山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

「意見広告」

2014-04-26 10:38:22 | 日記
今朝もまた、毎週恒例のM新聞クロスワードをやっていました。
ほとんど自力でできたものの、最後の最後、縦37がわからず。

そのヒントは、
「約半世紀前にベ平連はニューヨーク・タイムズに自らの主張を掲載」というものです。

「べ平連」とはなんぞや?
さっそく調べてみると、「ベトナムに平和を!市民連合」
日本における代表的なベトナム戦争反対平和運動団体。
1965年、2月にアメリカが北ベトナムを爆撃し、一般市民が犠牲になったことがマスコミで報道され、それを機に、反戦運動が始まった。
市民連合とは言っても、名簿や規約があるわけではない。
4月24日に、「ベトナムに平和を!市民文化団体連合」と言う名前で発足され、代表は作家の小田実。
1965年4月に、東京の駐日アメリカ大使館へデモ行進、11月には、開高健の発案で、アメリカのニューヨーク・タイムズに、全面記事で、反戦の意見広告を載せた。
1967年には、岡本太郎が描いた「殺すな」と言う文字の下に英文の反戦メッセージが書かれた広告を、ワシントンポストに載せた。etc.


つい最近、FMさがみの放送(どこかでラジオが)で「フランシーヌの場合」がでてきて、ベトナム戦争に注目したけれど、今回も、昔こんなことがあったのかと、初めて知りました。ベトナム戦争については、あまりにも知らなすぎることに気づきます。

べ平連が4月24日に発足されたので、今回のクロスワードに取り上げられているのでしょう。
新聞広告はお金を出せば載せられるので、意見を広告として載せれば、それが多くの人に伝えられるわけですね。しかし、莫大な費用がかかったんだろうなあ~。


国際情勢や政治などの時事問題、それから地理の分野は苦手です。

最近問題になっているのは、ウクライナ。
クロスワードにも取り上げられていました。
・欧米派と親ロシア派が対立する国。
・ボイコットも考えたが、ソチ五輪には参加したウクライナ選手団。

それから、反戦と言えば、
・戦争放棄を定めた憲法9条がノーベル平和賞の候補に。賞の対象は日本国民。

本当か、冗談か?と思いましたが、候補として受理されたというのは、最近の本当のニュースでした。

実は、常日頃新聞は全然読んでいません。週に1回クロスワードをやっているのと、たまにテレビ版を見るだけなので、恥ずかしい次第です。
新聞を読めば、クロスワードももっと簡単に解けるのかもしれませんね。

最後になりましたが、オバマさんが日本に来訪されました。
安倍総理は大はしゃぎで、最高のおもてなしをしたようです。
一方、オバマさんはちょっと醒めた感じがしないでもありませんでしたが、
とりあえず、おいしいものを召し上がり、日本の熱意を感じていただけたのではないかと思います。
危険なことも発生せず良かったです。

待ってました大統領!

この言葉を検索してみると、今や死語なんだそうですね。確かに、日常では聞かなくなったなあ~。


「世界の読者に伝えるということ」(河野至恩)を読んで

2014-04-26 00:20:08 | 読書
今年は、たくさん読書をしようと思っていたのですが、4月が終わろうとしている今、やっと3冊目を読み終えました。最低1か月に1冊は読みたいですが、それでは1年でたったの12冊です。そのたったの12冊を読むのも大変なのが現状です。

この本は、たまたま図書館に行ったときに、その日に入った新刊書として本棚に入っていました。特に興味のある内容でもないし、本当に行きあたりばったりの本でした。
おそらく、小説の「新刊」は、引っ張りだこです。しかし、こういう新書はそんなに人気があるわけでもないのですね。
それにしても、「新刊」とは、この本を読む人間の第一号が自分であるのは嬉しいことです。そして、新刊であるので、新しい情報であることは間違いありません。ということは、これは一見の価値ありだ、という単純な理由で思わず借りてきました。
2014年、3月20日発行。

著者は、1972年、静岡生まれ。上智大学国際教養学部准教授。
静岡高校卒業後、渡米し、ボードイン大学で、物理学・宗教学を学び、その後プリンストン大学大学院で比較文学部博士課程修了。日本近代文学・英文学専攻。

以下、この本を読んで思ったことなどを思いつくままに書いて見たいと思います。

日本文化や日本文学について、日本の中ではなく、日本の外からの視点で見ていることが、これまで読んだ本とは違うものでした。

私自身、これまで日本文学や日本文化は、日本人自らが日本人のために研究するものだと思い込んでいました。しかし、世界から見た日本文学や日本文化、外の人が研究する日本文学や日本文化というものがあり、また、日本から世界に向けて日本文化を世界のものとして発信する意識が必要なことに気づかされました。

日本文学に限らず、世界各国の文学作品は、その国の中にとどまらず、世界の文化財産なのであって、それを共有するためには、翻訳されたものを読んで研究することも当然。
少し前は、その国の文学はその国の言語で読むべきというような考えが主流になっていたようですが、言語で読めるような人は限られています。また、いくつもの言語を自由に理解できる人などはいないでしょう。そうなると、色々な国、色々な作家の文学作品を読むためには翻訳されたものを読む方法があります。原語を読まなくてはいけないという固定観念が、逆に多くのものを阻害してしまうことになっていたのではないでしょうか。

日本的なものは日本人にしか理解できないという考えは、狭い了見です。人類普遍の感情もあります。
日本人は欧米人にバカにされるとか、差別されるとか、よく言いますが、逆に、日本に関する物事を、日本独特のものだと言って、日本人以外には入れない世界のような、日本人の特権のような意識もかなり強いのではないかと思いました。内輪根性ですね。

つい最近のテレビニュースでも、サッカーの客席に「日本人オンリー」と書いて、外国人を入れさせないようにしたり、四国の巡礼の地から韓国人を排除しようとする張り紙をしたりと、ずいぶんな事をしている日本人です。
日本人は、あきらかに中国や韓国よりも自分の国が優れていると思っているし、そういう優越意識は鼻もちならないものかもしれません。だから、日本人は中韓などから嫌われています。

そんな日本ですが、村上春樹の小説の人気は国外でもすごい。その作品が、日本人にしかわからないものではなく、日本独特のものでもないからでしょう。
日本のアニメや漫画、ポピュラーカルチャーと言われるものに対する外国人の情熱もすごいものです。そして、それを熱心に研究しようとする者も、外国人であったりするわけで、今やそれらを真剣に受け止め、日本でもしっかり研究し、海外に向けても文献や資料などを作成していかなくてはいけない状況となっているようです。

返却日までに読まなければと駆け足でとにかく読み終えたので、内容が消化しきれていませんが、ほんの少し、自分の視野が広がったかなと思います。
まだ、他にもいろいろ記憶に残るところもありますが、それは忘れてしまうかもしれない頭の中の記憶にとどめて、とりあえずこの読後感想文を終えることにします。

これからも、行きあたりばったりの新刊に出会ったら、読んでみようと思います。