『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

伝わらない言葉と思い

2008年02月29日 03時53分52秒 | 日々の出来事
・・・タイトルが重い・・・

いや、その・・・笑いどころですからぁ!!

卒業認定結果をただひたすら待ち続けるⅠが1週間まとめてバイトに出かけた。
「昼食に出られんかもしれんし、おにぎりだけでいいから作ってくれる?」と
珍しく“お願いモード”

この子に弁当を作るなんてもう早々ないだろうから、母は「よっしゃ!」と答えた。
そんな風に思ったら「おにぎりだけでは物足りないなぁ。」って事で結構頑張って、
4日目に、でっかいおにぎりを作るのに飽きて来たのでそぼろ弁当にした。

弁当箱にご飯を敷き詰め、ひき肉と卵と鮭の三食そぼろに青物を散らすだけのもの。
バイトから帰ってⅠが一言。
「いきなり、そぼろ弁当でびっくりするやん!あれはクライマックスに持ってこな。」

はぁ?・・・

そりゃ、幼稚園の頃から二人揃って大好きなメニューではあるけれど、いまだに?

そうくれば「最終日のクライマックスにはもっと派手なのを!」と思うのが母の心理。
錦糸玉子と海老と大葉と紅生姜で派手に仕上げたばら寿司にした。

そこで、事件は起きたのだ。
丑三つ時を過ぎてから寝る前に作るお弁当。
少し余ったので、背の君の朝食用にと別皿に盛り付け、
メモを書いて、ねぐらに戻ったのだけど、朝家に帰ると少し食べただけで残してある
「ほう・・・せっかく作ったのに食べないのか。」・・・腹を立てつつ私が食べた。
Ⅱは、ばら寿司は苦手だしね。あの美味しさが分かんないとは人生損するよなぁ。

夜「せっかく作ったのに食べんかったんやぁ」と文句を言うと、背の君は大声で言った、
「食っても良かったんかぁっ」・・・・はぁぁぁ?
「ちょっとだけしか食べたらあかんと思ったのにぃ」・・・なんで?


さて、ここで問題です。
「ばらずし、ちょっとだけやけど、食べていいからね~~。」
これは私が書いたメモの内容。これをどう読むか?って話な訳で・・・。

私の思い量がちょっとだけしかなくて悪いけど、食べてねぇ。
夫の重い全部はあかんけど、ちょっとだけやったら食べてもええんやな。

背の君は夜の残業が嫌いなので、ここ数年早朝出勤で遅くても5時半には家を出る。
その時間、私はやっと熟睡モードなので、勝手に行ってもらってる。
そんな生活パターンが長く続いて、徐々に深まる夫婦の溝・・・?

朝も暗いうちから、背の君が冷蔵庫を開けてごそごそするのは良いけれど、
「~の為に」残しておいた物を食べちゃって、何度か文句を言った事がある。
それがずっと気になってたんだろうなぁ・・・全部食べると私が怒ると思ったらしい。
って私が悪いんかい

その後、そのメモを巡って親子総動員で大議論に発展し・・・
結果、背の君の受け止め方に問題があると一件落着・・・よっしゃ、私が勝った!


しかし、それだけでは終わらなかったのだ。
「置いてあるもんは遠慮せんと食べはったらええやんかぁ。」と
私がその時一応優しく言ったのが原因で、
昨夜、Ⅰが明らかに激しく落ち込んでいるのに遭遇した。

「おとんがぁ・・・おとんがぁ・・・」・・・悲壮な叫びである。
「なんや?どうした?」

「おとんが、“ごでぃば”のチョコレートを食てもうたぁ。
最後の一個やったのにぃぃ」



バレンタインデーにもらったチョコレート
大事に大事に夜中に味わいながら一つずつ食べてたのに、
最後の一個を食べるのを惜しんで置いてたんだなぁ・・・。

あんまり本気で悔しがるので、母は・・・母は・・・

大爆笑!!   あぁぁぁ、お腹が痛いって

「あのさぁ、笑ってやるなよ。あいつ本気で凹んでたで。」とⅡが困ったように言う。
知るかぁ!いつまでも残しておくのが悪い!
だけど背の君には「何で食べてしもたん?可哀想やんかぁ。」と笑いを堪えて言った。
そしたら彼は言ったのだ。
「置いてあるもんは食べてもええって、ぽーが言うた!」・・・あん?

