山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

読書をする人

2012-07-02 23:45:10 | 日記
読書をする人=インテリ というイメージは、たぶん多くあることだと思う。
私も実際、そういうイメージを持っていないとはいえない。
でも、最近、意外に関係がないのでは・・・と思うことが多い。

電車の中では、携帯やスマホに没頭している人が多いけれど、それでも、本を読みふけっている人も結構いて、隣にそういう人が座ると、いったい何を読んでるのかなあと横目で盗み見てしまうこともある。何かの試験の問題集に取り組んでいる人などもいるので、いったい何の勉強をしてるんだろうと興味をもつ。

最近、よくみかけて印象に残っているのは、完全肉体労働者だろうと思えるオッサンがしきりに本を読んでいる姿である。漫画か?などと思って中身を覗くと、小さな文字が縦書きにびっしり並んだ分厚い本だったりする。いったいどんなものを読んでいるのか、時代ものかなんかの小説かな?と思ったりするけど、それもこちらの勝手な思いこみで実際にはわからない。そういうオジサンは、電車の中にもいるし、ラーメン屋や蕎麦屋にもいるし、ファミレスにもいる。また、茶髪で、腰に鎖をじゃらじゃらぶら下げているような変な風体をした若い男の子なんかも、電車の中で硬い内容のまともな本を読んでいたりするので驚く。

一方、見るからにインテリ、エリート会社員みたいな人が、電車の中でゲームにふけっていたり、漫画を読んでいたりする。もっとも、漫画がくだらないものというのは、全く間違った先入観であるが・・・。

読みものに限らず、趣味というのは学歴や知性と一致するわけではない。パチンコや競馬などのかけ事は、くだらない男がするもんだと思っていると、そうでもない。医者がパチンコが大好きで通いつめていたりする。競馬なんかも、大学で数学を専攻していた人が、自分の買う馬券の当たる確率と収益率なんかを記録しながら楽しんでいたりする。

小学校しか出ていない人が、テレビで教養番組ばかり見て、一流大学を出た人が、くだらないバラエティー番組ばかり見ていたりする。高学歴の金持ちが政治や経済には何ら興味を示さず、低学歴の貧乏人が関心をもっていることも多い。まあ、それは当たり前でもある。例えば、消費税が上がるなんて金持ちにはどうでもいいことだけど、貧乏人には死活問題だからだ。

勉強できなかった境遇の者は勉強したいと思い、すでに勉強をした者は、今現在はミーハーで構わないのだ。アタマはよかったけど本当は勉強なんか好きじゃなかったという一流大学を出た人が、びっくりするくらい趣味がミーハーだったりするのだ。

ある知り合いの女は、洋服の趣味から何からチャラチャラしてて、言うことなすことバカじゃないかと思っていたら、一流国立大学を出てたりしたことがあり、驚いたこともある。本当に人はみかけによらない。
逆に、低学歴を隠すためになるべく知性を身につけようとしている人もいる。

ある同じ本を読んでいても、内容をどれだけ理解しているかは、人それぞれであるし、自分は本を読む人間だとか読まない人間だとか言っても、どの程度を基準に「読む」と言っているのかわからない。読書の話を全くしない人が、実は人の見ていないところでいっぱい本を読んでいる場合もある。

結局のところ、人は見かけどおりの人と、見かけによらない人がいるし、本を読む人、読まない人にも色々な人がいて、わけがわからない。

とにかく「本を読む人はインテリに限らず様々だ」というお話でした。




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