西表島 POLEPOLE アウトドアツアー

急がず焦らず、ポレポレな毎日を志すツアーショップのブログです。

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第3弾 シーズン前のレスキュートレーニング

2019-05-31 15:56:40 | 安全への取り組み
2019.5.31 今日はストレッチャーのたて穴搬送訓練。

事故発生個所から入り口出口ではなく、地上に続く天井の穴から搬出するべきだと判断した場合の訓練です。
※使用するストレッチャーは訓練用の物ですので人を載せて使用する機材ではありません。



このシステムはロケで使用したり、今までで回数もこなしてきたので迷わず焦らず確実に作業を進めます。






今回は救助者2名、傷病者1名の設定、準備完了まで24分。





今回のストレッチャーには推定65kgの重りを載せました。
僕の体重より少し軽かったのでそれくらいだと思います。








毎回驚くのですが、機材はこれだけ。



この機材で横穴搬送訓練も縦穴搬送訓練も完結しました。

ツアーシーズンの大きな準備はひと段落、これからカヤックや車、トレーラーなど点検修理が続きそうです。

西表島に助けられてばかりですが、安心と安全を土台に、 いい場所・いいガイディング・いい写真でお客様に満足していただければ幸せです。



2019年も皆様のツアーご参加お待ちしています。



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第2弾 シーズン前のレスキュートレーニング

2019-05-30 20:19:52 | 安全への取り組み
2019.5.30 今日は昨日の後半に行った横穴搬送の現場トレーニングを行いました。

まずは陸上でシステムの確認。





進行方向の変換時に中間支点を設け、ロープに対して3点でストレッチャーを吊ることで支点通過時にも2点確保を行うシステムにしました。
※頭部通過時はさらに確保をもう1か所追加し、更に安全率を高めました。


午後は洞窟内へ。





レスキュー3で学んだ内容をベースに、搬送ルートにロープを張ります。

このロープに3点吊りでストレッチャーを移動、宙に浮かない箇所も多いですが手を放しても安全である事が大きな安全要素になりました。
ちなみにストレッチャーに乗せたバッグの中に石を入れ、重さは推定45kgです。






やってみて分かった事ですが、もっと体重の重い傷病者でも2人で安全に搬送できるであろうという結果になりました。
ストレッチャーを後ろで支える役の人は自分の足元がほぼ見えない事もロープのおかげでカバー出来ます。
救助要請が出来ない場合でも2人で搬送できるというのは大きな安心です。







また、数メートルの段差も機材を増やすことなく引上げ対応できました。



このシステムは今後も改良を重ねる予定ですが、機材の使用も最小限であり、方法もシンプルなので大きな変更はなさそうです。

そして何より、両手を放しても安全なので「傷病者への声掛けや心のケアにも配慮できる心と体のゆとり」が生まれそうです。


明日はたて穴搬送です、どうか雨が降りませんように・・・
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シーズン前のレスキュートレーニング

2019-05-29 17:33:32 | 安全への取り組み
2019.5.29 夏のツアーシーズン前にケイビングのレスキュートレーニングを行いました。
ツアーで使用する鍾乳洞の中で起こる万が一に備え、シーズン前に毎年行っているものです。

※「ストレッチャーを使用しないと洞窟の外へ移動できない怪我」が洞内で発生したと仮定。
洞内形状や移動の難易度を考え、事故発生場所から洞窟の入り口・出口へ向かうよりもロープでの引き上げにより地上へ移送するべきと判断した場合のトレーニングです。


実際に現場で行う前に、今日は室内施設にてシステムの確認。



前回は沖永良部島でのレスキュー訓練以来、約半年ぶりの実施です。
何か所か曖昧な部分もありましたがしっかり確認できました。



後日実際に現場にて訓練を行います。



そして休憩をはさんで午後の部。

午前と同じ洞窟内にて、事故発生場所から洞窟の入り口・出口方向にストレッチャー搬送をするべきだと判断した場合の横穴搬送ルートを確認。
足場の悪い洞窟内の搬送中に二次災害が起こらぬよう、最小限の人数で安全にストレッチャー搬送を行えるよう、搬送ルートにできる限り沿わせて張ったロープにストレッチャーを吊り下げ移動するシュミレーションを行いました。






この状況を出来るだけ地上で再現し、実際に荷重をかけた状態での繰返しトレーニングや資器材の簡素化など検討して現場での訓練、が今後の予定です。

こういった救助訓練はお客様の為であるのは当然なのですが、訓練を行うことで少しだけガイド自身もツアー中に心のゆとりが生まれます。
ツアー回数をこなした慣れによる心のゆとりではなく、ちょっと説明しずらいのですが・・・自信のような荷が軽くなったような、そういう気持ちの余裕、ですかね・・・掴めていませんが。


