ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

祈り

2018-07-24 00:44:12 | 加賀さん

一通のレターが届きました。

モンテディオ山形所属の加賀健一選手がトレーニング中に負傷し、チームドクターによる検査を受けた結果、次のとおり診断されましたのでお知らせいたします。

選手名:
加賀健一選手

診断名:
右膝前十字靭帯断裂 全治6ヶ月

フリエ戦が直前に欠場となり、以来、風の噂で膝の不調を伺ってましたけど、これほどの重傷だとは思いませんでした。今年は、数試合のコンディション調整のためのおやすみをはさみながら、近年になくコンスタントに試合に出てました。欠場するまでは公式戦9試合連続出場。いつの間にか、元気に出場してくれることを当たり前に感じていて、この感覚は2014年以来絶えてなかったことですから、とても幸せな時間でした。

あらためて、加賀さんがプレーする姿が発する魅力は怪我と表裏一体であり、常にリスクがついてまわることを思い知らされました。誤解を恐れずに言えば、それをこそ、ぼくが加賀さんを想い愛しむ理由のひとつ、なのかもしれません。全力でプレーする姿を追いながら、ぼくはいつもなにかを心配し、そのなにかが訪れることを恐れています。

これまでは、怪我があったとしてもただただ純粋に復帰を期待し、待っていました。でも、どうしても年齢のことを気にしないわけにはいきません。でも今回の怪我をして以降の加賀さんの明るいふるまいを目にすると、ぼくの余計な心配は杞憂であり、加賀さんご自身が全快に向け、はやくも始動しているのだなと思います。とにもかくにも、まずはじっくりと時間をかけ、なんの違和感もなくプレーできるように、ゆっくりと治療とリハビリに専念してほしいと思います。

前十字は、加賀さんご自身ははじめてのことだけど、ベテラン選手を含め、多くの挑戦者を目にしてきました。加賀さんも身近に感じていたでしょう。記憶に新しいのは、昨年引退したナオさんです。加賀さんが小平でリハビリしている同じころ、ナオさんも膝と向き合ってました。ナオさんは数多の怪我を経るなかで、スポーツ医学やトレーニングメソッドの知識を獲得されてきました。加賀さんのことですから、きっと転んでもただでは起きない。いろんな知識と実践で多くの貴重な学習をして、さらに大きくなって帰ってきてくれると思います。

そして、来年もまた、山形の地で多くのファンに再会されることを心から願います。

復帰が叶えば、はやくて来シーズンのキャンプ、実際は来シーズンの後半戦以降になると思います。小平で、いつ終わるとしれない長い時間のなかで、黙々とリハビリにはげむ姿を想い出すと胸がしめつけられる想いです。でも加賀さんは、常にネバーギブアップ。ただ前を向いて、自分のペースで一歩一歩進んでくれると思います。

スピードスターの復活を信じて。