我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

信じるか信じないかは貴方次第です!! -其ノ壱-

だいぶ間が空いちゃったねぇ。
だいぶ間が抜けてるのよォォォォォォ。



皇紀弐千六百七拾参年葉月壱拾七日(土)



コンニチハでございまする。
此処は愛知県の名古…いや犬山!!
まあ、いつもの様に名古屋にライブに来たのだが
自分は前乗りして此の右も左も知らぬ犬山に見参でござる。

木曽川の岸辺に何しに来たのかと?
鵜になったつもりで入水するのかい?
いや自分だと鵜には見えないよなぁ。

『のんのんばあとオレ』出て来た妖怪、
『ぬるぬる坊主』になって貴方にもたれかかるかい?
…って、其れは海の妖怪であった。失礼。


改めて…何故に犬山に来たかと?
情報元は友人、面白い自分好みの展示があると!!
実際には一緒に行かないかと誘われたのだが
お互いのスケジュールが合わず仕方なく一人で来たのであった。

では早速向かいましょうか。
此の道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ。
危ぶんでないが自分の人生は常に綱渡り状態(笑)。


もう緩やかな空気の流れる非常に牧歌的な街。
静かな街ですよ、ハイ。
ただ真昼間からDQNが賑やかに車を走らせてますが(爆)。



もうねぇ、忍術道場もあったりして。…忍術道場?! Σ(゚д゚;)エッ
興味はあるが中の人にバレないように恐る恐る覗いてみる。
なんか此方のほうが忍者っぽいな、これじゃ。

………。
う~ん、覗いてみたら割りとふくよかな紳士淑女が
和気あいあいと手裏剣を投げております。
みんなが言わないのなら言っちゃおうか。


…手裏剣は忍術なのか? (`・ω・´)


てっきり火遁の術とか水遁の術を連想してしまった。
まあ、そんなのを屋内でやったら修羅場となるがな、ガハハ。
其の前に『アジアの靴』が気になる。元は靴屋なのだろうか?
靴屋からのジョブチェンジ。チェンジし過ぎ。



そんな事もありまして目的の建造物に到着。
旧堀部邸と云いまして明治初期に建てられた
非情に趣のある武家風の屋敷ですわ。

此処で世にも奇妙な物が展示されてるとの事!!
もう気分がワクワクさんだね!!
自分の顔もワクワクさん系統だが。



コレですよ、コレ!
山口敏太郎の怪奇・不思議コレクション』!!

いわゆるひとつのオカルト関連のフリーライター
『山口敏太郎』氏が日本全国どころか世界で見つけてきた
世にも珍しい奇々怪々な代物を展示するそうだ。

ブログの前の貴方にもお見せしたいのだが残念ながら撮影禁止。
ざまぁみ…いや此処は自分が代表して鑑賞してこよう。



-鑑賞中-



…。
……。
………。
なんだよぉ~。
自分の見たかったチュパカブラもツチノコも
人魚もあの剥製も此のミイラも…


工芸品かよっ。 Σ(゚д゚lll)


横の説明書きに隠しもせず堂々と書いてある。
動物の死体を組み合わせたミイラで昔は
日本でも世界でも普通に土産物のとして売られていたようだ。

こういう文化も楽しもうみたいな件が書いてあったが
ポスターにまんまとハメられた感が否めない。
だって書いてないんだもの、そんな事。

自分、『本気』と書いて『マジ』ですから。
リアルを追求して此処に来た訳ですから!!
(そんな人間はUMAや妖怪を探索しないから)


もちろん貴重な物も沢山あったよ。江戸時代の妖怪絵巻や
肥後新陰流の秘伝書なんて凄いよ。

現実と非現実の狭間が大好きな自分にとっては心地良い。
そう精神的には心地良いのだが旧家だからね。
クーラーなんか取り付けられないから。


…う~ん、クソ暑い。 (;´Д`A


ほぼ同時に入ってきたカップル(デートには場違いだろ)や
ロマンスグレーの先客は直ぐに退陣、気付いたら独りぼっち。
公私ともに孤独な人間ですよ。

ある部屋なんか四方を囲むように
『魂の宿る旧日本軍の軍服』、『平安時代の呪詛に使用された人形』、
『深夜に笑い出す木の面』、『ひとりでに動く鬼の像』に
これまた『(霊的に)まばたきする木彫りの人形』。
そして『見ると死ぬ呪いの面』(京都の寺で供養中なのでコピー(紙に))。


…自分、大丈夫か?! (((゜Д゜;)))


呪われた、曰くつきの品々に囲まれている状態、独りで味わう。
悪しきモノから身を守るために結界を張るんだが
此の状況は悪しきモノで結界が張られているような(笑)。

とりあえず20分間ぐらい其の部屋で見物。無論、一人。
怪異が起こらないかずっと佇んでいたんだが特に無し。
おお、目に見えぬモノ達にも相手にされないか(笑)。


一通り見たので受付のある下の階に降りてくる。
受付の女性と適当に放談。
「人が居なければ説明しながら回るんですけどね。」


…人居ないじゃん!! (゚Д゚)ノ


そう心の中で咄嗟にボヤいたが不思議な話をしてくれた。
此の展覧会が始まって此処で起きた怪異。
七月のそれはそれは暑い日だったそうだ。



其の日も今日みたいに見に来ていたカップルと話していたそうだ。
雲一つない晴天、怪しい雲なんか全く皆無。
だが突然、此の庭の方から大きな音が響き渡る!!


ドォォォォォーン!!


其の場に居た三人が何事かと中庭に駆け寄ってみると…
巨大な鯉が陸地で勢いよく跳ねているではないか!!
予想だにしない展開でとりあえずカップルの彼氏が池に返したとか。

ちなみに中庭の池は高さ1m弱の金網に囲まれているので
どんなに鯉が水面を飛び跳ねたとしても越えられる高さではない。
何かが落下したような音と見覚えのない鯉。

其の受付スタッフはしきりにアレは空から降ってきたんですよ。
世界でたまにあるカエルとか小魚が降ってくる現象と同じだと。

う~ん、どうなんでしょう。
心霊的な怪奇現象とUFO以外はあまり経験してないから
何とも言えないのです、ハイ。


其の後は此の屋敷の造りの説明を聞いたので
折角だから屋敷の見物を決行。
奥の納屋まで一通り探検してみる。











コッチの方が雰囲気があって怖いんですけど。


奥から何か出てきそうな雰囲気がプンプンですよ。
段階を踏んで片付けているので、まだ片付いておらず。
人がいるのに廃墟っぽい感じがプンプン。


まあ、そんな感じで展示と屋敷を嗜み退却。
まだまだ器が小さいな、自分。
もっともっとオカルトを楽しまないと。


…楽しむものなのか、怪奇現象って? (メ・ん・)?



~続く~
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「想い出回想録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事