ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2012J1リーグ第18節サガン鳥栖vsFC東京@ベストアメニティスタジアム20120714

2012-07-15 23:42:11 | サッカー

九州全域を襲った記録的な豪雨が、福岡、佐賀を通過するなか、アウェイサガン鳥栖戦でございます。被害にあわれた方に、心よりお見舞い申し上げます。羽田で出会った、内村選手号です。そういえば内村選手は長崎諫早出身ですね。

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物凄く幸運なことに、自分が福岡空港に着いた遅い午前中に雨がほぼやみ、Jリーグは無事開催されました。

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九州の交通状況が混乱している最中の上陸でしたから、今日の予定は諦めて、とにかくベストアメニティスタジアムに急ぎました。で、ゲートオープンの3時間前に着いてしまいました。駅前で見かけたcafe風さんに、1時間以上お邪魔して、サッカー談義に花を咲かせました。cafe風さんは熱烈なサガンサポです。17時になったので、cafe風さんを辞していざ念願のベストアメニティに。スタジアムには跨線橋を渡ります。

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アウェイは駅から遠い側です。東京を出迎えたのか、青と赤のお家がありました。

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かぶりつきシートですかね。ホームコーナー側の席です。

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丹羽が試合前に表彰。

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試合前にベンチに入れるのでしょうか。なかなか良い企画ではないでしょうか。

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さてと。スコーンとトジンにやられて負けちゃいました。

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東京は前節と同じ布陣です。草民は初め、トップに入ってました。アーリアは左サイドにはる、4-4-2です。今日は草民のポジショニングがポイントでした。

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ディフェンス面では、GKを含めた個人の優位性を活かしたシステムがしっかり作れてます。リスクテイクの範囲内だと思います。

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鳥栖も4-4-2です。東京と違い、ディフェンスに主眼を置いたシフトです。つまり、選手間の距離をおおよそ3m以内で維持することが最大の特長です。さらに鳥栖のディフェンスシフトは、ワイドです。守備シフトの横幅がワイドな分、縦が非常にコンパクトです。鳥栖といえばハイプレスのイメージが強いですけど、今日のアタッカンチ4人によるハイプレスは、効果がありそうな時しか使われませんでした。むしろサイドでボールを奪う意図が強く感じられました。藤田+岡本と2トップで中央の防御をかためます。豊田と池田は、東京のポゼッションの起点である両ボランチと両CBへのフォアチェックをしかけます。プレスをかけられると東京は外にボールを持ち出す傾向にあります。それで、SHにボールが入ったところで奪いにきます。

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東京は主に、左で作って右で仕掛けるイメージがあります。鳥栖とは喧嘩四つになっていました。鳥栖はキム・ミヌがゲームを作ります。だから、この試合の主導権争いは、谷澤・徳永vsキム・ミヌ・磯崎の攻防がポイントでした。序盤、鳥栖にペースを握られたのは、キム・ミヌが優勢だったからだと思います。鳥栖は、ボールを奪うとダイナミックに展開します。左サイドで奪った場合は、オープンサイドに長いパスを送ります。CBで奪った場合は、東京の最終ライン背後を狙った仕掛けをします。ようするに、相手のプレッシングを躱すため、オープンスペースを素早く活用するということでしょう。中盤でボールを奪ったときも特長的です。攻撃時は、選手間をそれほどクローズにしません。これも相手のプレッシングを分散させる意図でしょう。基本的に速くて強いパスで、手数をかけず局面を変えてきます。

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さて、東京はどうしたか。草民の使い方です。草民がトップ下に位置取るようになりました。さらに、アーリアがインサイドに絞り、サイドスペースは北斗のために開けます。鳥栖ペースの時間帯はヨネが中央でポゼッションの支点になっていましたけど、そこを狙われてました。なので秀人にパスを集めます。秀人は細かくポジションを移動しながら豊田と池田のプレッシングを躱します。それと、メイヤ3人とボランチのポジショニングです。鳥栖はディフェンスブロックを維持するチームです。言い換えると、ブロックの間には東京が使えるスペースが必ず補償されているということです。東京はこのスペースを有効活用するようになりました。最後に、パス出しの判断を速くします。詰められたら無理をしないで、後ろに戻しても構わないからとにかく速くパスを回します。これらが奏功して、前半20分くらいには、ゲームのイニシアティブは東京が握りました。

