ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

あさが来たロケ地の旅 ―20150930 連続テレビ小説「あさが来た」展―

2015-10-03 16:20:52 | 連続テレビ小説あさが来た

待ちに待って待ちくたびれましたんどすヽ(´ー`)ノ。

平成27年度後期もスタートいたします。あさが来たのロケ地巡りでございます。半年間どうぞよろしくお願いいたします。

第一週が終わりました。あさちゃんと新次郎はんの年の差にびっくりぽんだったり、「こらあさぁ」を毎日聞くのが楽しみだったり、五代さんがかっこよかったり、菊さんと惣兵衛さんが怖かったり、AKB48さんの主題歌「365日の紙飛行機」がほんわかして気持ちのええ唄やったり、意外にも幕末の関西の動乱を背景にしてたり。ほんでやっぱり梨央ちゃんと愛生ちゃんが可愛かったり。BKの朝ドラらしい、落ち着いたゆったりした流れのなかで、笑いあり涙ありの、好調な船出ですね。

先取りし過ぎの旅で6月に飯塚にお邪魔してますけど、ロケ地巡りではございません。どうかご理解ご容赦のほどを。福岡ロケがありましたら、またお邪魔します。

関西のかたにはひと足お先に、本格的なロケ地巡りをはじめる前に、BK朝ドラ恒例の、はじまりはいつも渋谷。

スタジオパークでございます。

いつの間にか、どーも君が茶色くなってます。

スタパに向かう通路は、あさが来た一色。これを観ると気持ちが上がります。

11月29日まで開催してますので、お近くにお寄りの折にでも。

それでは「あさが来た」展に参りましょう。

恒例のいきなりのお出迎えは、あさちゃん。波瑠さんでございます。自分は波瑠さんのファンでして、個人的にちょっとこれまでに無い盛り上がりの朝ドラです(^^ゞ。

あさが来たの紹介ボード。

ヒロインあさのここに注目。

キャスト。

三家の両替屋。

両替屋のしごと。

まずはあさちゃんとはつさんの実家、今井家です。

今回のあさが来た展のイベントスペースは、三家の両替屋がメインになってます。展示は店先にかかっている暖簾。

展示してある三家の暖簾のうち、今井家と山王寺屋の暖簾は、実際に撮影で使われたものなのだそうです。

ドラマでもわかりましたけど、エイジングが施してあります。

店先にあった竹の縁。こちらはAKの道具のようです。

続いてあさちゃんの嫁ぎ先。

加野屋です。

この暖簾、ドラマに出てきたのと見た目が変わらないので、レプリカかもしれませんね。クランクインしてからもう5ヶ月経ちましたから、今井家の撮影はもう終わってるでしょうし、もしかしたら山王寺屋のほうも終わっているのかもしれませんね。

暖簾をくぐると、おあさはん。なんでどす?。

両替商の商標。

加野炭砿の商標。潤野炭坑はドラマでは加野炭砿として登場するのかな?。

最後にはつさんの嫁ぎ先、山王寺屋です。

こちらも実際に撮影で使われたそうです。

おはつさん。宮崎あおいさんは、純情きらり以来9年ぶりに朝ドラに帰ってきはりましたー。ちなみに寺島しのぶさんも同じく純情きらり以来ですね。

山王寺屋の暖簾はあまりエイジングしてませんね。

山王寺屋のシーンでは、はつさんが見上げてた能面の冷たさが、嫁いだあとのはつさんの境遇を象徴しているようですね。

この能面は、第4話で登場したものとは違いますけど、実際に山王寺屋のシーンで使われたお面だそうです。

イベントスペースにはもうひとつ、忘れてはならないこのかた。新次郎はんでございます。新次郎はん、ええですなあ。朝から男前観られると元気がでますよって(*^^*)。

加野屋の内部を模していますけど、こちらはいずれもAKの道具だそうです。

売掛帳。

銭函。

パチパチはん(^o^)/。

ちょっと今回のあさが来た展の展示内容は、過去の朝ドラ展史上で一番小ぶりです。もともとAK作に比べてBK作は、道具が大阪なので小規模になるんですけど。撮影でまさに使っているものが多くて、持って来られなかったんでしょうね。「もうすぐ!あさが来た」でちょっとだけ出てましたけど、あさちゃんが顔を墨汁で真っ黒にしてたシーンは、これがきっかけのようです。

