山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

鬱はいらない

2007-12-30 02:48:06 | 未分類過去
自宅にいると何も行動ができなくなるという「心の病」に侵されている。
そうなると、元気な人よりも、自分と同じような症状の人を探したくなる。
それで、「うつ」などというキーワードを入れて、ブログを検索する。
そうすると、「写真にうつった」「うつる」などという言葉が使われている関係ない内容のブログばかりがヒットしてくる。

この場合、「鬱」とか「欝」とかいう文字を入れないとダメらしい。
「鬱」と「欝」はどう違うのか、しらべる気にもならないが、この文字を書ける人はいるのだろうか?老眼の私には細部がどうなっているのかわからない。何度か拡大して確認したことがあったが、未だに記憶にとどめることができないままだ。

日本語教師の中では、漢字反対派が多い。
外国人にとって、漢字の読み方ほど難解なものはないから、日本語の文章を読解することは非常に困難である。
一方、日本語の発音を文字として忠実に再現することはかなり正確にできる。
日本語の発音は単純なので、50音のひらがなでほぼ確実に表記できる。
だから、ひらがなで書きさえすれば、それを元に辞書を引いて意味を確認することもできるわけだ。
外国人がいきなり「鬱」や「欝」の文字を見て、何を意味するのか、何と読むのか?それを調べるのは大変なことだろう。

私は日本人だからこの文字を読むことができるが、自分でも書くことができない文字を使う気にはなれないのだ。

しかし、「うつ」や「ウツ」では、「鬱」を意味する多くのブログに行き着くことができないようだ。

かつて山本有三が「振り仮名廃止論」というのを主張していたようである。ふりがななんかつけなくても漢字を読めというものかと思ったら、そうではなく、漢字を少なくする、漢字の中にひらがながある文ではなく、ひらがなの中に漢字を混ぜるような割合にするべきという主張だった。
振り仮名をつけなければ読めないような漢字はもともと使うべきではない、できるだけ難しい漢字は廃止するべきだという意見だったようだ。
そういう時代の経緯もあって、今現在、常用漢字を1945文字にしたようだが、相変らず実際に使われる難しい漢字は減ることがない。

「鬱」なんて文字こそ、撲滅してもらいたい。