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ただ、鳥栖もしっかりBプランを用意していました。カウンターのスピードを上げてきます。というか、ボールを奪ったら一気に東京ゴール前を目指します。ロングボール主体だったのは、そういう意図もあったんだと思います。だから、東京にポゼッションを支配されても、鳥栖のゲームプランは崩れることなく、選手もまったく慌ててませんでした。

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両チームが意図通りの試合ができている、素晴らしい内容の試合です。東京の選手がレフリーのジャッジに苛立っていたのに対して、鳥栖はいっさい抗議がなかったのは、両チームのサッカープリンシパルとゲームプランを現しているようで、とても興味深いです。

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両チームともFKが割合多かったです。いかに両チームが球際に厳しいディフェンスをしていたかという現れでしょう。なんとなく試合の趨勢を決めるのは、セットプレーのような気がしていました。森重、北斗、ナオvs藤田。残念ながら、軍配は藤田におります。

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後半も中盤を差し掛かった頃、同じような意図でポポさんとユンさんが同時に動きます。攻撃の活性化ですね。東京は帰ってきたナオを投入。

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一方のユンさんは池田に代えてトジンを投入します。レッズ戦でも、トジンが入って流れが変わりましたから、嫌な予感がしました。で、的中w。後半42分。藤田が蹴った、距離のある右よりのFKをトジンが加賀ともつれ合いながら頭で合わせます。東京0-1鳥栖。

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東京は千真を投入して追い付こうとしますけど、ゴールを脅かすに至らず、そのまま試合終了。東京0-1鳥栖。

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互いにやりたいことがやれた好ゲームでした。試合のイニシアティブは東京が握ってましたけど、鳥栖も鋭いカウンターで応酬しました。彼我を分けたのは、ありきたりですけど決定力です。結果的にみれば、オプションの選手が試合を決めるゴールを奪いましたか、ベンチを含めた総合力で鳥栖が上回ったと言えるでしょう。東京が選手層で劣るって、すごく違和感がありますけどね。総合力のなかには、もちろんゴールを奪う力が含まれます。東京には、ゴール前で的確な仕事ができる選手がいません。

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その意味で、草民にはもうちょっと頑張ってほしいです。草民のアイディアと落ち着きは、ゴール前でこそ活きるんじゃないかと思います。いまの位置では梶山のオプションを越えられません。千真も同様です。いまのままでは脅威にならない。千真はトラップが不安定です。シュートまでのアプローチを改善したいですね。

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セットプレーで差のついた結果ですけど、ここは心配ご無用だと思います。モリゲの存在は大きいですね。

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梶山の不在はやっぱり大きいです。中盤で相手の注意を集められる存在感は、いまの編成では絶対的ですね。梶山がいれば、ひょっとしたら草民はもっと前でプレーできたかもしれません。ただ、不在を嘆いても仕方がないです。今日の戦いかたは、ヒントになるかもしれません。加えるべきはミドルショットへのアテンプトでしょう。もしくは、ゴールエリアでのテクニックの優位性。

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エジミウソンが新加入しました。東京が上位に侵出する起爆剤になってほしいです。

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2012J1リーグ第17節FC東京vsガンバ大阪@味スタ20120707

2012-07-08 12:18:48 | サッカー

七夕でございます。東北から帰って、すぐ名古屋を日帰りしたりして、なんだか東京にいる気分がしない1週間でございました。

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むさしvs深川がありました。

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唯一のゴールを決めた5番の子。シュワーがうれしそうでした。

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この7番の子、上手ですね。独特の雰囲気を持ってます。ゴール前の動きかたを知っている感じ。それにしても、みんなプレーは大人っぽいですけど、顔をみたら普通に子供ですねw。がんばれよー。

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七夕はひさしぶりの再会を祝う日。今日はガンバ大阪戦。今野との再会でございます。

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ついでに、ナガトーモとも再会w。

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ゴレアーダを予感させる、圧倒的な展開から一変。いまのガンバで唯一のいいところを引き出してしまった後半は、ハラハラドキドキさせられました。勝ったから良かったねという試合です。

