山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

体験してみたいバイト

2006-05-23 01:06:46 | 未分類過去
体験してみたバイトは。
そうですね、どこかに取材に行き、記事を書くという仕事をしてみたいですね。
(こりゃあ、バイトじゃないか。)

文を書くのは好きですが、貴重なネタというのはなかなか無いものですから、どこそこへ行ってこれを調べて来い!というような課題があり、それを自分なりに文章にまとめるなんて仕事があればぜひやってみたいです。

取材、インタビューらしきことを初めてしたのは、日本語学校で学生を引き連れて都内の某有名大学のキャンパスに行き、大学生を捕まえていろいろ質問したことがあります。
その課題というのは、日本語学校の学生に課したもので、質問は日本語学校の学生がそれぞれに聞きたいことを考えて、好きなように質問し、その結果をまとめ感想などを発表するというものでした。これから日本の大学に進学する学生が多かったので、実際に大学生がどんなことを考えているかなど、自分自身で調べてみようという企画でした。
そのときに、日本語学校の学生はなかなか日本人の大学生に声をかけられず、困っている人も多かったのです。それで、学生にやらせていることを教師の自分が果たしてできるだろうか?と思って、思い切って自分もやってみました。また、どうやって声をかけるか学生の見本になる意味もありました。結構勇気がいるものですが、大学生はだいたいまじめに親切に答えてくれました。
日本人でも知らない人間を呼び止めて質問するということは大変なことなのに、日本語学校の学生は、日本語がたどたどしいという部分で、もっと大変なわけです。自分の日本語が通じるかどうかというのもとても不安でしょう。
引っ込み思案な学生には、私が大学生を捕まえてインタビューを申し込んでOKを取ったら学生に回すというようなこともしてみました。
そうやって、インタビューができた人はそれなりの収穫と手ごたえがあったようです。味を占めて楽しくやっていた学生もいました。
しかし、中には実際にはインタビューしないのにしたことにして、ウソの報告をでっちあげた人もいました。「将来どんな職業につきたいですか?」と質問したら「医者になりたい」と言っていた、「何学部ですか」「医学部です」と答えたと言うのですが、その大学には医学部はありませんでした。
そうやってごまかして過ごした学生は所詮得るものはなかったと感じました。

話がそれましたが、そのときにインタビューっておもしろいなあと私も少し味をしめました。

その後、娘の高校で広報の係になったことがあり、PTA新聞を作りました。文化祭で広報が体育祭の時の写真を展示したのですが、そのときに写真を見にきた人たちを捕まえて、体育祭はどうでしたか?などと思い出や感想を聞いてみることを思いつきました。保護者・生徒で体育祭を見たときの感想や、競技に出たり応援団をやったりした生徒の体験談、感想等を聞いて、その内容を体育祭の写真とともに新聞に載せるようにしました。私は新聞の編集はしませんでしたが、そのときは生きたネタの提供ができ、それが掲載されてよかったなと思っています。いつどこで何が行なわれたという事実と筆者個人の意見は簡単に書けますが、他人や多くの人の意見感想は取材なしにはどうにもなりません。しかし、その手間をかければ必ず新鮮な収穫があります。

取材ではありませんが、スーパーのパートタイマーで共済の勧めをしていたことがあります。店内でお客さんを捕まえて「何か共済のようなものに入っていますか?」などと声をかけていくのですが、これも人々がどのような考えをしているのか、どういう共済や保険に入っているのかなどを取材しているのと同じようなものでした。
やはり声をかけるのには勇気が必要で、決められた時間、片っ端からお客さんに声をかけることを決めたからには、それを実行するわけで、内心お客さんが来なきゃいいな、などと願ったりもしました。声をかけたお客さんがことごとく断わってきても、粗品だけは気持ちよく手渡すという方法で頑張っていると、だんだん場慣れし、いつも来るお客さんなどは、共済には入らなくても無理やり加入させられるわけではないとわかると、家族が数年前に急病になったとかの身の上話などする人もあって、その仕事を通していろいろな人間模様を見ることができたと思います。

だから、他人に向って取材するということは、自分自身が考えたり想像したりするだけでは到底発見することのできないことを発見することができるので、非常に興味深いです。

しかし、そのためにはやはり「自分はどういうものであってそれを調べる必要がある」という立場が必要であるし、何よりも「何を調べるべきなのか」という課題を課してもらわなければ、自分が何を調べるべきかもわからないのです。

どこかへ行って何か調べて文章にまとめればお金がいただけるというような仕事があったら、ぜひやってみたいですね。