これからも夏のツアーシーズンに向けて着々と準備を進めていきます。
すべてはお客様のために、安心安全のケイビングツアーのために。

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日本ケイビング連盟 全国合同講習会

2018-12-06 14:03:34 | 安全への取り組み
2018年11月29日から12月5日 日本ケイビング連盟 全国合同講習会に参加してきました。

7日間の講習、参加者は北海道、愛知、奈良、沖永良部、西表島から合計14名が参加。

会場は「沖永良部島ケイビングガイド連盟」
※ケイビングガイド「協会」ではありません。お間違いなく。



講習内容の主なものは
・オンロープレスキューテストと訓練
・ロールストレッチャーの使用方法
・竪穴搬送システムの構築、実地訓練
・水深のある横穴搬送訓練
・洞窟内キャンプ
・傷害、賠償などツアー保険の情報交換
・沖永良部支部によるツアーフィールド紹介
でした。



各支部ごとに手順の違うオンロープレスキュー、手順は違えど迅速に、シンプルに、安全に。
日本ケイビング連盟では8分以内に完了しない限り竪穴でのSRTひとり立ちは許されません。
日ごろの練習の成果が如実に表れるタイム制限のあるテストでした。



沖永良部支部所有のロールストレッチャー、今回はこれで搬送訓練。









竪穴搬送は室内と事前確認を経て実地講習です。










洞窟内キャンプも講習に含まれます。



講習最終日は沖永良部が世界に誇る銀水洞へファンケイビング。

これが入り口。
(注:ツアーの入り口とは異なります。)


高価な水中ライト、ツアーでは60本使用するとの事。
1本でいいから欲しい・・・











洗濯物干場はパンク状態。
ギア好きにとって中々いい光景です・・・笑


レスキュー訓練もそうですが各事業所のツアー備品、保険、写真、ツアースタイルなどの情報交換が出来たのも収穫でした。
何かと消耗するツアー道具が多いケイビングツアー。
各ガイドが抱える悩みは似たようなものが多いです。

課題はたくさん残りましたが、次回以降の講習会も大変楽しみです。
これからも各団体が主催している野外活動関係の勉強会に参加し、そこで得たものを自分たちのフィールドとツアー内容に照らし合わせ、改善や強化を行い安心安全なツアーを目指し続けたいと思います。



今回開催にあたってお世話になった沖永良部島支部と連盟本部の皆様。
ありがとうございました。
滞在場所を提供頂いた新納さん、快適な滞在になり有難かったです。
ありがとうございました。
講習に参加した皆様もお疲れさまでした。
早い人は来月会うわけですが次回会えるのを楽しみにしています。



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WAFA ウィルダネスファーストエイド講習

2018-10-21 18:54:50 | 安全への取り組み
2018年10月18日から21日までの間、ウィルダネス メディカルアソシエイツ日本支社 主催の野外救命救急アドバンスコースWAFAに参加してきました。



野外活動愛好家から山岳ガイドの方々まで北は岩手、南は沖縄より14名が参加。
今回は3年ぶり2回目の参加ですが、有効期限が3年ですので改めて受講する事に。
結果を先に言いますと無事に合格。
時間と費用は大きな負担でしたが、得たものはそれ以上になる大きな収穫となりました。
参加者数が集まれば沖縄開催もお願い出来たのですが今回はあえて県外での参加を行い、顔見知りの集まりになってしまう事を避けました。
県外で活躍するガイド業の方々との繋がりも出来、全てにおいて充実した4日間でした。



講習中の写真はゼロ。
写真撮ってる時間と余裕は全く無く、休憩時間は頭の中を休め整理する事に専念せざるを得ない濃厚な内容でした。
写真公開を禁止されている訳ではないです。


この講習の狙いや目的は、
目の前の症状への対処は緊急なのか緊急ではないのか、ウィルダネス状況下において助かるのかそうではないのか、の「線引き」が出来るようになる事です。
(ここで言うウィルダネスとは通信手段やアクセス方法の乏しい僻地。災害現場なども同じ状況になり得る。)
通信手段の乏しいアウトドアツアー中、万が一の際に出来るだけスムーズな対処を行うための備えです。

4日間の内容は室内で学んでそれを野外にてシュミレーションレスキュー、を繰り返します。
傷病者は流血してたり意識を失ったり突然発作が起きたり、呼吸が困難だったり、かと思えばただの寝不足だったりあの手この手で習熟度を試されました。
迫真の演技と緊張感に押し潰されるほど追い込まれる所がこの講習の真骨頂ではないかと思っています。
でも実際はその10倍は追い込まれると思うのですが…



自然災害が特に多かった今年は必要性を感じた団体から多くの問い合わせがあったようですが、我々ガイド業を営む者にとっても核心を学べる大変有難い講習なのです。
出来る事なら死ぬまで使いたくない技術ではありますが…

医師向けや救命士限定コースなど更に高度な内容も用意されているWMA。
これからも永らくお世話になる事になりそうです。



会場となった御殿場の国立青年の家の皆さま、大変充実した設備のおかげで快適に講習を受ける事ができました。
ありがとうございます。

今回の講習参加者の皆さま、見事な傷病者演技で焦らせてくれてありがとうございました。
お陰で妙な団結力が生まれましたね。

そして講師の皆さま。
テキストを見るだけでは到底理解できない内容をあの手この手で説明頂き本当にありがとうございました。
お陰様で内容をなんとか理解出来、充実した内容を手にすることができました。




今回学んだ内容を生かし、お客様に少しでも安心感を抱いて頂けるツアーショップをこれからも目指していきます。

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