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東京は左サイドに、ひさびさ北斗がスタメン。七夕ですからひさしぶりがいっぱいですね。今日の東京は、草民のポジションに工夫がありました。草民をトップにあげ、アーリアと谷澤が開いた、4-4-2です。ルーカスが1.5列目に下がり、ポスト役になります。ちょうどヒロシ監督時代に平山がこなした役割と同じです。草民がトップにはっているイメージ。途中で気づいたのでプランだったのか、ガンバのシフトを見てアジャストしたことなのか、わかりません。それに、磐田戦をちゃんと見てないので、前節の課題を踏まえたことなのかもわかりません。結果から見れば、、工夫の成果は出ていました。だけど、前半のガンバがあまりにも酷かったので、プランの検証にはならなかったようです。

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たしかに、今日の東京は試合の入り方が素晴らしかったです。攻守の切り替えを意識して早めて、動き出しに集中力がありました。なので、中盤でボール獲得の局面で優位に立てました。高い位置でターンオーバーできれば、前線でチャンスが増えます。現代サッカーの基本です。かならずしも教科書通りがよいとは言えませんし、ポポ東京のサッカーは教科書通りではないので、スペシャルなプランとも言えます。梶山不在時は、総じて試合展開が速くなる印象がありますから、ひょっとするとスクランブルなのかもしれませんね。そういう視点で考えると、アーリアをトップ下ではなくメイヤとして使いたかったので、4-4-2にしたのかもしれませんね。

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さて、ガンバでございます。いや、序盤はとにかく守備が酷かったです。前線、中盤、最終ラインの動きがバラバラです。倉田と二川のフォアチェックが軽く、東京にあっさり中盤をとられます。それから遠藤のボランチへのプレッシングが不用意でしかも軽く、秀人もヨネも簡単にかわせます。それに、遠藤と明神の間にギャップができますから、そこを東京のアタッカーが自在に使えます。結果、綺麗に前線にリンクできますから、東京は容易にアタッキングサードに侵入できます。

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顕著に酷かったのは、武井と金正也のコンビです。押し込まれたときの、判断とコンタクトがまずく、右サイドがズタズタです。いまガンバが最も苦労しているポジションかもしれませんね。

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そんなわけで、東京は容易に左サイドでチャンスメークできます。ほぼこのサイドを支配できますから、北斗が後ろを心配することなく、自由に攻撃参加することができました。基本は徳永サイドでゲームを作り、ガンバのシフトを寄せさせてから、北斗サイドに広大なスペースを作ります。北斗がタイミングよく前線にあがったところで、サイドチェンジ。一気にアタッキングサードに進出します。

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前半3分。はやくも前半の東京とガンバを象徴するようなゴールが生まれます。アタッキングサードでボールを持った北斗が、縦へのドリブルで武井を振り切ります。ゴールラインをガンバゴールに迫ります。武井を抜いたところに金正也が寄せますけど甘く、北斗はあっさりフリーでシュートします。東京1-0ガンバ。

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このゴールで、試合開始早々にガンバ右サイドの心を砕き、東京左サイドをアグレッシブにしてしまいました。ガンバはカウンターをベースに佐藤晃大と阿部がチャンスメークしますけど、脅威にはいたらず。逆に東京は、ガンバの甘いプレッシングを軽々といなし、ガンバ陣に迫ります。それでも、例によってシュートが撃てず、追加点が生まれません。今日のガンバであれば、東京は圧倒的にゲームを支配したいところです。そのためには、追加点が必要でした。

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前半17分。はやめに追加点が生まれました。センターラインを少しガンバ陣に入ったところで、ルーカスが北斗とパス交換しリズムを作ります。武井サイドで東京にボールを持たれたガンバはゴール前に閉じこもります。ルーカスにまったくプレッシングに行きませんでした。ルーカスはコースを見て、ロングショット。ゴラッソー!!。東京2-0ガンバ。

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ミドルショットは爽快ですね。ドーパミンが溢れてきますw。