やっぱり、私が悪いんかい

どうも全てに関して、意思の疎通が出来ていない事を痛感する今日この頃である。



「・・・あと少しなんだよなぁ、この生活・・・。」と口には皆出さないけれど、
少々それぞれのテンションが上がっているような気がする。
瞬間、瞬間がどこかしら濃密に、けれどいつもと変わらぬ時が流れている。


これで春になってもまだ愚息が家にいたら・・・笑い話にもならないなぁ・・・




=====================================

*昔なつかし五目寿司、何て呼びます?ちらし寿司?ばら寿司?まぜ寿司?
 うちでは「ばら寿司」が通常の呼び名ですが、それぞれに意味があるのかしらん?




コメント (13)    この記事についてブログを書く
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13 コメント

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Unknown (ウルル)
2008-02-29 04:21:14
ブハハハハ(≧▽≦) 
あかんてぇ! 夜中に笑わせたら~~~ ウハハハ
クライマックスかぁ~~~  可愛いわ~~

しかし  ククク(≧m≦) 笑い事ではないけどねぇ
我が家では そう言う物にはすべて名前書くようにいってるよ!
うちの旦那も 置いてある物無頓着に食べるからぁ
そう思えば 食べてねって言っといても食べなかったり~

だから必ず ちゃんと解るように書いておくわ
今もね あのパンに 一人何個ずつかメモに書いたのよ
まぁ長女はさほど気にしないけど 次女は・・・恐いからねぇ
食い物に関しては・・・めっさ怒る!
だからとにかく名前書かせるわ なんだかねぇって感じだけどね
まぁ五月蠅いのは 旦那と次女のもつれだけなんだけどね ハハハ

ちなみにご主人も早朝出勤なのね うちもよ
だから今 弁当作ったわ 普通のをね

私はちらし寿司っていうよ、でも旦那はまぜご飯って言うわ
さて、もう寝ます~~   お腹空いたな・・・
返信する
私も朝から~笑い~!! (あっきぃ)
2008-02-29 11:16:39
『ちょっとだけやけど』の“ちょっとの量”の感覚が
背の君様とぽれぽれさんとでは違うんですね~
 失礼しました~。
 どうも背の君様のイメージがナイーブで少食のような感じで…。

でもぽれぽれさんのご家族やっぱり良いなぁ。
それぞれの変化の季節の前に
今の時間をいとおしく大切に感じてるんですね。
それにみんなぽれぽれさんのお弁当大好きなのね!

ごでぃば事件、背の君様は確信犯と見た!
きっと前々から目をつけていたと思われ…。

私も「ちらし寿司」と言います。
でもそう言うとウチの旦那はんは
鮪や海鮮たっぶりのお寿司屋さんのちらし寿司と思い込み
空騒ぎをしてその後テンション下がります。
 (彼はおぼろギライ)
返信する
愉快愉快 (かめこ)
2008-02-29 14:25:30
ぼれぼれさんって、作家の才能あるんじゃない?
どうして、こんなに面白く書けるのかしら?

つるちゃんは、お祝いと言うと、「ちらし寿司」作ってくれたなぁ。
かめこにとっての母の味です。
そういえば、昔、あっきぃさんと同じエピソードあるわ。

置いておいたものを食べちゃうのは、子供の頃から、もっぱらかめこ。
逆に、食べられると、いつまでもネチネチ言うから、
オットさまなんて、気を使う使う。
今も、食事の時でさえ、自分の食器でないものは、『食べていいの?』って、聞くかも。
返信する
すみません (ぽれぽれです)
2008-03-02 04:18:53
コメントありがとうございます。

わはは~♪笑っていただけましたぁ?

私は、ごでぃば!と聞くだけで、あと数ヶ月は笑えそうです。



あの~、ごめんなさい。お返事書きたくてうずうずしてるのですが、ちょっとだけ待っててくださいね~。



元気…過ぎるくらい元気なのですが、パソコンの前にゆっくり座れないのです~。

ごめんなさ~い。



あ…執念深い背の君が毎日、言うので

今晩の夕食はマグロたっぷりのちらし寿司にしましたよ。

これでしばらくは落ち着くものと思われます。



食べ物の恨みはコワいです(笑)

では、また後ほど。





返信する
(*ノωノ)ぷ (mayumi*)
2008-03-02 04:32:12
(*ノωノ)うぷぷ
深夜に、パソコンの前で爆笑です(笑)

