多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

安倍の大暴走に反対する最近の街宣活動

2013年12月30日 | 集会報告
今年は、安倍の大暴走が続く年だった。12月だけ考えても、強行採決につぐ強行採決だった特定秘密保護法の成立、カネにものをいわせた辺野古埋立承認の「強要」、靖国神社参拝によるアジアのみならず欧米との摩擦増大など、ファシズム国家への道をひた走りに走っている。こうした安倍政権の暴走を止めようとする市民活動も徐々に盛り上がった。とくに街頭デモや集会はここ数年になく規模も回数も拡大した。

12月22日(日)、首都圏反原発連合の国会前抗議集会があった。
「原発いーらない!」「再稼働反対」「廃炉、廃炉、ハイロ、ハイロ!」。毎週金曜の官邸前行動と同じだが、規模がアップしたシュプレヒコールが轟いた。
国会大包囲は大成功で、主催者によればこんなことは60年安保以来なのだそうだ。
11月から12月にかけて全国を回ったたんぽぽ舎の柳田さんによれば「毎週金曜夕方の官邸前行動は全国に波及している。東京は全国の灯台となっている。また現在原発はすべて止まっているが、地元の人にとって安全安心で、『自然が戻ってきた』と喜ばれている」とのことだった。
ところが安倍政権は新年早々「原発をベースエネルギーとし、民主党政権のときに決めた2030年代に原発をゼロにする方針を覆す」ことを閣議決定しようと目論んでいるとのことだった。参加者全員怒り心頭に発し、国会への抗議の声は一段と大きくなった。
わたしはさすがに毎週というわけにはいかないが、少なくとも月に1回は官邸前に足を運び抗議行動に加わった。
抗議集会やデモのドラム隊やトランペット、サックスなどの演奏はすっかり定着した。年末の国会前集会では、いつものジンタらムータに加え、エッグブレインというロックバンドのパフォーマンスまであった。

12月6日(金)特定秘密保護法に反対する大きな国会前行動が参議院議員会館前で開催された。道路には巨大な機動隊員運搬バスが何台も並び、空にはヘリコプターが爆音を上げていた。戒厳令下の国会前はこんな雰囲気だったのかと思った。「採決は無効だ。差し戻せ!」「これが民意だ、よく聞け」「アベシンゾーは恥を知れ!」「イシバシゲルは恥を知れ!」とシュプレヒコールを上げた。石破幹事長はデモもテロだと言ったが、これは特定秘密法が「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要する活動」をテロと定義しているからだろう。「わたしたちはテロじゃない」というシュプレヒコールまで上がった。一方「福島みずほ、ありがとう」「山本太郎、ありがとう」というコールもあったが、これはちょっとやりすぎだと感じた。
しかしこの夜深夜、参議院本会議で可決してしまった。それにもめげずその後も、たとえば12月13日参議院前で秘密保護法を廃止しようという一団の姿があった。

官邸前から全国への波及のひとつとして、今年は10月30日に新橋スーツデモが実行された。新橋は東京電力の本社所在地だ。平日の夜にもかかわらず、600人もの人が集まった。わたくしも含め「フツー」のスーツ姿のサラリーマンの集団だった。

また9月には、ついに差別・排外主義に反対するデモが実行された。数年前から在特会、主権回復を目指す会、日侵会などヘイトスピーチ団体が勢力を伸ばしてきた。今年10月には京都地裁で有罪判決が出た。当然である。しかし差別撤廃東京大行進では、レイシストをしばき隊・男組とヘイトスピーチに反対する会のあいだでトラブルがあったようだ。
11月には安倍政権の教育政策に反対するビラまきが阿佐ヶ谷駅前で行われた。総勢10人くらいで約1時間300枚のビラをまき切った。

☆一方、増田都子さんの都教委に対する抗議活動はいまも月末早朝に都庁第二庁舎前で続いている。都教委に対する解雇撤回訴訟は5月に最高裁で却下されて終わった。しかし東京都学校ユニオンはいまも存続するのでビラまきは続いている。
写真は年末の12月26日早朝都庁第二庁舎前で行われたビラまきにて。

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