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2点差となって、少しだけガンバの様子が変わります。まず遠藤と明神の距離を保ち、守備のバランスを調整します。遠藤が低い位置でゲームをコントロールするようになり、明神が遠藤の周囲を衛星のようにまわって、中盤をワイピングします。このアジャストで、ガンバが落ち着きました。遠藤がマネジメントできるようになると、藤春が高い位置でポジショニングできるようになります。前半途中からガンバは、藤春を唯一の突破口にして攻撃を仕掛けてきました。以降東京は、試合終了まで藤春に手を焼きます。サッカーは時として、物事をシンプルに考えられると劣勢を挽回できるようになります。サッカーに限らない話かもしれませんね。ガンバは藤春をいかにして有効に使うか、これだけを考えるようにプランを変えてきたと思います。また藤春は、それに応えるだけのコンディションでした。東京の武器も北斗でしたから、藤春vs北斗、両チームの左サイドが鍵となった試合です。

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前半31分。ガンバが1点を返します。二川のスルーパスに抜け出した阿部が権田に倒され、PKを獲得します。東京ゴール裏の「コーロコロ」コールのなか、遠藤が冷静にゴールを決めます。東京2-1ガンバ。

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加えてガンバは、二川の使い方を工夫しました。遠藤がボールを持つと、阿部と二川が縦にポジションチェンジします。これで二川が消えます。カウンターを仕掛けられたときに、二川が突然現れ、ゴールに迫ります。この動きをされると、DFは捕まえにくいですね。

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今日の東京がよかったのは、先に追加点を奪えたところです。ガンバがゲームコントロールに光明を見出しはじめましたので、カオスに持ち込まれる危機へのターニングポイントでした。以降、劣勢になりますけど、なんとか乗り切ったのは3点目をとれたからです。

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前半44分。金正也と今野の間をスルスルっと抜けたルーカスに、センターライン付近でボールを持った草民からタイミングよくロブが送られます。ビューティフルなワントラップからゴール。東京3-1ガンバ。結果的にこのゴールが試合を決めました。

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ガンバは藤春を有効活用し、後半ほとんどの時間を支配します。後半17分。倉田からのアーリーぎみクロスに佐藤晃大が飛び込み、ゴール。東京3-2ガンバ。

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ガンバのゲームプラン変更は、ミスターガンバの支持か、それとも遠藤の感覚なのかはわかりません。いずれにしろ、松波さんの采配は的確でした。二川→星原の交代は、チャンスメーカーが倉田ひとりになったので良策ではなかったですけど、倉田→丹羽はよかったです。CBに丹羽を入れ、今野を左SBに移します。これで唯一の武器である藤春をあげ、攻撃に専念させることができます。東京にとっては、脅威を感じる選手が常に前線にいるのは、嫌な感じだったでしょう。藤春の背後をサポートするのが日本代表ですから、ガンバにとってこれ以上の安心はないです。さらに今野は、SBに入って守備の責任範囲が軽減しますから、中央に進出してポゼッションに参加することもできました。

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東京の勝利は、90分間という時間制限だったかもしれません。ポポさんも選手も、藤春に対して有効な手を打てませんでした。たとえばまだ藤春がSBでいる間に、谷澤に代え河野か志有人を投入していれば、つまり藤春の背後をつけるサイドアタッカーで先手を打っていれば、再び東京がキャスティングボードを握り返せたかもしれません。ガンバのシンプルな攻撃に、最後まで受けにまわったことが悔やまれます。実力でいえば東京が圧倒していましたし、それほどいまのガンバは酷いのですけど、ゲームを自分たちの意志でコントロールできていたのは、むしろガンバでした。いや、ガンバというか遠藤。ガンバに傾いた流れをもう一度取り返せるようなオーガナイザーが東京にはいません。フィニッシャーが不在という課題は今日は感じずにすみましたが、ゲームを支配しきれないという課題は、ガンバのような「大人」のチームを相手にすると表出するんですね。でも、よい経験だと思います。なにしろ、乗り越えるべき課題が見えることは、チームの成長にとってこの上ないプレゼントです。

