薬師寺 鬼追い式

四月五日、日曜日。
奈良　薬師寺では花会式（はなえしき）の法要が結願（けちがん）を迎えました。
法要の最後には、恒例の鬼追い式が。
舞台に登場した五匹の鬼達は、罪人や悪人を象徴したものではなく、私たちの心に巣食う“怒り”の感情の表れだそうです。
そういう思いで眺めていると、それはそれは恐ろしい形相の鬼達。
舞台の上や下を暴れまわる鬼の悪事は、思った以上に迫力満点。
炎と鬼。
二月堂のお水取りでもそうですが、奈良の世界遺産では炎と共に、春がやってきます。