山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

エチュード12番「革命」

2010-12-11 10:43:52 | 日記



さらに、「赤い激流」に関するピアノ曲は続く。
といっても、よくはわからないんですが、確かにショパンのエチュードが出てきたと思って、いろいろグーグルで検索してみたら、12番の「革命」だったようです。
この曲もすごい曲ですね。テレビで見た時も驚きました。
私は、この後、東京の短大に入ってアパートで1人暮らしをしたので、そのときに、カセットテープにショパンのエチュード(12曲入?)を入れて上京し、毎日のように繰り返し聴いていました。小さなラジカセで、音質なんてひどいもんですが、どの曲も素晴らしかった。その激しさといったら、狂気に近いものさえ感じます。エチュードだから恐ろしく速くないと指の練習にならないのかな。かと思うと、すごくゆったりとした「別れの曲」なんかもあるし、こっちはゆったりとした弾き方の練習かな。インパクトの強い曲ばかりなので、何度も聞くうちに、どれが「赤い激流」で使われた曲なのかはどうでもよくなったため、今になってわからないんだと思います。
12番の演奏の終わり方がまたいいなと思います。終わります、終わります、と繰り返し強調する曲よりも、あっけなくすっぱり終わるのが好きです。

このごろ、自分の学生時代の事をよく思い出すのだけど、それは村上春樹の「ノルウェイの森」なんかを読んでいる影響だと思う。大学生の「僕」(ワタナベ)がトーマス・マンの「魔の山」を読んでいる場面が出てきたが、私は故郷の実家にいたころ、この本を読んでいた。あれはかなり分厚い文庫本だった。分厚いから買ったということもあった。しかし、9割くらい読んだのに最後までは読まなかったと記憶している。なぜだったのかわからない。特にいやになったわけでもないし、ただなんとなく最後までよまなかった。今になるとすごくもったいないことをした。昔読んだ本の内容なんかほとんど覚えていないのだけど、読み終えたという事実と、読み終えなかったという事実には当然違いがあるのだ。あの長い小説を読んだと言う実績が作れたのになあ。かといって、今途中から読んだところでしかたがない。あの本を読み続けなかったのは、単に読み終えるまえに夏休みが終わった、程度の理由なのかもしれない。

それで、なんで急に「テンペスト」を思い出したのかと思うに、もしかしたら、「ノルウェイの森」→「魔の山」→実家にいたころ→「赤い激流」→「テンペスト」ってことかも・・・。そう、つまり、昔の記憶が刺激されて脳みその中の引き出しが開けられたってことなんだろう。
「魔の山」は全部読まなかったけど、引き出しを開ける道具にはなったのかもしれない。

You Tubeでは、エチュードを順番に聴くことができないのがちょっと残念だ。
12番の「革命」を選ぶ。中国の天才少年の演奏。
この子の名前が「牛牛」(ニウニウ)っていうのは、「風の歌を聴け」だったらちょうどよかったかも。あっ、当時はまだこの子は生まれてなかったんだ。

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