facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

癒しの国・台湾旅行2011 ~台北国際花博~

2011年08月31日 | おもしろすぎる台湾

癒しの国・台湾旅行2011 ~台北国際花博~

台北では2010年の11月から「国際花の博覧会」が2011年4月まで行われていて、今回の台湾旅行と重なった。博覧会では、台湾らしい風景や、台湾の食べ物や、台湾の人達の生活の一端に触れることができるというわけではないが、台北は今回で9度目の訪問だし、たまには趣向を変えて博覧会見学もいいな、ということで1日は花博を訪れることにした。

国家として認めていない国が多いせいで、国際的なイベントの機会も少ない台湾にとっては、きっと国の威信にかけていい催しにしようと頑張っているに違いない。台湾好き&博覧会好きのpocknとしては、やっぱり見ておきたかった。

「国際 花の博覧会in台北(2010 臺北國際花卉博覽會)」は、台北市内の4つの会場で開催される大規模な国際的なイベントで、テーマは「彩花、流水、新視界」。

台湾の科学技術などを紹介するパビリオンもいくつかあるが、パビリオンは週末で長蛇の行列が出来ていたのでパスして、世界の庭園の見学をメインに、4つのエリアのうち、円山公園エリア、美術公園エリア、新生公園エリアの3つのエリアを巡った。

入口ゲート周辺は大勢の人でごった返していたし、パビリオンはどこも長蛇の列だったが、各エリアはシャトルバスが連絡するほど広大なため、会場内のあちこちで無数の花々が咲き競う花壇や、世界各国の庭園などを一日かけてたっぷり楽しめた。

花博の花園


会場内ではどこを歩いても「花博」の名に恥じないたくさんの花が咲き競っている。普通の花壇だけでなく、様々なアレンジが施された花によるオブジェなどが、目を楽しませてくれる。

南国だけあって、日本では温室でしか見れないような蘭やハイビスカスなども屋外で普通に咲いていた。それに、マンゴーやパパイアも外になっていて、思わずもぎたくなった。。。











たわわに実るマンゴーたち。そろそろ食べ頃では。。?



世界の庭園


美術公園エリアには、世界庭園エリアがあり、そこには、世界中の様々な国や地域の庭園が再現されている。

庭園は外から眺めるだけではなく、庭園の中を散策できるようになっているところが多く、その国の風土や産業、工芸品などを展示で紹介する民族家屋風の建物を持つところもたくさんあった。







ハワイアンダンスなど、アトラクションをやっているところも!





一般のパビリオンは混んでいたのでどこにも入らなかったが、世界の庭園だけでなく、そうした建物を巡って、「万博」的な気分に浸ることができた。


台湾の庭園は、竹を使って明るく開放的で、水辺に涼しげな空間を作っていた。


竹のトンネルをくぐると…


竹のドームへ導かれ、天井には不思議な丸窓が


日本の庭園は伝統的な石庭。獅子脅しが鳴らす竹と石と水の響きにも、多くの見物客の目と耳が集まっていた。


これは台湾在住の安藤龍二により「龍の庭」と題された庭。2009年、台湾に甚大な被害と多数の犠牲者を出した八八水害の被災地に向けて、「未来を切り開く」というメッセージを込めて制作されたが、このメッセージは、「日本へのメッセージにもなってしまったことが、なんとも言えない心境です」と看板に記されていた。会場にいるはずだった安藤さんは、「被災地でボランティア活動をしているため、しばらく台北には帰れない」とも記していた。

ジリジリと暑い太陽が照りつけるなか、「龍の庭」だけが、えも言われぬ静寂に包まれているようにも感じた。

フードコート
さすがは「食の国」でもある台湾は、フードコートも充実している。世界各国の食べ物を楽しめるが、台湾小吃(シャオツー)のコーナーを一回りして、台湾各地のおいしい料理を買い集めてきた。


新竹のビーフン、台南の臭豆腐、台中の肉円… どれも本当に好吃(ハオツー)だ。

茶花殿
フードコートに隣接し、中華風の塀で囲まれた「茶花殿」というエリアがあった。そこは、池や岩の上の見晴台などを周遊でき、その間にチャイナチックな建造物が配された、本格的で規模の大きな回遊式庭園。

去年訪れた板橋にある林家花園を更に大規模にしたようなところ。林家花園同様に古き中国の王朝時代にタイムスリップしたような感覚になれて、他の花博のエリアとは趣を異にしていた。


庭園内のメインの建造物となっている「林安泰古厝」を見て、「ここ、前に来たことがある!」とすぐわかった。清朝時代の豪商・林氏の家が残されていて、中を見学したことがある。でも、そのときは、広い敷地にこの建物がデンと一軒あっただけで、池も、見晴台も、池の畔の茶室も、何もなかったはず。



花博のために、林安泰古厝を中心に、こうした回遊式庭園を整備したに違いない。これはおもしろい。花博の期間は4月いっぱいだが、ここはこのまま観光名所として保存されるのではないだろうか… そうなれば、またゆっくり訪れることができる。



各会場をつなぐ通路もたくさんの花で飾られている。




こちらは再利用のペットボトルで外壁を埋め尽くしたパビリオンの「トレンド館」。小さくプチプチと見える粒の一つ一つがペットボトルだ。


せっかくだから一つぐらいパビリオンも見学したかったが、長蛇の列を見て断念した。でもここはなんだか面白そうだった。。。

朝から夕方近くまでかけても、もちろんまだ全ての会場へ足を運ぶことさえできなかった大規模な花博だったが、その雰囲気は味わえたし、パビリオンの入場待ちはしなかったので、時間を有効に使え、それなりの楽しみ方は十分にできた。



台北街ある記
鹿港
台中/台鉄駅周辺
台中/精明一街周辺
癒しの国・台湾旅行2011トップページへ


おもしろすぎる台湾

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 祝!! 司書課程修了\(^o^)/ | トップ | 藝祭2011 1日目 9月2日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

おもしろすぎる台湾」カテゴリの最新記事