昨日は、次男のクラスメートが出演しているこどもミュージカルを観に、鎌倉芸術館へ。
いやあ、出演者の子どもたち、レベルの高さにびっくり。ホント素晴らしくって、引き込まれ、感動しました!
でね、その近くに大きなブックオフさまがあるわけなのですが、そこで次男と買う買わないの押し問答(笑)。
昨日ご紹介した怪盗レッドシリーズ全巻買い揃えたい!というわけです。
あ、ところで、金曜日&週末はアクセス数がぐっと減るので、読む人少ないだろうとあんな記事書いたわけなのですが、アクセス数が多くて焦りました(笑)。親子あるあるだったのかな?
さて、次男がほしいのは3巻。2巻はちょうどその日、図書館から借りてきていたので。
そんなに気に入ったのなら、1巻買ったら?それか、全巻まずは借りて読んでみて、それからお気に入りの巻を買ったら?なぜゆえに中途半端な3巻???なぜ、図書館本じゃダメなの???
次男いわく、いつもお友だちから借りて読んでるから、たまにはワシが(自分所有の本を)貸したいんだとか。本の中身うんぬんというより、コミュニケーションツール?
よくよく聞いていくと、図書館で借りるのは嫌なんだそうです。汚いから。ほら、新し目なほうの、この手触り、このめくる感覚!とかやたらマニアックな感覚を熱弁されました。
私自身は、図書館でまず借りて読んで、気に入ったら買うという流れなので、図書館本が嫌だという感覚が、まず自分にはない感覚。そんな汚いか?と思って、借りてみたら・・・た、確かに汚い。これは、何か想像したくないよね~、って感じのものが付着していたり(笑)。
で、気付いたのは、私がいつも図書館で借りる児童文学はマイナーなんです。あまり読み込まれてないから、汚れてないことが判明(笑)。あとね、これは仮説なのですが、本好きが読むような本は丁寧に扱われてる気がするんです。漫画チックな会話文だらけの読みやすい本は、なんか粗雑に扱われている・・・。ナルホドねえ。
次男は、別に潔癖症なわけでも何でもないのだけれど、きれいな本のほうがいいという気持ちは、分かった気がしました。私がリサイクルや古着が受け付けないような感覚なんだなー、って。というわけで、買いました、謎の3巻。
こんな風に汚いという理由で図書館本がダメな子たちがいるんですね。
そこで、思い出しましたよ、海外の図書館では人気があって痛みがちな本は、頻繁に買い替えているという話。やっぱりキレイな本のほうが子どもたち嬉しいですもんね。手に取りたいと思いますもんね。
でね、重要なのはココから!
図書館が定期的に良い本を買ってくれるから、海外では図書館からの売り上げが見込めるから、本当にいい絵本や児童文学を作ることに取り組むことができるんだそうです。最初にそれ知ったときは目からウロコだったなあ。個人個人がお金使って買い支えなくても、いい本が残っていくんです!絵本や本を買ってもらえない子でも、図書館に行けば、素敵な本に出会えるんです。
一方の日本の出版社は一部を除き、いかに子どもの心に届けるか、ではなく、いかに売れるかという戦略。だから、地味でいい本ではなく、スピード感のある浅くても手っ取り早く楽しめる本が量産されてしまう。
日本の図書館は予算が厳しい。図書館の重要性がもっともっと伝われば、地味でもいい本が生き残るし、新たに生み出せるという好循環が生まれるんだけどな。汚いから図書館本はダメ、なんて子が増えないよう、何とかしていきたいものです。