ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

べっぴんさんロケ地の旅 -20161030 BKワンダーランド ~ようこそ”べっぴんさん”ワールドへ~-

2016-11-23 20:33:28 | 連続テレビ小説べっぴ...

明日は今シーズンの初雪が降るらしいです。通勤通学に影響がありそうですから心配です。

今日とは違って抜けるような日本晴れの大阪。

さかのぼること一か月ほど前。BK朝ドラ恒例の文化祭、BKワンダーランドに今年も参加してまいりました。

土曜日のプレミアムトークは、東京のホーム最終戦と被ってしまったので断念。日曜日のほうに参加です。

それではさっそく、べっぴんさんの世界に入ってみましょう。展示は4ブロックに分かれています。アトリウムフロアは、四つ葉のクローバーのシールが貼ってある大きなキャストのパネルと、あさや靴店をモチーフにした記念撮影とARのコーナー。T-1スタジオがメインイベントで、撮影セットの公開。T-2スタジオは作品の紹介パネルと衣装が展示してあります。

キャストのパネルです。顔が見えているのはシールを剥がしたから。オープンと同時に入ったのでまだあんまりはがれていなかったです。

エントランスでもらえるこのリーフレットにこんな感じではりつけます。

あさや靴店をモチーフにした記念撮影兼ARのコーナーです。

棚は撮影で使った小道具ではないとスタッフさんが仰っていました。でも細部の造形を見るととても良く似ているので、撮影で使ったものか、それとも同型のものなのかもしれませんね。

それでは8階に上がります。例年と同じく、NHK大阪放送会館に入ると入場カードをもらい、首からぶら下げます。エレベーターはべっぴんさんラッピングされていて、ヒカリノアトリエが流れています。

8階に上がると、右がT-1で左がT-2。

まずはT-2スタジオから見てまいりましょう。

T-2は、本来のBKワンダーランドの主旨である、NHKの放送技術に関する展示がメインです。AKの文化祭はまだその香りが残っているのですけど、BKはすっかりエンターテイメントになっていて、ちょっと寂しいです。

T-2では放送技術だけでなく工作の体験もできます。今年はべっぴんさんの塗り絵と真田丸の兜を作れました。べっぴんさんのホームページの背景に使われているこの柄は、後ほどセット見学でも重要なポイントですので、よーく覚えておいてください。

べっぴんさんの作品紹介パネルです。

衣装です。スタジオパークと神戸のべっぴんさん展ではほとんど観ることができなかったので、嬉しいです。

すみれさんのお衣装。

ゆりさんのお衣装。

潔さんのお衣装。

麻田さんのお衣装。

栄輔さんのお衣装。

大変長らくお待たせいたしました。それでは、いよいよT-1スタジオにお邪魔しましょう。いつもは右側の入り口から入るのですけど、今年はセット設営工事の関係で、中央からに入ります。BKワンダーランドのセット公開は毎年、セットの改変の時期に当たっていて、ちょうど撮影スケジュールの中間くらいです。BKワンダーランドのある土日は撮影もなく、キャスト、スタッフの皆さんもお休みされてます。T-1は半分ずつ使っていて、これまでは左半分が工事中だったので右側から入っていたのですけど、今年は逆でしたから入ったことないスペースでした。普段は公開されるセットのほうが取り壊される予定で、べっぴんさんのセットも、あさや靴店もキアリスの新店舗も、店舗内部はすでにほとんど取り壊されていました。ごちそうさんのセット公開のときは、実際に反対側で工事の音がしてリアルな想いがしたんですけど、さすがに最近は、公開時間中は休工してるんですね。

セットの全景図。公開されるセットは、いつもだいたい12月中旬くらいに放送される状態のものです。スタッフさんにお聞きすると、べっぴんさんもそのようです。ですから、今放送されているキアリスとあさや靴店がある港町商店街より、ちょっと新しくなっていると思います。

港町商店街に入る前の道。朝イチでしたのでめっちゃ空いてました。おかげで急かされることなく、ゆっくり見学することができました。

アテンドのスタッフさんは今年も法被を着てらっしゃいました。

T-1スタジオの天井。

9階のBKプラザから収録の見学ができます。現在は募集を中止しているようです。

入ってすぐ右手の建物。商店街のアーケードの外側が撮影で使われることは無いのに、ちゃんと作りこんであります。

権太堂。和菓子屋です。

お店の玄関。

看板。

ランプ。

屋根瓦。

軒先。

商店街の看板です。

お店の脇。放送では絶対に映りそうにない部分もしっかり作りこんであります。

続いて服部ベーカリー。パン屋さんです。すみれさんもパンを買ってる、綾子さんのお店ですね。

エンブレム。

二階。隣の権太堂の看板は服部ベーカリーの建屋に付いています。

二階の窓。港町神戸らしく、モダンです。戦前からこの作りでしたから、モチーフとなった戦前の神戸は、きっとお洒落な可愛らしい街だったんでしょうね。

一階の小窓の庇。

入口の電灯。

花壇。

続いては、服部ベーカリーの隣のこちら。配置が妙で、ここは商店街の通路だと思うので、本来は服部ベーカリーと並んでいるのかもしれません。

小窓があってモダンな作りなので、喫茶店の設定なのかな。

モダンな商店街の街灯。こちらも戦前から変わりません。

港町商店街のアーケードです。このアーケードは、すでに戦前からありましたね。ただ、商店街の全体の作りを観ると、公開時のセットは昭和30年代くらいの設定かなと思います。

アーケードの反対側。日本語になってますね。

アーケードに庇がついてるのは珍しい作りですね。あまり見かけないのですけど、モチーフになっているトアロードかセンター街に、当時同じようなアーケードがあったのかもしれませんね。

