一瞬は永遠であり、永遠は一瞬である　-其ノ四-

～続き～

※注意書き

今回のブログ(日記)は実際に此の施設で
体験した事を嘘偽りなくそのまま記してます。
信じる信じないは読み手の貴方次第。

ちなみに自分は精神を患ってません。
ただ思考回路が中学辺りで止まってます(笑)。

早池峰神社から５分もかからない小学校に到着。
都会では全く見ない平屋の小学校。
今は学生さんの体験学習やキャンプ等に使用される施設に
生まれ変わって現役続行中みたいだ。

もう何か居そうな雰囲気だなぁ。
まさに旧校舎って感じがする。
長い長い廊下の向こうで誰かが此方を覗いていそう。
子供の時に見た『学校の怪談』と云う映画を思い出す。

とりあえず時間もあるし教室を見学でもしますか。
…と云うか神社以外に時間を潰せそうな施設が
此処しかないんだな、コレが(汗)。

わー、ダルマストーブのある教室を初めて見た!!
親父がよく言ってたな(群馬の山育ち)。
ダルマストーブを囲んでニコニコして会話をしている
少年少女を思い描いて思わずホッコリする。

…が、何かおかしい。
やっぱりね、年代物の建物だから軋むのよ。
歩く度に脇の本棚やらロッカーがガタガタ音を立てる。

が、どうでしょう。
全く近づいていないのに教室の片隅に飾られている
案山子付近がガタガタ音を立てている…。

始めは風かなぁと思いつつ無視していたが
ふと思い出すと其の日は風なんか吹いてない。
…まあ、いいか。

気のせいにして教室を出る。
背中に何かしらの気配を感じながら。

音楽室だろうか、此処は。
此の学校の出身ではないがノスタルジックに浸る。
色褪せた音楽家の肖像画、防音を兼ねている壁の質感。

ピアノや鉄琴に木琴。
大太鼓にトライアングル、タンバリンetc.…。

まさに小学校の音楽に使われる楽器オールスター。
勝手に小学校時代の音楽の授業を思い出してセンチメンタル。
だいたい育ちの良いクラスの女子はピアノを習ってんだよね。
みんな元気にやってんのかなー？(旅に関係ない)

通称『座敷わらしの教室』と呼ばれている教室。
なんか奥に祭壇があって、どうやら座敷わらしを祀ってるらしい。
そんな事も知らないので其処に近付かず
教室の壁に貼ってある展示物等を一心不乱に見る自分。

…だが、その時だった!!
完全に隙だらけの自分を見たからか
それとも全く相手にしてないから機嫌を損ねたか。

パシィィィィィン!!

木材が割れるか叩きつけたような炸裂音が教室内に響き渡る!!
頭が真っ白になり唖然とする自分。
音の鳴った場所に目をやるが何も異変は起きてない。
完全にビビりモードの自分がまずやった事。

「な、なんだよぉ～。」

と、音の鳴った場所辺りの虚空を見つめ大きい声で虚勢を張ってた。
もう完全にお化け屋敷の男子小学生と一緒じゃん。
俺は怖くないよアピールを誰にしてるんだ、自分？(笑)

とにかくご挨拶をしようと祭壇に。
此処に訪れた人達がお供えに置いていった
お菓子や玩具や人形が溢れている。

某缶コーヒーの景品のフィギュアは
たまたま飲んでいたやつだろ!?(笑)

隅っこに…あらあら、どうしましょう。 (*´`)
年代物の可愛い市松人形がコンニチハ。
なんかねぇ、最近は市松人形が好きなのよ。
しかも古いのが好きなのよ、表情が豊かで。

不思議な事もあったが教室から退室。
廊下を奥へ奥へと進む、慎重に。
また何かあったらビックリして心臓が止まるかもしれん(笑)。