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みちのくの旅 ―2012/7/4 白河―

2012-07-07 13:29:57 | 旅行記

みつのく一人旅、最終日は福島でございます。郡山は快晴です。結局、旅の途中、雨はほとんど降りませんでした。予報では雨続きだったので、やっぱり晴れ男w♪。

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東京に帰る途中で、白河によりました。白河といえば、松平定信公。寛政の改革の主役ですね。和歌など、教養にたけていて、たそがれの少将と呼ばれています。

白河小峰城は小さいけど綺麗なお城だそうです。震災の影響が心配です。

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福島の公園には、このような掲示があるんでしょうか。

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なかにはいると、いきなり石垣が崩れているのが見えました。

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小峰城の三層櫓です。天守閣がないので、そのかわりです。小ぶりですけど綺麗です。

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本丸の石垣も崩壊。

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歴代藩主の一部です。

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石垣の修復予定です。

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JRの下をくぐる通路が綺麗に整備されてました。最初がお城側、次が白河駅側です。

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横町架道橋です。内部まで煉瓦が綺麗に積まれているのは、全国的にも珍しいそうです。

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JR白河駅です。

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お昼は、駅舎内にあるえきかふぇさん。中はカントリー調でお洒落ですし、落ち着いた雰囲気です。やさしい味でおいしかったです。オススメです。

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これにて今年のみちのくの旅はおしまいです。東北を旅すると、道々に新発見があってとっても楽しいです。どこに行っても、空と光が澄んでいて綺麗でした。また来年。

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みちのくの旅 ―2012/7/3 三陸―

2012-07-04 23:23:54 | 旅行記

去年は、宮城県内の被災地しか見られなかったので、ことしは岩手県側から訪れることにしました。盛岡から宮古に出て三陸沿岸を南下する予定だったのですけど、さすがに距離が遠すぎるとわかり、釜石に出ることにしました。花巻JCTから釜石道を通ると、かなり楽ですから。釜石道は途中で切れてます。遠野あたりは一般道です。

JR釜石線のめがね橋。道の駅みやもりに隣接してます。夜はライトアップするみたいです。

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橋のたもとです。遠野ですから、河童さんいますかね。

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いますいますw。道中、看板という看板が河童です。しれっと本物が混ざっていても、たぶんわからない。車で通過しただけなので、座敷わらしは確認できず。

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遠く、(たぶん)六角牛山を望む、田園風景です。のどかですー。

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遠野というか、岩手はまだ、たんぽぽが咲いていました。季節が1ヶ月くらい違うんでしょうか。

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釜石に出ました。遠野市街を抜けると仙人峠道路はフリーの自動車道です。かなりショートカットできました。釜石の象徴、新日鉄でございます。

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JR釜石駅の郵便局です。駅の脇にユニクロのでっかい看板をかかげた、シープラザ釜石があるんですけど、シャツを買いたくて寄りました。でも、なかは市役所の一部機能が利用しているようで、営業してません。2階のお店は品物がそのままだったので、たぶん3.11のままなのでしょう。

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釜石中心街です。釜石は、割合建物が残っています。気仙沼と同じ感じです。たぶん、都会ですから構造がしっかりした建物が多いのでしょう。その分、取り壊しに時間がかかるんだと思います。ごく少数ですけど、再建中の家がありました。釜石は、行政的な整理がすんだのかな。

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唐丹湾です。海から霧が流れてきてました。幻想的できれいでした。

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唐丹小学校があったあたりです。

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唐丹中学校側です。こちら側は無事なお宅が多かったです。

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吉浜です。霧で隠れてます。啄木が修学旅行で寄ったらしく、歌碑がありました。

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道の駅さんりくです。ここから大船渡にはいります。

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大船渡です。45号線は、港の奥側から入りますから、はじめは普通の街並みです。でも、港に近づくと、急に風景がかわります。市民体育館が境目のように見えました。NTT大船渡支店です。

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大船渡は釜石と異なり、瓦礫の除去だけじゃなく建物の除去も進んでいるようです。更地になっている面積が広いです。被災したときの状況も違いますから一概に比較はできませんけど、街によって状況が異なることは、知っておいたほうがいいかもしれませんね。

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大船渡高校です。大船渡といえば、小笠原さん。盛岡出身ですけど、高校時代を大船渡で過ごしたそうです。