梯子。

柱。おそらく木にプラスチックのプレートを貼っているのだと思います。

アーケードの脇にある公衆電話ボックスです。この公衆電話ボックスはまだ登場してませんね。

電電公社は公の組織ですし、もう存在しないので実名で登場。

5号自動式ボックス青色公衆電話機!。ということは、やはり昭和30年12月以降の設定ですね。

セットの隙間から、工事中の隣のセットの様子を観ることができます。青っぽいカラーリングの建物のセットで、背景が斜面状の住宅街なので、新しい坂東家のお家かなと思います。山手の設定なのでしょう。

それでは、べっぴんさんの商店街シーンのメイン舞台にまいりましょう。公開セットの様子その1その2

一階がやない写真館で、二階が青島貿易公司になっている岬ビルヂングです。

ビルのプレート。

玄関です。

ショーケースになっている出窓。

出窓の基部。工作感があって良いですね。

ベランダの基部の飾。

看板を取り付けるプラットフォームは木です。ねじ跡がいっぱいあるので、多目的で使われるのでしょう。

側溝のふた。

二階のパイプ。排水パイプかな。

なぜかゴミ箱。

ショーケースの写真。キャストの写真ではなかったので、スタッフのプライベート写真を集めたのかな。この商店街のセットはリバーシブルで、小道具を変えればキャバレーユートピアがある通りになります。

岬ビルヂングの隣は、浮島時計店です。時子さん時久さん親子のお店ですね。

看板。

玄関。

サイドビューです。内部が作り込まれているのは、あさや靴店とキアリスだけ。あとのは、こんな感じです。

壁についてる掲示板に貼ってあった広告。

玄関の電灯。

玄関の植木。

店舗兼住居らしい、郵便受け。

玄関の下部。

出窓の下のタイル張りに見える部分は、なんとNHKのセットには珍しく手書きの板でした。こういうダミーの仕上げは観たことがないので面白いです。終戦後のセットが初めてだからでしょう。

ショーケースです。良子さんの腕時計が無事戻ってきてよかったですね。

続いて、今回のセット公開で一番びっくりする部分です。放送中のセットと大きく変わっているのはここ。バナナ問屋が中華料理屋になっています。元町、三宮っぽいですね。それにしてもバナナ問屋はどうなったのでしょう。放送中の戦後のシーンでもすでに営業してなく、お弁当屋になっていますね。

お店の玄関ですけど、この中華料理屋は1m強ばかり前に出してあると思います。本来はここに通路があるはずですので。

玄関の透かし彫り。

お店の二階。

テラス席なのかな。

続いては、あさや靴店のお隣のバー、ユーポートです。戦前からあるのですけど、まだ話題にはなりませんね。

気になる人形。

背面はこんな感じ。

港町商店街の街路灯です。

看板。

玄関の階段。

ランプ。

船のような窓。

植木の土は鉄道模型のジオラマで使われるマットですね。

空き瓶ケース。

こんな細かいところにもギミックが。実在しない大阪のウイスキー会社のラベルです。鴨井商店だったら涙ものだったのですけど。

それでは、いよいよあさや靴店です。内部は残念ながらすでに取り壊されています。9階のBKプラザから内部の様子を観ることができますけど、家具類などはありませんでした。

看板。

屋根に枯れ葉をのっけています。

玄関の電灯。

庇の支柱。

玄関。

ショーケースです。子ども服が飾ってありましたね。

ショーケースには靴が置いてありました。ベビーショップあさやがキアリスに移転してからのあさやのショーケースは、こんな感じなのかもしれませんね。

ショーケースの出窓の下部。

あさや靴店とベビーショップあさやの回転看板。これもキアリスに移転しましたね。

閉店するとこっちが表に出ます。

それでは最後に、キアリスを見学しましょう。BKワンダーランドの時点は、まだキアリスはありませんから、BKも公開にあたって工夫したのでしょう。スタッフさんは「閉店したお店の設定です」と説明されてました。キアリスが入る前は、輸入家具の天山商会でしたね。

店舗の上部。キアリスの店舗の内部も壊されていますけど、マネキンがいくつか残っていました。

商店街の看板も黒い幕で覆われています。幕の下はキアリスのロゴが入っているのでしょうから、そりゃあ隠しますよね(^^;。

お店のほうの看板も幕で覆ってます。

屋根の内部はこのような作りです。

キアリスは商店街の角にある好立地。屋根の下部が丸っこくなっていて、おもしろい造形です。実際のファミリア1号店もトアロードとセンター街が交差する北東の角にありましたので、そのイメージをそのまま再現しているのでしょう。そういえば、あさや靴店のモデルのモトヤ靴店も、ファミリアと一つお店を挟んで隣あっていたそうです。

玄関の電灯。

庇のなか。

ショーケースです。

ショーケースの台。

ショーケースの下部です。

見学していて、この店舗がキアリスなんだと最初は気がつきませんでした。このショーケースを観ていると、たまたま隣でご覧になっていたおばあちゃんが、このレースのカーテンを見て「べっぴんさんのホームページにそっくりやね」とつぶやかれたので、あらためてよく観てみると、なんと!。まったくその通りで、ホームページの背景に使われている柄にそっくりです。

注意深く、どこかにおもしろいBKからのメッセージが潜んでないか観ているつもりですけど、おばあちゃんに感謝です。BKも丁寧にキアリスの証跡を隠したつもりでしょうけど、おばあちゃんの慧眼の敵ではなかったですね。はなさんが作ったタペストリーの柄にも似ているので、設定としてはそれをモチーフにしたことになっているのでしょう。ドラマのほうではまだ出てきていないかな。

今年のBKワンダーランドはこれにておしまいです。おばあちゃんのおかげで、とても感動的なセット見学になりました。

来月の土曜スタジオパーク、当選しますように。