『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

素直に響く

2005年10月24日 02時17分01秒 | 歌と私と私の祭り
歌と一緒にいる時は多分私は一番素直になってる。
ゴスペルを歌っている時は特にそう思うことが多い。
素直な心で美しく・・・なんてのじゃなく、
喜び、悲しみ、怒り、苦しみ、切なさ、優しさ、愛しさ。
様々な感情が渦巻いて、時には歌えない。
「これは、歌えない。」と泣きそうになって言った事がある。
でも、それで良いのだそうだ。
歌の前で、何を包み隠す事があるだろう。
はじける時ははじけたなりに、落ち込んだ時もそれなりに。
嬉しいときは笑顔であふれて、哀しい時は涙と共に。

私だけじゃない。同じ歌を聴いていると自然に素直になるのは愚息も同じ。
おかしな血をひいてしまったかと思うと、ちょっと残念(笑)
年に一、二度、ある歌い手さんのコンサートのチケットを取ってくれる奴は
普段はあまり喋らないが、歌や映画の話になると饒舌で、頼みもしないのに
「おかんが好きそうだ。」と近頃の歌い手さんのCDを勧める。
この春まだ寒い時期、コンサートの帰り道、まるで人事のように
体調を崩して医者に通っているとぼそりと告げる・・・馬鹿め。

そうだよね。久しぶりに家に帰っても、私はほとんど家にいない。
年がら年中バタバタしていて会話はメールですます事の方が多かった。
すぐに言い出せない状況を作ってしまっていたのは私。
かぁちゃんよりもぺこちゃんよりも、気にかけねばならなかったのに。
全くひどい母親だね~。前から思ってたけど、母親失格かもね。

先日もぶっきらぼうに、新しく出たCDを差し出す。
私は、他に大事な事もあるくせに、まずはその中の歌の話をぽつぽつ話す。
なんだかんだ言おうとしても、他の事は素直には話さないものね。
お~い、意地張って、がむしゃらに突っ走ってんじゃないよ。
ま、これも人の事は言えないか・・・。

半年休学して先月復帰。
頑張れよ~、ほどほどに。でさ、歌はどんな時も忘れちゃ駄目だよ。
共に口ずさんだり、時には号泣したり、別に恥ずかしくないじゃん。
自分が素直になれる場所、大切にしなよね。

・・・CDはちゃんと歌詞カードと共にケースに入れるのも忘れないように。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そりゃないよ! | トップ | 参上!パート3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