山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

株の講座

2008-11-16 10:44:58 | 日記
先日、株についての講座というものを初めて受けてみた。
内容は「株主優待」に関するものだ。
以前、衣類の会社の株を持っている知人が、その会社から商品券が何万円分も送られてくるなどといっていて、それだけでも得だと言っていた。
そこで、今回、たまたまそんな内容の講座が夜開かれるので、どんなものか参加してみた。

たとえば、人気一位の「ダイドードリンコ」は、100株以上持っている人に、年に2回3000円相当の自社製品が贈られる。ちなみに昨年のある時の株価4580円で計算すると、100株買うには、45万8000円必要ということになる。そのほかに、証券会社への手数料とかも必要になるだろう。
他に人気のある会社の例としては、マクドナルドは食事優待券1冊、全日空では搭乗割引券、オリエンタルランドではディスニーランドパスポートなどがある。
株主優待を実施している会社は上場企業の中の4社に1社の割合となっているそうだ。
どうせ買うなら株主優待のある会社のほうがいいなと思う人が多いだろう。

結論的には、株主優待として得られる特典は、銀行の利子よりも良いようだが、株が下がったり、最悪の場合は株券が紙切れになってしまうこともあるから、リスクは大きい。
株主優待だけを目的に株を買うというわけにはいかない。
単に、優待だけを望むのであってリスクを避けたいのなら、懸賞に応募するほうがいいかもしれない。

しかし、株を買うということは投資だから、社会貢献ではある。
株は博打と同じだなどという人もいるが、競馬やパチンコなんていうものは、本人が楽しむことにお金が使われるだけである。自分が当たって儲かったところで、人が外れて損をした分がこっちに回ってくるだけだ。
宝くじも同じであり、100万円もくじを買ってたまたま当たったところで、自分が得をするだけであり、外れたところで、あたった人のところにお金が移動するだけだろう。

よく宝くじを何十万円分も買っている人がいるが、株を買ったほうがよほど意味があると思える。自分が損をする結果になっても、そのお金が株式会社の事業のために有効に使われるからだ。
たとえば医薬品の開発を応援したいと思うのであれば、製薬会社の株を買うなどということができる。たとえ株価が上がらなかったとしても医薬に貢献したということになるわけだ。
宝くじだったら、自分の出したお金が、1億円の宝くじを当てたどこの馬の骨ともわからない人間のものになってしまうだけである。

とは言え、1枚300円の宝くじを10枚買うのも苦しいような人間が、なけなしの貯金をはたいてリスクの高い株を買うということはなかなかできるもんじゃない。
ということで、私の場合、たぶん実行には移らないだろう。

株主優待は商品や商品券や各種割引などの各種特典が得られるが、やはり持ち株の量に応じるため、冒頭に書いた商品券が何万円分も送られてくるという人は、何百万円分もの株を所有しているのだろうと思えた。

「知って得する株主優待」という冊子をもらったが、それはあたかも普通の商品カタログのようでさえあり、何がもらいたいかな~、飲み物がいいかな、ビールがいいかな、お米か?優待券か?などと、お歳暮を選ぶような気分で楽しんでみてしまうのだが、その会社の株を買うとなると、株価はこれから上がるのか下がるのか、社会状況はどうなっているのか、この業界はどういう見通しなのか、どんなリスクがあるのか、いつ買っていつ売ったらいいのか、などということを吟味しなければならないわけで、もうわけがわからなくなってくるのだった。

「ノエル」という不動産関係の会社は、バスタオル・ミネラルウォーター・観葉植物・お掃除ギフトセット・ハウスクリーニングなどの中から持ち株数に応じて何点かを選択してもらえるということで、主婦には人気だったようだ。会社としても、業績を上げており、黒字だった。にもかかわらす今年のリーマンの倒産に関連して、この会社は倒産してしまったという。このようなことが現実に起こっているので非常に難しい。

受講者の中には、具体的にそのようなことを見据えた上で、良さそうな株を選び出し、証券会社の人に相談や質問をする人などもいた。
すごいなあ~私にはわけがわかんないよ、と思うばかりだった。

株式についての説明は簡略なものだったので、あんまり勉強にはならなかったが、参加してみて多少の新知識を得ることができ、それなりによかったと思う。
今回受けたのは、あくまでも株についての公の講座であって夜に開催され、証券会社の営業活動ではなかったが、結果的に半分は証券会社の営業活動のようでもあった。
証券会社による株についてのセミナーなどは多々行われているが、平日の昼間行われることが普通のようでなかなか参加する機会が得られない。夜や休日にもこういう講座を開いてもらいたい。

2 コメント

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株式売買 (東郷桃太郎)
2008-11-16 14:57:08
本当に、株は怖いです。

今は、日本の株式市場を外人が好き勝手に動かしているように感じます。

しかし、株式売買の憲法を作って守れば、リスクを抑えられそうです。
○投資額は資産の3割以内に抑える。
○外人の売りが、完全に終了したころを買う。
あるいは、暴落したところを買う。
○買って2割下がったらすぐに売却する。
○買ったら4~5年は売らない。
○東証1部銘柄を買う。

これらを実行すれば、損は少なく利益は大きく期待できそうです。

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Unknown (飛鳥)
2008-11-16 23:46:59
なるほど。
まずは、リスクの少ない方法で試運転してみたいところですが、その前にさらに勉強が必要なようです。
特に、最近めちゃくちゃですものね。

人気のあるというダイドードリンコも、本日は2425円らしい。去年よりずっと下がっちゃってますね。
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