山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

偽札事件

2012-02-07 00:53:53 | 日記
ある日曜日、人々から回収した現金をまとめてATMから送金しようとしたところ、1枚の1万円札が受け付けられず、戻ってきてしまった。何度やり直しても戻ってきてしまう。いったいどうしたことか。別の銀行のATMに行ってみたがやはりだめだった。

あきらめて一旦自宅に帰ったが、銀行に電話して聞いてみると、お札がよれよれだったりすると受付けられないことがあるそうだ。しかし、この1万円札は「ぴんさつ」であり、折り目さえないのであるから、そのようなことは考えられない。もしかして偽札?

自宅に別の1万円札が2枚あったので、その1枚と比べてみた。全く同じようだ。が、よく見ると番号の色が違う。自宅の1枚は茶色いが、それは黒いのだった。「あっ、これは偽札だ」と思った。ところが、よく見ると、自宅にあったもう1枚も黒い。インターネットで調べてみると、古いものは黒く、新しいものは茶色いそうで、両方ともアリだった。使う番号がいっぱいになって、同じ番号が重なってしまうので、色を変えたのだとかいうことだ。

自宅の本物2枚とこの偽札の違いは何であろうか?ずいぶんと巧妙にできているらしく、すかしも何もかもが本物と同じである。しかし、どうも紙の厚さが違うのだ。その偽札は微妙に薄い。目をつぶって触ってみると、必ずその違いを区別することができた。
それにしても、微妙な厚みの違い以外にはなんら変わったところはないお札だった。1万円札をよくよく観察すると、かなり精密に作られているもので、すかしはもちろん、ぴかぴか光る部分もあるし、手で触って凹凸がある部分もある。そう簡単に偽造できるものでもなさそうだ。もしできたとしたら、それを作るのに1万円以上の技術と手間ヒマがかかりそうである。

だが、ピン札にもかかわらずATMを通らないなんて、やっぱり偽札なのだろう。ATMでは、紙の厚さや重さまで測っているのであろうか?そんなことまでしているとは思えないが、何らかの方法で区別しているのだろう。人間の目で見てもまったく偽札とはわからないが、さすがに機械では見分けるのだろう。

我が家の1万円札はすべてATMから出てきたものだから、本物である。だいたい1万円札というものは、おつりでもらうものではないので、やたらに人から人へ移動するものではなさそうだ。いったい、この偽物1万円札はどこからきたのだろうか。

困ったことに、これが偽札だとしたら、私はどうしたらいいのだろう?1万円損をしてしまうではないか。複数の人間から集めたお金であるので、この偽札は誰が出したものかはわからないのだ。自宅の自分の1万円札に取り替えてお金を送金すると、自宅に偽札が残るだけである。自宅にある2万円も近日中にATMから支払いをするためのものであるので、取り換えることはできない。

で、いろいろ調べてみた。まず、偽札を作ったり使ったりするのは犯罪である。銀行に行けば、本物か偽物かを判定してくれるそうだ。だが、判定はするが、銀行で本物に取り替えてくれるわけではないそうである。にせものでしたということで終わりだ。

偽物だったら、次に警察に届け出るのだそうだ。(警察は本物か偽物かの鑑定はしないそうで、それはあくまで銀行がするのだそうだ。)そして、偽物だとわかったものを警察に届けても、警察が本物に取り替えてくれるわけではないそうだ。法律では「偽造通貨発見届け出者に対する協力謝金制度」(1977年制定)というのがあり、警察に偽札を届けると、その偽札の額と同程度くらいの謝金をくれる場合があるそうだが、それはあくまでも協力に対する謝金なので、くれると決まっているわけではないらしい。すでに解決済みのもの(偽札を作った犯人が捕まっている場合)であれば、協力の意味はないので、謝金も無いと言える。

この「謝金制度」ができた背景は、偽札をつかまされた人が、そのお金を警察に届け出ても没収されるだけであれば、その人にとっては何ら益がなく、そうなるとばからしくて誰も届けはしなくなり、自分でお金として使ってしまったほうがよいと考え、偽札が流通してしまうという悪循環に陥る。そういうことをなくすためにできた制度だそうだが、上記のようにあくまでも本物に取り替えるということではない。

そして、偽札使用は、物の売り買いなどをしたときに、確かに相手が居て、その相手が故意に偽物のお金で支払いを済ませ、だましたような場合は犯罪だが、例えば何かの会費を多数の人々が払って、その人たちの中の誰かが、自分の1万円を偽札だと知らないで出したのであれば、犯罪でも何でもない。

例えば、神社のお賽銭にも偽札が混じっていることがあるそうだが、それも誰かが偽札を作ったことは犯罪だが、お賽銭を投げたものが誰かもわからないし、偽札と知っていたかどうかもわからないので、お賽銭は単に元から「お金ではなかった」というだけのことで、神社が損失を被ったとか、だまされたということにはならないようだ。

