山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

世田谷美術館「白洲正子展」

2011-04-05 01:20:02 | 日記


4月3日日曜日は娘と一緒に世田谷美術館に行った。どこに行こうかと悩んだのだが、とりたてて行きたいところもなく、文化を楽しめておいしい物が食べられるところということで、世田谷美術館に向かった。クルマで行けて無料駐車場に停められるというのも重要な理由。



世田谷美術館で今やっているのは、白洲正子という人に関連する展覧会だ。この人が生まれてちょうど100年になるそうだが、この人は日本各地の寺社を訪ねて、仏像や美術品に関することを紀行文に記述している。私も娘も神や仏にはあまり興味がないので、ネコに小判といったところ。イヤホンガイドを借りれば少しはわかるんだろうけど、お金をけちって借りず、ただすいすいと会場内を歩いてきた。

仏像や絵画などの展示物には、それに関する白洲正子の著述が原稿用紙のデザインで記載され展示されているのだが、それを1つ1つ読む気合いはなく、飛ばし読みしつつ展示を眺めた。展示物はこの人が紀行文の中で取りあげたものを、各地からここまで持ってきているわけで、様々な寺社の重要文化財など、様々な時代のものがあり、展示のための準備はなかなか大変なものであることがうかがわれた。見ている人はやはり中高年の人が多かった。

展示で珍しいと思ったのは、仏像ではない神像というものだ。特に、日本の女神像というのは、西洋のそれとは全然違い、美しいとは言えず地味な印章だった。また、仏像や神像にはその表情からか、非常にインパクトの強い物が多く、怖いと言うか、見ているとドキドキしてくるような不思議な力のあるものが多かった。お面なども然り。

同美術館では、保田春彦という人のデッサン展もやっていたが、こちらは女性の裸体が、肉や筋肉など物体としてグロテスクな感じ描かれているものが多かった。興味深いのは、本人が脳梗塞で倒れ、治療中に描いたリハビリ風景のデッサンであった。



展示を見た後、美術館内のレストランで食事をした。フィッシュランチは海老料理だった。
以前入ったときは1人だったので、食事を楽しむほどの雰囲気ではなかったが、昨日は娘と一緒だったので、楽しく食べられた。スープ・サラダ・ライス・コーヒー付き1700円。

この日は、展覧会と食事で結構お金を使ってしまった。
外で、バザーをやっており、収益金は被災地に送られるのだそうで、大皿を買ったり、ストラップを作ったりして楽しんだ。外はかなり寒かったので大変だったが、楽しめた。



砧公園には、大きな桜の木がたくさんあるが、まだ3分咲きくらいで、きれいだと思えるほどは咲いていなかった。でも、花見をする人々もいた。



モクレンなのか、白い花をたくさん咲かせている大きな木がたくさんあった。
(あっ、コブシか・・・)

こんどの週末には、桜も満開になりそうだ。