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グランドです。

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大船渡から半島をはさんで南側が、陸前高田です。45号線が海に出ると、いきなり目に飛び込んできます。

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陸前高田は、被害が大きいですね。志津川と同じ感じです。建物がほとんど残ってなく、見渡す限り、更地です。海抜の低いエリアの面積が広いからかなと思います。釜石と大船渡は入口がせまく奥行が深い、扇を閉じたような地形ですけど、陸前高田と志津川は扇をひらいた地形です。津波の影響は、後者のほうが被害が大きいのでしょうか。

陸前高田は、水が残っている場所もありました。

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高田松原です。

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2本だけ残っていました。幹だけのほうです。

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奇跡の松です。

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気仙大橋です。ここに電話の中継網がありまして、橋が流された影響で東北全域で通信ができない状況になりました。

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今回気仙沼はバイパスで通過しました。大谷海岸です。綺麗な浜のようですけど、臨時の堤防でおおわれてました。道の駅大谷海岸は仮設です。もともとは大谷海岸駅の基盤のうえに、仮設を建てたようです。

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去年は仮設のコンビニを多くみかけたんですけど、今年は仮設ではなく、普通にみかけるコンビニに変わってました。

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大谷海岸駅のプラットフォームです。

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大谷海岸の南側、田の沢の港です。去年、漁船がいてびっくりしたところです。

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木の色が変わっているところが、津波が到達した地点なんでしょうね。陸前小泉です。

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気仙沼線と並行して走りますけど、さきほどの陸前小泉はじめ、被害が大きいです。ここから45号線はしばらく内陸を通ります。海側に出ると、歌津です。

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仮設の店舗です。Jリーグ全クラブの旗がなびいてました。

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気仙沼線歌津駅の南側トンネルを出たあたりです。

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郵便局があったあたり、歌津のひとからのメッセージです。

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半島をふたつ越えると、志津川です。去年とほとんど変わってませんでした。去年と違い、うず高く積まれていた瓦礫が撤去されているのと、大型トラックの数が少なくなってました。

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確認した限りの去年との違いをまとめます。

街中の瓦礫は、ほぼ撤去されてました。でも、45号線の内陸部を通過中に、沿線の所々に瓦礫の集積場があります。一箇所だけ(たしか陸前高田の北側)、瓦礫を砕く処分場がありました。被災地の瓦礫は、依然として被災地にあります。

ダンプカーの数はかなり減ってます。瓦礫の集積がかなり進んだからでしょうね。

45号線の沿道に、重機のレンタル会社がいっぱいありました。重機がかなり残っていたので、役割は終わりつつあるのかもしれません。

基盤がしっかりした建物の撤去は、これから徐々に着手されるようです。まだ多くが残ってます。気仙沼や釜石の復興は、建物を撤去してからになるんだと思います。

一番のショックは、被災した街が本当に消えてしまっていることです。去年は津波に流された家の基盤が見えたのですけど、今年は草に覆いつくされて、基盤が見えません。瓦礫や木造家屋が撤去されたこともあり、一見するとはらっぱのように見えます。ですから、そこに街があったことを知らないひとは、本当にはらっぱだと思ってしまうでしょう。これも風化のひとつなのかもしれません。被災地の復興計画が急がれるところです。

釜石をはじめ、民家の再建がはじまってたところがあります。企業の事務所や工場、コンビニなども再建されていて、前向きなっている雰囲気も感じました。

今年は、陸前戸倉で被災地を離れました。女川から名取は、今年は時間的に断念です。桃生津山ICから三陸自動車道の無料区間にのりました。利府で、箱もの行政の象徴、宮城スタジアムを見ることができました。バカでかいです。

そのまま東北道で、一気に郡山に入りました。

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みちのくの旅 ―2012/7/2 平泉・盛岡―

2012-07-04 02:25:33 | 旅行記

みちのくの旅三日目と四日目は、岩手ディステネーションですw。横手の朝空です。雨の予報が、どうしたことか晴れ間が覗いていました。結局、移動中以外は雨にあたらなかったです。ひょっとして晴れ男?w。

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平泉にやってまいりました。一度来たことありますけど、世界遺産になってからは初めてです。平日ということもあり、年配の団体客中心で、わりとすいてました。賑やかなひとたちなので、優雅というわけにはいきませんけど、しかたないですね。