「こっちはお前にや。新次郎さんからや」「新次郎さんから、あさに文て…」「びっくりぽんや。し…失礼致します!」「こらあさ! 廊下を走るんやない!」「あさ。ねえ、あさ!」「お姉ちゃん…。お姉ちゃん、お願い! 一緒に見て」「もちろん! へぇ、きれいな字ぃやね」「ほんまや。光源氏みたいな字ぃ書かはる。うちの太ったミミズみたいな字ぃとは大違いや」「ねえ、早開けて」「うん」「『ご機嫌よくお過ごし遊ばされ候や。文まいらせて左右(そう)伺いたく候。手前ごとも、無事に暮らしおり申し候あいだ、ご安心下されたく候。おあさ様。新次郎』」「うん? これだけ?」「へぇ、ええなぁ。あさが元気に暮らしてるか、気にしてくれたはるんやんか」「はぁ、そうなん?」「ほら、あさも早速お返事書かんと。こんなにすてきな恋文もろたんやさかい」「へっ、これ、恋文なん?」「そうや。はぁ~嫌や~。初めて見たわ。ほんまもんの恋文!」「嫌や、そんなん言わんといて、恥ずかしい」。新次郎はんがあさちゃんに宛てた手紙。

「何や? どないしたんや? その顔!?」「あの~お願いがございます。加野屋さんに文を出さはるんやったら、これも一緒に入れてくれませんか?」「これは…」「汚い字ぃやなぁ」「『お文、ありがたく頂きました。初めての文につき、乱文お許し下さいませ』」「ク~…」「『それから…私には、大事な姉がおります。姉は、あなた様と同じ、大坂にいらっしゃる、山王寺屋の惣兵衛様に嫁ぐ事になっておりますが、山王寺屋様のお人柄が分からず、どのような方かと思えば思うほど心配で、夜も眠れぬ様子にございます。もしよろしかったら、山王寺屋様の事を、知っている限り、教えて頂けませぬでしょうか』」「余計な事を…」。実に男らしいwあさちゃんの返事。第二週に登場するようですね。

「ふゆ~! もう嫌や…。もう嫌や…!」「あっ…」「届いた! あ~っ!」「おはつ様! おはつ様! 誰か! おはつ様が!」「ああ…。はぁ…。あった」「フッ…。アハハ…」「何やの? これ。どないにええ事書いてくれたんかと思たら…」「アホらし。フフッ」「この家に来てから、声出して笑たん、初めてや」「はつ!」「旦那様? ふゆ」「おはつ様!」「大丈夫か!? 今、行ったるさかいな!」「旦那様、お帰りだしたか」「お帰りだしたかやあれへんわ! 何してんのや!」「すんまへん。その…。井の中の蛙いうか…。わっ」「よかった…。死んだか思た…。よかった…!」「旦那様…」「はぁ…。ふぅ。おおきに。心配かけて、すんまへんだした」「まさかと思うのやけど… さっき、一人で笑てへんかったか?」「アハッ…フフフ。へぇ。笑ておりました。あ…。そないいうたらこれ、ちょっと旦那様に似てはるわ。フフッ」「これか?」「おおきに。あさ」。おはつさんが井戸のなかで見て笑ってた、おあささんが元気づけようと送った切れ端。

あさが来たの台本。

両替商を象徴する天秤です。

こちらは実際に撮影で使わてものではなく、AKの道具でもなく、本物の両替商の天秤だそうです。とても貴重なものだとか。

これらも本物。残念ながら、お聞きしても出典はわからないとのことです。

突然ですけど、クイズ!あさが来た(^o^)/。あさ編。

はつ編。

新次郎編。

五代編。

イベントスペース最後は、あさが来たが、両替商三家の物語と並行して時代の大きなうねりを描いていくことを宣誓するかのごとく、第一週から登場した、五代友厚さんです。

「しかしその手紙は、思いがけない方からのものでした」「え?」「今井のあさ様いうたら、あさ姉の事やろ?」「これ、あの…異国の字ぃやないか」「何で異国から、あさに文が届くんどっしゃろ?」「分からへん」「これ、名前やない? 五代才助?」「五代才助…? あっ!」「まさかあのお方? びっくりぽんや」。五代さんがロンドンからあささんに送った手紙。

