山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

1 富士通(エコプロダクツにて)

2013-12-16 22:37:00 | 産業・技術
エコツアーで、一番最初に見学したところです。

「富士通」という会社は有名です。しかし、私はあまり詳しく知りません。
我が家のエアコンが「富士通ゼネラル」のものだということくらいです。

Wikiで調べると、富士通は、「日本の総合エレクトロニクスメーカー」とのことです。
日本の大手電機8社=パナソニック、ソニー、シャープ、NEC、富士通、日立製作所、東芝、三菱電機の中の1つであって、通信システム、情報処理システム、電子デバイスの製造・販売・サービスを行っているとのことです。

それで、最近(2011年~) 話題になり、有名なのは、日本の技術を誇るスーパーコンピューター「京」でした。(「京」は理化学研究所の登録商標。)



↑この画像はみなさんの記憶にあると思います。(パンフレットより)


↑実物内部の展示

このコンピューターの開発は文部科学省の計画のもとに、理化学研究所と富士通が行ったもので、2011年11月に10ペタフロップスを実現しました。
10ペタフロップスとは、1秒間に1京(10の16乗)の浮動小数点計算が行える性能のことだそうです。
「京」は88128個のプロセッサを接続した超大規模システム。
一部が故障しても故障箇所を回避してシステム処理を継続できる。
主要部品を冷却するする技術としては、水冷方式を採っているので、高密度実装が実現され、部品寿命を向上させ、故障しにくい、などの特徴があります。

パンフレットなど見ながら書いていますが、私には難しいので、「京」についてはこのくらいにしておきます。とにかく高性能・高信頼・低消費電力を兼ね備え、あらゆる先端技術を結集したすごいコンピューターということですね。

利用分野
1 生命科学・医療分野
2 新物質・エネルギ分野
3 防災・減災 地球変動予測
4 次世代ものづくり
5 物質と宇宙の起源と想像

次の写真は、海底ケーブルの内部ユニットを収容する耐水圧筐体。



地震や津波を観測するものだそうです。

それから、「最先端植物工場」です。



以前、半導体を製造していた会津若松工場は事業縮小のため、半導体の製造ラインを停止したそうです。その後、半導体工場のクリーンルームを植物の栽培工場に転用したそうです。雑菌などがなく、コストのかからない野菜が作れるそうです。特に、カリウムが少ない野菜ができるということで、カリウム接種を控えなくてはならない腎臓病の人、人工透析を受けている人が、生で食べられる野菜ということで、役にたっているそうです。



以上、富士通でした。


今年のエコプロダクツ

2013-12-16 18:50:41 | 産業・技術
エコプロダクツ2012
今年も、エコプロダクツに行ってきました。国際展示場まで行くのは面倒臭いなあ~とは思ったのですが、年に1度のこの機会を逃したら、また来年まで待たなくてはならないと思い、頑張って行...


私の場合、エコプロダクツに初めて行ったのは、2008年だったかと思いますが、当時のことはほとんど覚えていません。最近では、2011年から3年連続して行っています。もう習慣になってきました。

さて、昨年と今年を比較してみようと思います。

今年の来場者              昨年
12日(木)57010人       13日(金)60960人
13日(金)64141人       14日(土)68290人
14日(土)47925人       15日(日)49251人
計    169076人       計   178501人

今年は、昨年よりも9425人少ないです。ちなみに、一昨年は181487人でした。
18万人台が17万人台になり、そして16万人台へと、年々減ってきていることになります。しかし、まだまだ多いですね。かなりの人気かと思います。

昨年は、金から日で、今年は木から土、そして、来年の日程ももう決まっており、2014年12月11日(木)~13日(土)だそうです。来年の曜日のとり方は今年と同じで、休日は1日だけ。でも、もし土日だとしても、連続して行くのは大変でしょうね。



今年は、どんな傾向だったかというと、分析できるほどは見ていないのですが、エネルギーの使い方をコンピューターで制御して、無駄のない効率の良い使い方をするというのが1つの傾向のように思えました。
例えばHEMS(ヘムス)という言葉を今年初めて聞いたのですが、Home Energy Management Systemの頭文字を取って省略された言葉だそうです。
日本語でいえば家庭(住宅)用エネルギー管理システム」というようなもので、どこでどれだけのエネルギーが使われているかを常にコンピューターで管理し、不必要なエネルギーを使わず、必要な時と場所に応じて適切に配分するというようなものです。家のみならず、集合住宅全体や街全体、地域全体、国全体としても、そのような管理システムを採用すれば、エネルギーが無駄なく効率的に使えるということです。

昨年よく耳にした言葉は、「スマートグリッド」や「コージェネレーション」ですが、このようなものを総合的に活用したものかと思えます。
それで、家電会社も住宅会社も、自動車関係も、共通した構想が多かったようにも感じました。世の中の流れがそういう方向に進んでいるのだということでしょうね。

また、自然環境の保護やリサイクルの徹底、省エネでの製造など、さまざまな工夫や取り組みが展示されていました。(←当たり前ですけどね。)

あまりコンピューター制御システムなどになじみがないおばさんにとっては、そういうもので常に管理される事自体がちょっと抵抗がある感じもしました。

例えば、今はどこにいても街中に防犯カメラが回っており、事件が起きてもすぐに犯罪者が捕まったりします。人がいるところだけ明るくなったり温かくなったりするシステムもまた同様に、人間の存在を常に監視していることであり、その人間の習慣に合わせて予測機能が備わっていたりして、省エネを実現させるということです。便利で素晴らしいシステムではありますが、そのようなコンピューターで制御された管理下で生活するのがちょっと気分的に苦痛な感じがするのは私だけでしょうか。

省エネや快適さを追求する文明の発達の速さに、戸惑ってしまいそうな気分にもなりました。
成熟のあとにやってくるのは何なのでしょうか?まだまだ発展しつづけるのかな?
人類の滅びでなければいいのですけどね。

日本の産業・経済、日本の自然環境、日本のエネルギー、日本人の生活はどうなっていくんだろうか?