山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

危ない少年

2015-11-03 22:58:46 | 車・運転・道路・駐車場2015
今日は、疲れたので、駅から自宅までバスに乗ってしまった。歩けば15分、バスでも15分くらい(バスは遠回りだから)。駅でちょうどバスが来ていた。

バスターミナルに到着したバスは、普通は行先が出ているのだけど、なぜか到着した駅の名前になったままだった。そして、お客さんが降りたあと、運転士さんまで降りてしまって、ドアが閉まったままだった。出発時刻まで5分くらいだった。
行列が並んでいたので、その後ろに着くと、前に並んでいたおばあさんたちが、「運転士さんがどこかに行っちゃった」と言っていた。そして「あそこに入っていった」とバス事務所のドアを指差し「トイレに行ったのだろう」と言っていた。さらに「もし、トイレに行きたくなったら、あそこを借りればいいわ」などと言っていた。(←すごい発想。公衆トイレを使えよ)

ほどなく運転士さんが、そのドアから出てきた。そして、バスの前から乗るかと思ったら、中央の降車扉から中に乗っていった。そして、前扉が開いた。

たしかに、運転士さんも、1日中トイレに行かないで仕事を続けるのは無理であろう。
そして、ふと気付く。バスというのは、普通の車と違って、運転席には扉がないものなのだ。なんでだろう???

バスに乗ったときは発車時刻の3分前で、ほどなく発車した。

バスが交差点を右折している途中で、小学校高学年くらいの少年が右から手を挙げて道路を横切ってきた。歩行者用の信号は赤だったので非常に危ない。
交差点を右折してすぐのところにバス停があった。その少年は、そこからこのバスに乗るつもりなので、動いているバスの前を無理やり渡って、斜めにバス停に走っていった。バスからは存在が見えており、バスに乗りたがっていることは分かったので、バスは速度を弱めて進み、バス停に着けた。少年を含め、数人が乗ってきた。少年は定期券のようなものを首からさげ、はあはあと息を切らしながら、バスの後方に歩いて行った。

それからバスは進み、信号のない交差点の前の停留所で停まろうとしていた。そこは私も降りるところであった。すると、バスの後ろのほうから前に向かって何かが落ちてきた。バタンとものすごい音がしたのだ。見ると、1段高くなったバスの後部側から、降車扉のある床のところに少年が飛び降りてきたのだった。

少年はさらにそこからものすごい勢いで、開いた降車口に向かって幅跳びのようにして飛び降りて行った。なんだって、あんな勢いなんだろうか?

続いて私が降りたが、バスの外に少年の姿は影も形もなかった。バスの進行方向に進み、交差点で左右を見ると、左には少年の姿はなく、右方向を見ると、道路を渡ったはるか向こうに、走って遠ざかる少年の姿が見えた。

少年は明らかにバスの前を、なんの確認もせずに全力疾走で渡っていったらしかった。
外はすでに夜の7時を過ぎ、暗闇である。

鉄砲玉のような少年。本当に危ない。

バスの後ろを車で走っているとき、バス停でバスが停まっても、絶対に追い越すのはやめようと思った。