「うわ~ほっそい筆で書いたはるなぁ」「ほんまやなあ。でぃ…でぃあ あさ?」「あっ、やっぱりこのお方…」「『ディア あさ。おいの事を覚えておいもんそかい? 大坂の町で、あなたと追いかけっこをした、あん無礼な男でごわす。おいは今、イギリスに来ておいもす。こうして世界を見ていると、わが国は、地球の中では、米びつの中に紛れた、ネズミのふんにも及ばない事が、よく分かいもす。こん町で、ベロシペードという二輪車に乗って、すごか速さで走るおなごを見ていたら、なぜだかふと、すばしっこく走る、あなたの事を思い出しました。日本のおなごには、乗りこなせぬと、誰もが言っておいもす。じゃっどん、きっと、あなたなら、いつか、乗りこなせる事でしょう。では、いつか、どこかで』」「いつかどこかで、やて? あさ、いつの間に…どこや?」「イギリス」「イギリス行くような男から恋文もらうようになったんやな?」「そうですよ。もうすぐお嫁に行くゆうのに、殿方から文やなんて! お父はんに知れたら大変や!」「あっ!」「あ~! 異国の文が!」「大変、大変!」。五代さんが描いたベロシペードの絵。

封筒。

「まあ。五代様のような、男らしい方に思われるとは、鶴か、シラサギのような、優美なお方なのでしょうね」「うんにゃうんにゃ、彼女は、そげな優美なおなごではあいもはん。言うなれば…ファースト・ペンギンじゃ」「ペンギン?」「ぺんぎん?」。これはペンギンだったんですね(^^ゞ。

地階におりまして、例によって反時計回りにぐるっと回ります。休憩コーナーの先の、ドラマ紹介コーナーです。最近の大河と朝ドラの展示が観られるのは、ここスタジオパークだけ。現在放送中の作品は、紹介ボードが展示されています。手前にあさが来た。

登場人物。

波瑠ちゃんがあさちゃんになるまで。

加野屋はん。

これを観たかったんです。セットのスケッチ!。別の機会でいいので、もっとスケッチを観せて欲しいです。

怪しい招き猫がいましたね。

そしてそして、一番楽しみにしてたのが観られました。お衣装です。今回は一点だけ。来週登場するあさちゃんの娘時代のお衣装です。

あさが来たは、初回から女性キャストのお衣装が素敵で楽しいですよね。

きっと力を入れはってるのでしょう。

近年は民放で時代劇を帯放送しなくなって、時代劇制作技術の継承と人材確保の危機が懸念されているようです。NHKは日本の時代劇の技術を継承すべく、大河や木曜時代劇で、機会は限られるけど途絶えることなく制作し続けています。

ある意味、個々の番組ごとの収支ではなく、総括原価の枠で考えられるからこその技術継承だと思います。

組織化された社会インフラ事業を、ただ組織というだけで嫌う人もいますけど、とても残念な狭量だなと思います。このような営みも日本固有の文化を受け継ぐために、地味だけどとても大切なことだと思います。

マッサンに続いてあさが来たも、東映太秦映画村がロケ地として使われています。今回、朝ドラ史上初めて江戸時代がとりあげられた制作意図には、官民の枠を越えて時代劇制作の技術を受け継ぐための機会を作るということがあるんじゃないかと思います。とても素敵なことだと思います。応援します。