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中尊寺でございます。世界遺産ですよ。月見坂をひたすら登ります。20~30分くらいでしょうか。途中、いくつものお堂がありますから、のんびり見てたら、登り坂もあんまり気になりません。

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参道の登り口の手前ですけど、弁慶のお墓だそうです。

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で、弁慶堂。なかに等身大の弁慶と義経がいます。

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鳥居があったんでしょうね。倒れてます。

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地蔵堂の手前に池があって、かえるがしきりに啼いてます。聴いてると、ヒーリング効果満点です。ここだけ静かに時間が流れているような気になります。

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売店の看板娘、チーコ。おしゃれのポイントは魚のネックレスw。

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中尊寺の紫陽花は、まだこんな感じ。

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本堂を右手に、奥にいそぎます。

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金色堂。おやくそく~w。手前にある博物館のチケット売り場で拝観料を払います。

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豪華というか、しぶいですね。金がもつある種の嫌味は、漆と螺鈿を混ぜることでほどよくバランスがとれ、さらに時代を経て良い味が出るようになったのでしょう。金ぴかですけど、落ち着いていて、極楽浄土感がかえってたっぷりです。三代とも仏像の種類と配置はほぼ同じです。でも、作りは明らかに違います。基衡、秀衡が、清衡のコピーじゃなかったということを表しているのかな、なんて思いました。

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ちょっとだけよ。

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昭和の大修理以前の金色堂は、鎌倉時代に建てられた、この建物のなかにあったそうです。

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経蔵です。

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経蔵手前のお庭。

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白山神社の能楽殿です。

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能楽殿の参道に、たけのこが生えてました。おみやげにするかーと言ってるご夫婦がいましたw。もう食べられませんよ。

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やっと、本堂です。

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中尊寺を堪能しました。

JRの線路を渡って、右に折れてすぐのところにございます。高館義経堂です。平泉を頼ってきた義経の居館であり、泰衡にうたれた場所でもあります。

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北上川を望みます。

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源義経公。

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夏草や 兵どもが 夢の跡。

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平泉は見るところ満載です。最後にチョイスしたのは、柳之御所。平泉舘ですね。藤原三代の最重要施設です。跡すらも埋もれていたわけですから、まさに兵どもが夢の跡ですね。

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右手、こんもりしているのが高館です。

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どんどん青空が広がってきました。平泉をあとに、東北道を北上、盛岡に向かいます。シックなサンクスの看板がありました。平泉だからでしょうか。

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盛岡につきました。去年、計画もなく、ふと思い立って盛岡にきましたけど、気持ちよい街で大好きになってしまいました。というわけで、盛岡に戻ってまいりました。

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もと九十銀行。いまは啄木・賢治青春館です。盛岡が産んだ巨星二人の展示館なのに、無料です。九十銀行のレトロな建物も楽しめますし、お得。

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旧盛岡銀行本店です。

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盛岡は、やっぱり日があるうちにこないとね。夕方につきましたけど、まだ日が高かったので、ここに来られました。

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盛岡城。

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岩手山は、残念ながらかくれてました。

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二の丸のその奥に。

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不来方の お城の草に 寝ころびて 空に吸われし 十五の心

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今日の空はこんな感じ。吸われそうな青です。晴れてよかった。

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新しき 明日の来るを 信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど

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櫻山神社の大鳥居。

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岩手県公会堂です。どんど晴れのロケ地なんですね。どんど晴れのロケ地を巡ってみたいです。

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ロケ地のひとつ、石割桜です。

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盛岡に戻ってきたもうひとつの理由が、じゃじゃ麺です。去年かってがわからず、ちーたんたんを頼まなかったことを悔やみました。リベンジです。

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ことしのさんさは8月1日からだそうです。練習してました。

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宿泊したホテルのロビーに、ラジオ局がありました。

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やっぱり盛岡はよいところです。とくに、北上川を渡った旧市街は、ゆるやかな空気がながれていて、とても気持ちがいいです。まだまだ見てないところがいっぱいあるので、すこしずつ、楽しみたいと思います。