今年も年の瀬。
恒例の、帰省がてらのBKロケ地めぐりの旅。
ワンダーランドのついで旅で断念した、大学に参ります。
同志社大学です。
今出川キャンパスです。
同志社のクリスマスは素敵なんでしょうね。
それではまんぷくロケ地めぐりの旅をスタートします。
正門からクラーク記念館に至るメインストリートが舞台です。
「1938年、昭和13年の大阪です」。
「大阪の街も、相変わらず活気がありました」。
「あ~どうしてあんなことを言ってしまったんだ!」。福ちゃんに告白した萬平さんが燃えてた大阪の街。
続いて、礼拝堂です。
「克子姉ちゃんの旦那様は画家なんですけど、自分の描きたい絵しか描かないんです」「芸術家なんですね」。福ちゃんと萬平さんがデートしてた街。
「フフ。でも生活費は旦那様の親御さんに助けてもらってるんですよ。そういうの、全く平気なんです、あの夫婦は。子どもも4人いて、とっても幸せそう」。
次はハリス理化学館です。
「福ちゃんは、ただただ戸惑っていました。自分の目の前で起こったことは、何かの間違いだと思いたかった。でも、事態の深刻さは、福ちゃんの想像をはるかに超えていたのです」。
「あっ!」「明日はもっと容赦しないぞ」「えらいやられようやな。僕は…無実です」「フッ…そういうこと言うやつが、いっちゃん悪さしとんねん。なあ」「本当なんです…。何もやってないんだ、僕は…」。
「立花さんは、ここにいるんですよね」「ああ?」「立花萬平さんです」「と…取り調べを受けてるんですか? 立花さんは」「何の用だ、お前たち」。
「何やってるんや? 憲兵に、にらまれてるで」。
「立花さんを返して下さい! あの人が悪いことなんてするはずありません!」「お願いします!」「お願いします!」。
「何の話だ!」「立花さん…立花さん…。立花さん!」「待て!」「立花さんは、絶対に無実や!」「いい加減に、せんか~!」「福ちゃん!」。
「お前も捕まりたいのか!」「憲兵さん、お願いします! 立花さんを返して下さい!」「申し訳ありません! この人は、最近身内を亡くしまして」「許してやって下さい」「返して下さい!」「帰ろ!」。
「立花さんを返して下さい!」「はよ!」「お願いします!お願いします!」。
「立花君…」。ようやく解放された萬平さんを福ちゃんと世良が迎えに来てた憲兵隊。
「福子さん…世良さん…」「こんなになって」「ほんまにな」。
「立花さん」。
「大丈夫か、立花君」「福子さん…。生きて会えるとは思いませんでした」。
弘風館です。
「満開や」。恵さんを待っていた福ちゃんが座ってたベンチ。
「保科さん!やなくて牧さんや!」。
「お久しぶり、今井さん。やなくて立花さんか」「もう福子でええです」「そしたら福ちゃん。私も、恵でええわ」「恵さん。うわ~今何か月ですか?」「7か月」「あとみつきか~」。
続いてやってまいりましたのは、阪急をのりついで、そして神戸。
べっぴんさんで記憶に新しいですね。
神戸大学六甲台本館です。
「翌日、福ちゃんは、大阪・日本橋にある大蔵省大阪地方専売局にやって来ました。製塩業を始めるための、相談に来たのです」。
「責任者は、立花萬平」「はい。私の主人です」。
「審査が通らないと、認可は出せませんよ。生産の安定性と、効率の高い、製塩法がきちんとしていないと」「それは立花萬平が、しっかり考えます」。
「製塩業の審査をお願いします」「ほう、従業員が15人」「はい。設備も整いました」。
「塩は、いつ出来るんです?」「もうすぐです。来週にでも、立ち入り審査をお願いします」。
「それは、福ちゃんたちにとって、記念すべき日でした」「おめでとうございます」「ありがとうございます」。造塩の許可がおりて嬉しい福ちゃんが出てきた大阪地方専売局。
「ああっ…」「海水直煮式の塩が、880キロ。今から検査します」「3000円です」「3000円!? 塩は、こないに金になんのか…」。
つづいてはこちら。神戸大学兼松記念館です。
「岡さん」「岡…」「社長…」。ケンカして捕まった岡を福ちゃんと萬平さんが迎えにいった警察署。
「相手のケガは大したことなかったみたいやし、騒ぎを起こした店からも許してやってほしいと言われましてな。今回は、大目に見ますわ」「ありがとうございます」「本当に、申し訳ありませんでした」。
「福ちゃん、ちょっと待って待って! 僕も、立花君に投資する。5500円。今財布にある金全部や」。福ちゃんと世良が交渉してた大阪商工会のなか。
「儲かったら、倍にして返してもらうで」「三田村会長からの投資で十分です」。
「待て…待て待て待て待て! 倍やのうてええ。1.8倍で」「お気持ちだけで結構」「1.5倍!分かった。ちょっと色つけて返してくれ…」。
「あ~早く萬平さんに知らせてあげないと」「色もつけんでええ! これは、立花君との、友情の証しや。持っていけ」。
「5500円」「そのかわり、末永いつきあいを頼むで」。
「ありがとうございます。そやけど…。1500円で結構です。この4000円を受け取ったら、うちも闇業者と取り引きしたことと同じになりますから」「ではまた」。
「何で知っとるんや」。
「よかった~!」。三田村会長と世良から出資があって嬉しい福ちゃん。
体調の変化を感じた福ちゃん。
続いては、BKロケ地おなじみの滋賀にまいります。