「もうすぐ!あさが来た」と第13週までを観た限りですけど、把握したロケ地のリストです。
・日の出女子大学校は、兵庫県立大学姫路環境人間キャンパス(旧制姫路高等学校講堂)です。
・今井家は、橿原市今井町の旧米谷家です。新選組ごっこもこちら。ごちそうさんで、ちょぼ焼き屋の前で希子ちゃんが初めて歌をうたった路地ですね。
・加野屋と山王寺屋は太秦映画村です。非公開エリア。
・あさちゃんが登る木がある今井家の内庭も太秦映画村だと思います。こちらも非公開エリア。
・あさちゃんが五代さんと出会って、またイギリス帰りの五代さんと再開した橋も太秦映画村です。こちらも非公開エリア。
・おあささんが取立てに行ってた宇奈山藩江戸屋敷も太秦だと思います。こちらも非公開エリア。
・おふゆちゃんがおあささんとおうめさんに再会して、亀助さんがおふゆちゃんに一目惚れした橋のたもとも太秦です。非公開エリア。
・五代さんが走る土手と、結婚式を忘れてた新次郎はんと亀助さんが走ってた土手は、亀岡です。記憶に新しいですけどマッサンで、マッサンとエリーが竹原に帰るシーンで使われていましたね。
・あさちゃんとはつさんが初めて大阪に来た時の船着場は、おなじみ近江八幡市の新町一丁目、大杉町付近の八幡堀です。こちらはごちそうさん以来。
・はつさんのお嫁入りを今井家のみんなが見送る水路も近江八幡の八幡堀です。
・あさちゃんが亀助さんとおうめさんに付き添われてた橋も近江八幡の八幡堀です。近江八幡ロケはこれにておしまいの模様。
・あさちゃんと新次郎はんがデートしてたお庭は、時代劇でおなじみの大覚寺の大沢池です。
・結婚式を忘れてた新次郎はんが美和さんと紅葉狩りに行ってたのは、京都嵯峨広沢の広沢池です。
・おあささんが正吉さんに認められて、正式に加野屋の働き手になってから取立てに行ってた蔵屋敷は、亀岡のへき亭さんです。
・おはつさんが宿泊を断られていた農家は、甲賀市みなくち子どもの森の、体験農場の茅葺き屋根の家です。
・天王寺屋の一家が大八車を押して歩いてた道は、甲賀市甲南町です。
・お妾さんが引っ越してきたと聞いてショックで雨のなか出ていったおあささんを新次郎さんが迎えにいったお寺は、亀岡の丹波国分寺跡です。
・おいてけぼりの寂しいもん同士の新次郎さんとおはつさんが渡ってたのは、大津日吉神社の大宮橋です。
・新次郎さんが落っこちた川も日吉神社の大宮橋です。
・惣兵衛さんが訪れた和歌山のみかん農家は、大津市雄琴の、滋賀県では珍しいみかん農家なんだそうです。
・加野屋を睨んでた怪しい男を探して、あさ姐と亀助さんとおうめさんが走っていたのは、和歌山マリーナシティです。
・少々無理矢理感が漂って楽しい東京物語の舞台も、和歌山マリーナシティです(^^ゞ。
・山王寺屋さんの和歌山のみかん畑は、有田市のみかん山のようです。 
・東京に出るためにあさ姐とおうめさんが乗ってた汽車は、明治村の蒸気機関車12号で、なごや駅の手前の切り替えです。
・あさ姐が五代さんに東京を案内してもらってる赤い鉄橋は、明治村の六郷川鉄橋です。灯台も明治村の品川灯台。

キャストの皆さんのサインに寄せられたコメントです。あさが来たのキャストさんは、皆さん達筆でデザインが可愛くて楽しいです。
波瑠さん「元気のでる朝をおとどけます!」
宮崎あおいさん「”あさが来た” 楽しみにしてください」
寺島しのぶさん「凛々しく逞しく」
升毅さん「生き抜く!」
友近さん「うめというアーマーを着てきばります。よろしくお願いします」
玉木宏さん「活、粋」
近藤正臣さん「愉快!痛快!あさがきた!!」
風吹ジュンさん「ほなよろしゅう よのさんです」
三宅弘城さん「おもしろおまっせ! 観てや〜」
山内圭哉さん「約一年も雁助という役と向きあえるのが幸せです。」
ディーン・フジオカさん「見て下さい」
柄本佑さん「5年ぶりの朝ドラ。楽しんでいただけるよう頑張ります」
萬田久子さん「楽しみまっせー♡」
辰巳琢郎さん「大阪を元気に そして日本を元気に」
野々すみ花さん「心を込めて…」

まれの初公開の小道具を観ることができました。

貯金箱と元治さんの塩。

魔女姫。

徹の能登でビジネスの企画書と圭太が希ちゃんに送った箸。

まいもん食堂のメニュー。

津村家の表札。

紺谷家の表札と徹の似顔絵。

希ちゃんの命名。

津村家の日本地図。

藍子さんがダーツで夜逃げ先を決めた場所。

今年のBKワンダーランドが10月31日から11月3日の日程で開催されることが発表されました。31日には波瑠ちゃんと玉木さん、1日には波瑠ちゃんと玉木さんとディーンさんのプレミアムトークショーがあります。今年は残念ながらT1スタジオの収録セットは公開されないようですけど、模擬セットは見られるようです。合わせて真田丸のイベントもあります。楽しみです。

朝ドラの子ども時代は、あくまでもイントロダクションという位置づけでしたけど、あさが来たはいきなりフルスロットルですね。梨央ちゃんと愛生ちゃんという実力を持ったかたを配しているからこそできることかもしれません。第一週なのに、第四話のはつちゃんが初めて涙を見せるシーンと、第六話のあさちゃんが新次郎はんに恋ごころを芽生えさせるシーンで、いきなり泣いてしまいました。これから半年、どんなびっくりぽんを観せてくれるのか、楽しみに応援して行きたいと思います。ロケ地も行くでぇ。待っといてや(^o^)/。飛んで行け! 飛んでみよ!♪。