう情に訴えかける部分をクローズアップすればそれはそれで独自性も出せるかとは思うけど、
でもこの役割は第1話では長澤まさみが担ってたし、
彼らの関係がどうなるのか、あるいはどうもならないのかとかも含めて、
まあその辺が興味を惹かれるっちゃあ惹かれるんですけども、
でもその長澤まさみがねえ……いや、
彼女のことは決して嫌いではない、と言うか割と好きなほうではありますけども、
それは純粋に性欲の対象として見た場合の話でして、
女優としては……とくにコメディエンヌとしては……ちょっとねえ。
変顔すればコミカルな味が出せるって、そんな単純なもんやないでって言いたくなるんですよねえ。
それでも、コワい顔すればシリアスな演技になると思ってるアホ女優どもに比べればはるかにマシでしょうけどねえ、
いやまあ、余計なことはおいといて、
第2話だけ見ればいいかと思ってたけど、今後も気にはなるドラマってところでしょうか。
しかしユイカ様が旅館の女将役とは、ねえ。
仲居役から13年ですか……そんな感慨にふけらせてくれたのが僕にとってはもっとも嬉しかった、
そんな「コンフィデンスマンjp」なのでした。
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2 コメント

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見ました! (unboundfeet)
2018-04-22 19:45:47
ネットニュースでも長澤まさみの演技がとりあげられてたのもあって、再放送を見ました。
なんか見覚えというか、懐かしい感じがしたのはスティングをベースにしてたからなんですね〜。

ただ、ストーリーに現実味がないせいか、演技もちょっとわざとらしいというか、コメディタッチ過ぎるというか…
それにしても旅館のおかみさん、すっかりキレイな大人になって〜!!おばちゃんはびっくりしましたわ。
青年もびっくりしました (ぽんぽこ山)
2018-04-22 22:55:57
なんか評判いいみたいですねえ。
でもねえ、なんというか、
ちょっとこの、粋さが欠けてるんですよねえ。
でもそれは「スティング」でも制作時から40年ほど前のお話ですし、
この現代に粋な詐欺師のお話を作ろうってのがそもそも難しくって、
そういう意味では意欲的な作品と言えるかもしれませんけどねえ。
まあ今後どうなるのかわかりませんけど、
ゲストの魅力という点では第2話がピークなのは確かでしょうけどねえ。

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