山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

金○○○

2013-03-23 12:15:03 | 日記
今、駒込の六義園では、しだれ桜が満開で話題になっているが、
先週行ったときには、まだ1部くらいしか咲いていなかったので、中を散歩した。



みごとな庭園だ。
中央の池には、こんな鴨がいっぱい泳いでいた。



あれっ、この鴨なんて言ったかな?と思い、考えるがなかなか名前が浮かんでこない。
(ちなみに右下のほうの赤いものは鴨より大きな鯉)

上の写真では鴨の姿がわかりづらいので、以前別のところで撮った写真を載せると、こんな鳥。↓



「キンなんとか」という名前だったぞ、と思う。
う~ん、キンカラカワシ じゃなくて、キンカラ・・ キンカラカワシ・・・じゃないよ。
なぜかその言葉ばかり頭に浮かんでしまうのだ。「キンカラカワシ」ってのは紙でしょ。

う~ん、でも、それに似たような発音だったぞ。
キン・・キン・・キンクロ  あっ、キンクロハジロ  そうそうキンクロハジロだ!!!
キンカラカワシとキンクロハジロ  似てるよね。
漢字で書くと、「金唐皮紙」「金黒羽白」となって金のつく四字熟語です。

さて、六義園を散歩したあと、説明を見ると、この庭園は江戸時代に柳沢吉保が作ったものだそうですが、その後、明治になって三菱財閥の岩崎弥太郎のものになったそうです。
昭和13年に、東京都に寄贈されて一般公開されるようになったとのことです。

そういえば、私が「金唐皮紙」を知ったのは上野にある岩崎邸を見学したのがきかっけで、ガイドのおじさんから初めて聞いたものでした。「金唐皮」とは、元は外国製のもので、金と皮で作った高級な壁紙ですが、それを日本では皮ではなく、和紙でそっくりに作ったものが発明され、その技術はすばらしいものであったそうです。
その紙のことを「金唐皮紙(キンカラカワシ)」というそうです。この紙はパリの万国博などに出品され、外国にも認められ、バッキンガム宮殿にも使われたりしたそうです。
岩崎邸にもそれが使われているわけですが、偶然にも六義園は岩崎家つながりでした。

・金唐皮紙
六義園
岩崎鄭
キンクロハジロ

さて、金○○○といえば、最近思い出す言葉がありました。
それは、数日前に30年以上も前のラジオ深夜番組「たむたむたいむ」のことを書いたのですが、you tubeで昔の放送を聴いたとき、パーソナリティの「かぜ耕士さん」が読んだ手紙の中に出てきた言葉です。
高校生の女の子が国語の勉強をしていて、「金○玉○」という四字熟語の○の部分に入る文字を答えるという問題で、答えを探そうと辞書を引いていたところ、「金玉火鉢」(キンタマヒバチ)という言葉が辞書に出ており、辞書の説明を読みながらも、いったいこれはどういう火鉢なんだろうと不思議な思いに取りつかれてしまったというものでした。
今、goo辞書を開いてみると、
金玉火鉢=火鉢にまたがって暖まること。また、それによい小形の火鉢。股(また)火鉢
と書いてあります。
今時、本物の火鉢なんか見たことのある人は、かなり少なくなっていると思います。現代の高校生にはまったくわからないでしょうね。
私が幼稚園くらいのときには、家に普通の火鉢があったので、火鉢の温かさや、物体としての実感は記憶にあります。跨ってあたたまったことはありませんし、私は女性なので「金玉火鉢」の状況については、やっぱりよくわかりませんけど、もはや現代社会に火鉢がない以上、この言葉も使われることは滅多になさそうです。

この国語の問題「金○玉○」の答えは「金科玉条」という言葉だそうで、かぜ耕士さんが放送の中で解答を教えてくれました。
この意味は、辞書によると
金科玉条=最も大切な法律・規則。絶対的なよりどころとなるもの。
と書いてありました。
「父の教えを金科玉条とする」などというふうに使うようです。
こんな四字熟語を高校生が勉強するのか。恥ずかしながら53歳にしてこの言葉を知りませんでした。(忘れているだけかな?)
今まで一度も記憶にない言葉です。ほとんど使われないからなのでしょう。

このブログ内の関連記事「涙をこえて(かぜさんの作詞)」

ということで、これで金つながりの四字熟語が4個並びました。

1 金黒羽白 キンクロハジロ
2 金唐皮紙 キンカラカワシ
3 金玉火鉢 キンタマヒバチ
4 金科玉条 キンカギョクジョウ

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