東北新幹線 E6系「スーパーこまち」の先頭車両、その“目”を見れば、そこには確かに、カーデザイナー ケン・オクヤマの息吹が感じられます。
従来の新幹線にはなかった切れ長のヘッドライトは、ケン・オクヤマが手がけたエンツォフェラーリのそれとシルエットが重なります。
さすがに、究極に早く走る車体をデザインさせたら天下一品だなぁーと、感じざるを得ない、この鋭い眼光に一発でヤられました。
本体の空力ボディに合わせ、くさび型のアローシルバーのカラーリングと一体化させたヘッドライトの造形は実に近未来的。
馴染みのある東海道新幹線の、正統派の血統とは異なる強い存在感は、いくら見ていても見飽きることがありません。