私も、自分のお菓子を冷蔵庫に入れる時は
名前書いちゃってます(;・∀・)=3
食欲に貪欲なのです~
いやぁー、でもバレンタインデーのチョコは
また特別ですよね
ゴディバなら、尚更・・・(゜∀゜人)

うちも、【ちらし寿司】でした^^
返信する
Unknown (ウルル)
2008-03-03 00:31:43
私は 明日(今日?)ちらし寿司を作るわ♪
雛祭りだしねぇ 娘(次女)が五月蠅いのよ!
何するんやぁ ご馳走かぁぁぁあ!って(^^;)
いつまでも 食い気の娘です ハハハ

米レスは全然気にしなくていいからね!
返信する
遅くなりました~っ。 (☆ウルルさんへ)
2008-03-04 03:41:06
名前?名前!!
それは良いアイデアだわ。今度からそうしよう

ったく、食べて良いのは遠慮して食べないくせに、
食べたら困る物は食べちゃうんだからねぇ。
けど、幾つになっても食べる物の恨みは尾を引くものね。
何でこうまで子供みたいに・・・って思うけど、
食べ物に執着するってのは元気な証拠かも
それに、笑いのねたを提供してくれるんだから良い事かも

ウルルさんの夫様も早朝出勤なのねぇ。
夫様のお弁当も作ってるんだぁ、偉いなぁ。
うちはもう何年も作ってないよ。
会社の食堂で2~300円もあれば立派なのが食べられるもん。
抜ける所からしっかり手抜きです

やっぱり“ちらし”が一般的なのよね、きっと。
母が“ばら寿司”って言ってたから故郷の方言なのかも。
返信する
ちょっとだけよ~ん♪ (☆あっきぃさんへ)
2008-03-04 03:58:17
お返事遅くなっっちゃいました

うん。夫は食がほそ・・・・・・・かった。
両足の隙間から向こうが見えるほどほそ・・・かった。
確かに、ナイーブ・・・・・・だった。

・・・・・・全て過去形でおじゃる・・・・・

でも、彼は健康管理は神経質にちゃんとするのです。
食事の量も自分でコントロールしてます。
なのに、ごでぃばを食べちゃったんです。
余程、気になってたと思われます・・・くくくくっ。


お弁当ねぇ、私は作るの嫌なんだけど好きみたいですよ。
おにぎりの大きさも、中の具も三人三様、好みが違うのよ。
いや~ねぇ。

そうそう、夫も“ちらし”と言うと、お刺身は?って聞いてた。
あっ、そうだ!結婚する前に母と夫との間で
【ばら寿司事件】と言うのがあって、
母は何年もず~っとその事を言い続けてたのを思い出した

面白いので今度また記事にしますね
食べ物にまつわる話は面白い事がいっぱいあるわぁ。

正直言うと、私が一番食い意地がはってます。
実際“ちょっとだけの量”は明らかに大きな違いがsります
私のほうが夫の倍量を想像しちゃってるかも~っ

返信する
そう!私も母の味です♪ (☆かめこさんへ)
2008-03-04 04:18:47
お返事おそくなりました

わぁ、つるちゃんの“ちらし寿司”美味しかったんでしょうねぇ

母の味と言えば、冷麺もそう!
余りにも独創的だったので、それが冷麺の味だと思っていた私は
初めてお店で食べた時に、とってもびっくりしちゃいました。

母は生物が嫌いだったので(お刺身も食べなかったの
“中に火を通す”事に神経質すぎる程気を遣ってました。
なので、ハンバーグも“蒸しハンバーグ”
焼くと生焼けの場合がある!と、頑固に言ってました。


あら、何だかいろんな事を思い出してきちゃいましたよぉ

その頃使っていた蒸し器は今は私の必需品なんですよ
お鍋自体はべこべこに、あちこち凹んでるのだけど、
一番“母の味”が作られたお鍋なのですよ。
返信する
なんてったってゴディバです(笑) (mayumi*ちゃんへ)
2008-03-04 04:28:24
遅くなってごめんなさい。

え?そうなの?
名前を書くのって一般常識?・・・知らなかった

楽しみに取っておいたものほど
思いもよらない形で食べられてしまうショックは大きいものなのよね。

かわいそう・・・だけど、面白すぎました~っ
くふっ、事件は冷蔵庫の周りで起きるものなのね。

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