台北では2010年の11月から「国際花の博覧会」が2011年4月まで行われていて、今回の台湾旅行と重なった。博覧会では、台湾らしい風景や、台湾の食べ物や、台湾の人達の生活の一端に触れることができるというわけではないが、台北は今回で9度目の訪問だし、たまには趣向を変えて博覧会見学もいいな、ということで1日は花博を訪れることにした。 国家として認めていない国が多いせいで、国際的なイベントの機会も少ない台湾にとっては、きっと国の威信にかけていい催しにしようと頑張っているに違いない。台湾好き&博覧会好きのpocknとしては、やっぱり見ておきたかった。
花博の花園
たわわに実るマンゴーたち。そろそろ食べ頃では。。? 世界の庭園
ハワイアンダンスなど、アトラクションをやっているところも!
竹のトンネルをくぐると… 竹のドームへ導かれ、天井には不思議な丸窓が
これは台湾在住の安藤龍二により「龍の庭」と題された庭。2009年、台湾に甚大な被害と多数の犠牲者を出した八八水害の被災地に向けて、「未来を切り開く」というメッセージを込めて制作されたが、このメッセージは、「日本へのメッセージにもなってしまったことが、なんとも言えない心境です」と看板に記されていた。会場にいるはずだった安藤さんは、「被災地でボランティア活動をしているため、しばらく台北には帰れない」とも記していた。 ジリジリと暑い太陽が照りつけるなか、「龍の庭」だけが、えも言われぬ静寂に包まれているようにも感じた。 フードコート さすがは「食の国」でもある台湾は、フードコートも充実している。世界各国の食べ物を楽しめるが、台湾小吃(シャオツー)のコーナーを一回りして、台湾各地のおいしい料理を買い集めてきた。 新竹のビーフン、台南の臭豆腐、台中の肉円… どれも本当に好吃(ハオツー)だ。 茶花殿
庭園内のメインの建造物となっている「林安泰古厝」を見て、「ここ、前に来たことがある!」とすぐわかった。清朝時代の豪商・林氏の家が残されていて、中を見学したことがある。でも、そのときは、広い敷地にこの建物がデンと一軒あっただけで、池も、見晴台も、池の畔の茶室も、何もなかったはず。 花博のために、林安泰古厝を中心に、こうした回遊式庭園を整備したに違いない。これはおもしろい。花博の期間は4月いっぱいだが、ここはこのまま観光名所として保存されるのではないだろうか… そうなれば、またゆっくり訪れることができる。 各会場をつなぐ通路もたくさんの花で飾られている。 こちらは再利用のペットボトルで外壁を埋め尽くしたパビリオンの「トレンド館」。小さくプチプチと見える粒の一つ一つがペットボトルだ。 せっかくだから一つぐらいパビリオンも見学したかったが、長蛇の列を見て断念した。でもここはなんだか面白そうだった。。。 朝から夕方近くまでかけても、もちろんまだ全ての会場へ足を運ぶことさえできなかった大規模な花博だったが、その雰囲気は味わえたし、パビリオンの入場待ちはしなかったので、時間を有効に使え、それなりの楽しみ方は十分にできた。 台北街ある記 鹿港 台中/台鉄駅周辺 台中/精明一街周辺 癒しの国・台湾旅行2011トップページへ |
おもしろすぎる台湾
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