しかし、そうなると、偽札と知っていて、それで買い物をなどしたのであれば犯罪で、知らなければ使っても犯罪でないのであるから、銀行に持って行って偽物かどうかを判定してもらって偽物とわかってしまったら困ったことになる。これは、本物だと信じていたことにして、偽札かどうか判定できないような小さなお店で100円くらいの買い物をして、おつりを9900円くらいもらうとよいのではないか?近頃はスーパーマーケットなどでも、レジがお札を挿入する機械になっていて、偽札ははじき出されるのかもしれない。

しかし、偽札かもしれないお金をそんなふうに使うのは良心がとがめる。
だが、貧乏人にとって、この1万円札がお金であるかそうではないのであるかは、大きな問題だ。
人のお金を集めておいて、その1枚が偽物であり、それがお金で無かったからと言って、自分がかぶるなんてそんなむごい話かあろうことか・・・。

う~ん・・・
1日中、偽札とにらめっこだ。あまりにもよくできている。本物と何ら違わない。
何ら違わないということは、本物なんじゃない???
偽札は、大きさが微妙に違っていたり、印刷の色合いが違っていたりするそうである。
しかし、このお札は本物と同じである。
ならば、なぜ、ATMを通らないのか???
唯一、紙の厚さが違うようだ。
我が家にはあと2枚しか1万円札がないので、厚さはその3枚の中での比較しかできない。
本物でも、厚みが多少違うものがあるのか・・・。
この1万円札の厚みは、千円札くらいの厚さであるようだ。
う~ん・・・  疲れた・・・

もし、本物と全く同じ偽物があったとして、その区別がつかないのであれば、その虚偽は発覚しないし、偽物だという証明もできないから、それは本物ということになるだろう。

ずっと、一万円札の表ばかり注視していた。
ふと、裏を見た。
裏の模様も本物と同じだ。

あれっ?うっすらと、しみがついている。
ちょうど親指のあとのような形に、お札の元の色よりもわずかに濃いような色になっている部分があった。

もしかして、これが原因か?
まったくのピン札である。
表からみると新札だ。何の汚れも無くしわも折り目もなかった。
しかし、よくみると、裏に薄いしみがあったのだ。

これで、はじき出されたのか???

自分の通帳に入れるということにして平日に銀行に持って行った。
「ATMに入れても入金できないのですが、このシミのせいでしょうか?」
「じゃあ、こちらで入金しますよ」
銀行の人が窓口であっけなく受け付けてくれた。
「やはり、中の機械でも入りませんでしたね」
と言いながらも、何の疑いもなくお金として扱ってくれた。

日ごろお金を扱っているプロが見てるんだから、問題ないだろう。
やはり本物だったようだ。

しかし・・・

しみがあるからはじかれる。
「原因はしみである」ということにする。
わざと偽札にしみをつけておく。

しみはカムフラージュだった????

考えてるときりがない。





4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
東郷さんへ (飛鳥)
2012-02-07 17:36:15
うちも、商売をしているわけではないので、普段は給料をATMからおろしてくるときにしか、1万円を受け取ることはありません。
偽物の1万円なんて真っ青ですよ。しらばっくれて使ってしまわないと、飢え死にしてしまいます。千円でも困りますよね。ま、今度のは本物だったようですが、人騒がせです。1日棒にふりました。
返信する
しのぴぃさんへ (飛鳥)
2012-02-07 17:32:15
普通は、何度かやるうちに受け付けてもらえるものですけどね、全然ダメなので本当に焦りました。以前古い千円札でそんなことがあって、それはまともなお札と取り換えて送金し、何も考えずに買い物で使ったと思います。今回はぴんさつだったので、本当に偽札かと思いました。
返信する
偽札 (東郷)
2012-02-07 15:09:07
偽札はホントこわいですね

今は、銀行経由なので、他人から現金で千円札しか受け取ることがないです

私は以前、千円札で同じことがおきて、複雑な気分になっちゃったことが、結局お店にかえしにいったです

千円あれば、讃岐うどんが3回食べられるかな(笑)
返信する
ATM (しのぴぃ)
2012-02-07 05:57:50
ピン札ではじかれることもあるのですね☆
いったん普通預金で引き出してその一部を貯蓄預金に預け入れすることがあるのですが、受け付けてもらえないことがあるんですよね。
「今ここから出てきたのに!」って順番や向きを変えてみたりして何とか受け取ってもらいますけど(笑)
後ろに人がいて格闘できないときは、あきらめますが、他のお札と混じっちゃっていつの間にか使っています。
それにしても、銀行に集まってくるお金の中に偽札が混じってることってあるんでしょうかね。
返信する

コメントを投稿