山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

雨のためバスで帰る

2016-03-14 22:54:02 | 日記
今日は、最高気温がたったの6℃であり、夕方は、かなりの雨が降っていて、風も吹いていた。
買い物をして駅を出るときに、バスの誘惑に駆られた。しかし、運賃がもったいないので、バスターミナルにバスが居ないことを望みつつ、通りかかってみると、なんとちょうどバスが停まっていた。乗客もかなり乗っているところを見ると、今にも発車しそうな感じだった。

バスに近づいていくと、運転士さんが前扉から降りてきて、ドアをあけたままどこかに行ってしまった。やはりトイレにでも行ったのだろうか?
以前のバスでは、乗客を乗せる前に扉を閉めてどこかに行ってしまったが、今日は、乗客が乗ってからである。そして、後で乗りこんだ私や他の客は、運転士さんがいないところで、料金を勝手に払って待っていたのである。

これは、カードを当てないで素通りしてしまってもわからないのではないか?と思うわけだけど、他の客たちが「あっ、あの人、料金払わないで乗ったぞ」と目撃するだろう。そういうことで、乗客が見張っているから、運転士さんも平気で席をはずしてるんだろうか?

車内では、自動のアナウンスが「間もなく発車します」と勝手にアナウンスしていた。
そして、まもなく運転士さんが乗りこみ、バスは発車した。
バスは、私が乗ったときには座席は全部埋まって立っている人がいて、私が乗ったあともさらに数人の乗客があり、かなり満員だった。

もう80歳くらいになるんじゃないかと思うようなおばあさんが、優先席のそばに立っていた。優先席には2歳くらいの子供と30代くらいの母親と、70代後半くらいのおばさあんが座っていた。
立っているおばあさんは、座るのをあきらめて中央の出口付近のつかまり棒のあるところに立って、両手で棒にしがみついている。手提げ袋のような荷物もあって、ちょっとつらそうだ。

優先席に座っている30代の母親は、ロングヘアーで身ぎれいな感じで、見たところ元気そうであり、2歳くらいの男の子に優しい笑顔を向けている。男の子の靴が立っている人に触れないように気を使っていた。子連れだから優先席に座るのは当然だという感じで、後ろめたい気持ちは1つもなさそうである。

もし、優先順位を考えるとすれば、あの30代の母親が立つべきではなかろうか?それか、子供を膝の上に載せれば、後期高齢者のおばあさんが座れるんだけどな、とふと思った。

しかし、見た目ではわからない。もしかしたら、妊娠中かもしれず、それだったら、お腹の上に子供を載せることはできないだろうし、足に静脈瘤とかあったら、立っていると静脈瘤がひどくなるかもしれない。元気そうに見えてもどんな事情があるかわからないのだ。

そこで、他の席に目を向けると、1人がけの席の前後に小学校低学年の女の子と40歳くらいの母親が座っていた。この人たちが、立っている80代のおばあさんの一番そばということになるが、通路に私など、人が立っているので、おばあさんが至近距離に立っているという状況ではない。
この親子も特に具合が悪そうではないが、特別元気そうだというほどでもなく、もしかしたら、何か持病があるのかもしれないし、そんなことは外から見てわかるものではない。

だから、他人が、座席に座っている人に向かって、「あのおばあさんに席を譲ったらどうですか?」などと言うわけには行かないよね、と思った。

バスは、発車して3つくらいのバス停では、乗る人も降りる人もいない。そして、初めて降車ボタンが押された停留所では、乗る人もいたけど、降車口が開いても一向に降りる人がいなかった。そうしたら、前のほうに立っていた70歳くらいのおじいさんが、足を引きずりながら人の間をゆっくり移動してきた。あの人が降りるつもりなんだと思ってみていたら、運転士さんが誰も降りないと思って降車扉を閉めてしまった。

「降りる人はいらっしゃいませんか?」とか閉める前に聞かないのかな?と思った。
でも、このおじいさんも扉が閉まったのに「降ります」とも言わず、焦る気配もなく黙って移動を続け、降車扉に近づいて行った。そうしたら、運転士さんに見えたらしく、黙って扉を開け、おじいさんは何事もなかったかのように降りて行った。無言でも意思が通じたってことのようだ。そんなものか。

それから後、幹線道路に出てからの停留所で、立っていた80代のおばあさんと、優先席に座っていた70代後半のおばさんが降りていった。
やはりお年寄りは短距離でもバスに乗るってわけか。

私は終点から3つくらい前で降りるけど、同じバス停で数人降りたが、まだ乗り続けている人は多く、優先席の親子や他の親子などもまだ降りなかった。後ろのほうの座席にも結構、小学生くらいの子供が乗っていたようだ。あとは若い大人たち。

子供たちは、皆早く乗っていたので、席に座ってたけど、後から乗った足の悪いおじいさんや、かなり高齢のおばあさんなどが立ったままでお気の毒であった。