急ではありますが
僕はサニーデイサービスの「若者たち」という曲がとても好きだ。
軽くはずむ様でしっとりとした宙を舞う言葉、やるせない空気と淡い色、どこか切ないギター・・
老舗のマニアの方からすれば、ふん、という感じかもしれませんが、僕はサニーデイを聴いたのが遅く、「若者たち」を初めて聴いたのは「bestsky」というベスト盤でした。しかし、(ベスト盤という性質上)年代をばらばらにして聴いた僕にとってそれは驚きでしかありませんでした。
こんな洗練された不思議な雰囲気を持った曲は恐らく後期の作品であろうと、ディスコグラフィーを見たところ、なんとデビューアルバムでこの曲を作っているというではありませんか。
奇跡みたいな曲です。
その人の、あるとき、ある時代の、ある一瞬でしか創れないもの。しかもその多くが創られもしないで機会を失って消えてゆく。この曲は運よくしかし生まれるべくして生まれたのです。そんな感じ。
最後に「若者たち」からなんだかとてもぐっと来る歌詞を
* * *
彼女はといえば
遠くを眺めていた
ベンチに腰掛け
若さを 持て余し
ずっと泣いていた
* * *
僕はサニーデイサービスの「若者たち」という曲がとても好きだ。
軽くはずむ様でしっとりとした宙を舞う言葉、やるせない空気と淡い色、どこか切ないギター・・
老舗のマニアの方からすれば、ふん、という感じかもしれませんが、僕はサニーデイを聴いたのが遅く、「若者たち」を初めて聴いたのは「bestsky」というベスト盤でした。しかし、(ベスト盤という性質上)年代をばらばらにして聴いた僕にとってそれは驚きでしかありませんでした。
こんな洗練された不思議な雰囲気を持った曲は恐らく後期の作品であろうと、ディスコグラフィーを見たところ、なんとデビューアルバムでこの曲を作っているというではありませんか。
奇跡みたいな曲です。
その人の、あるとき、ある時代の、ある一瞬でしか創れないもの。しかもその多くが創られもしないで機会を失って消えてゆく。この曲は運よくしかし生まれるべくして生まれたのです。そんな感じ。
最後に「若者たち」からなんだかとてもぐっと来る歌詞を
* * *
彼女はといえば
遠くを眺めていた
ベンチに腰掛け
若さを 持て余し
ずっと泣いていた
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