ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2011J2リーグ第2節ファジアーノ岡山vFC東京@カンスタ20110629

2011-07-04 01:07:27 | FC東京

忘れものを取り戻しに。
2011年3月12日は、地元岡山で”おれの東京”がリーグ戦を戦う記念日になるはずでした。J2降格はたしかに悲しかったけど、実現するにはずいぶん長い時間がかかると思っていた試合を運んでくれた。新たな楽しみができるものなんです。まあ、J1で出会いたいですけどね。スケジュールが発表されて、思いの外シーズン早々の第2節で実現するわかっても実感なかったんですけど、近づいてくると、おれ的ドリームマッチにワクワクしてました。

3月11日 14時46分。

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そしてやってきました、振替え開催日。残念ながらミッドウィーク開催で、岡山に足を運んだ東京サポは数限られちゃったけど、それでも青と赤はそこにいて、チャントが聞こえました。”おれの東京”が地元にいる感動。これ、Jリーグ100年構想の理念だったりするんじゃないですか?。体感です。

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自分はというと、午前中で仕事を終え、空路岡山に帰省しました。

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実家は空港から車で10分。いったん実家に落ち着いて、早めの夕食はばら寿司とコロッケでしたよ。コロッケは好物なのです。うれし美味し。

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んで、ファジファンのオヤジ殿にユニを貸し、一緒にスタジアムヘ。オヤジ殿はファジのユニフォームを着て応援したかったのだそうです。親孝行ですw

kankoスタジアム(桃太郎スタジアム)は県営競技場を改装したわけですが、子供のころの面影はほとんどなく、ただ人見絹枝さんの銅像はむかしのまま。日本人女性初のオリンピックメダリストですよ。

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スタジアムの周りは弥生遺跡なんだそうで、知りませんでした(汗)

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なかに入るとチアゴがサイン会してました。今日はサスペンションで出ないんですね。残念。チアゴは岡山の街、たのしんでるかな。

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さて、夕焼けをあびつつ、試合開始です。

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40分、CKからモリゲのヘッドが決まり先制。
後半にはいり75分、達也のマイナスの折り返しを高橋がミドルで決め、追加点。高橋はJ初ゴールなんだそう。

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ファジのコレクティブな守備に手をやいた前半でした。いまどき珍しい3-5-1で、ボールポゼッションを捨て基本的に重心を低くして守備を固めるファジは、中央をしっかり固め、東京のボール回しをサイドに追いやります。で、徳永と北斗を孤立させ、2対1の数的有利をつくってボールを奪う。そこから前線で裏を狙ってるキム・ミンギュン(読みはこれでよいのかな?)に送ります。岸田や小林をからめ、手数をかけずにシュートを狙う典型的なカウンター。

シーズン序盤の東京だったら、ファジの術中にはまってズルズルいったことでしょう。でも、いまの東京は違う。試合を90分トータルで考えるオーガナイズがしっかりできているんだと思います。慌てることなく、自分たちのサッカーを続けます。個人の技量に圧倒的に勝るわけですから、サイドで勝負されるのは、実は願ってもないことなんです。時間を追うごとにサイドを支配します。個人スキルにコレクティブな戦い方で対抗するのは常道ですが、オーガナイズの綻びはいずれ必ず起こります。それがわかっている落ち着きがあってこその勝利でしょう。いつの間にか、自信が芽吹き根付いているのかもしれません。

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ファジは勇敢に戦ったと思います。東京相手に自分たちができることをしっかりやったことは評価できますね。

もうちょっと岡山という街の特質を考えたほうがいいのかなって、ちょっとだけ思いました。スタジアムDJがやたら「こころをひとつに応援しよう」を連発してましたが、岡山の県民性は、およそ一致団結には程遠いです。厳しい言い方をすると絵空事だったり、ステレオタイプなサッカーをなぞっているだけ。コンサバでのんびりしててちょっと排他的な県民性を捉えて、岡山ならではのサッカー文化をつくるべきだし、ファジはその旗艦にならなきゃいけないんです。スタジアムには、そんな県民性をあらわす雰囲気が溢れてましたよ。気づかないと。もちろん、作陽や玉野光南のがんばりはあるけどサッカーが根付いているわけじゃなかった岡山でプロチームを運営する難しさはありますから、ファジはものすごく頑張ってます。だけど地元ですから、あえて厳しめに。

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ともかくも、東京は念願の”大人のチームへの脱皮”を果たせるプラットフォームを作りつつあると思います。J2だからこそチャレンジできることもあると思うんですよ。このチーム、ちかぢかJリーグの歴史に名前を刻むかもしれないですよ。そんな大きな夢を感じた、岡山の夜でした。


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