このエントリーは刺激の強い写真がありますので、くれぐれもご注意ください。2011年以来、毎年夏休みを東北で過ごしております。太平洋沿岸の復興を見届けたくて。昨年は、被災地が草むらに覆われ、風化していくのかと悲しい気持ちになりました。毎年少しづつ訪れる範囲を拡げていきたいと思います。ことしは念願の、北リアスから。あまちゃんで田野畑のモデルになった、畑野の港です。
畑野の仮設住宅。畑野は、三陸鉄道北リアス線沿線の堀内以南では、一番被害が広そうに見えました。
畑野から県道44号線のトンネルを一つ南に通った地域です。北リアス線は、復旧工事が見に見えて進んでいます。
鳥越地区の北側です。ここでも北リアス線を工事していました。
あまちゃんで北鉄の被災状況が伝えられた鳥越駅です。北リアス線では、もっとも大規模な復旧工事が行われています。北リアス線沿線では、十府ヶ浦でまだ瓦礫の除去作業が続いているのを除くと、概ね瓦礫の処理は終わっているようです。むしろ、北リアス線に象徴されるように、復旧に向けた一歩を歩み初めているように見えて、心強かったです。言い換えますと、あまちゃんの舞台よりも、まだまだ大変な地域はいっぱいあります。宮古以南の南リアス線沿線になると、町の規模も大きくなるにつれ、被災状況もひどくなってきます。山田町や大槌町は、被災した建物が未だそのまま残っている場所もありました。ドラマは素敵でしたけど、このことをけして忘れてはならないでしょう。
気仙沼で一泊しまして、三陸沿岸を南下します。気仙沼以南は、毎年訪れています。大谷海岸は、昨年道の駅が仮設ではなくなっていました。今年はトイレが立派に戻っていました。背後のJR大谷海岸駅は、被災当時のままです。
国道45号線を南下します。南三陸に入りまして、陸中港です。
陸中港で一際目を引いたのは、土手の上の白い真新しいガードレールです。
陸中港の海側。
JR陸中港駅への階段が復旧してました。
BRTです。JR気仙沼線の歌津から陸中港の区間は、既にBRTが完成し、バスが走っています。ここを走るバスは目撃できなかったのですけど、45号線を走っていて、何度か赤いBRTを見かけました。思ったよりも大きなバスでびっくりしました。
陸中港駅。
陸中港の時刻表。本数は結構多いです。
蔵内方向に向かうトンネルです。
歌津方面。
BRTの路面は、ホームを含めて単線仕様のようでした。避難所で上り下りのすれ違いをするのでしょうか。BRTも未整備の地域のほうが多いです。土手の被害が大きな地域や、橋梁が流された地域の整備はこれからでしょう。あるいは、そういう地域は45号線を走るのかな。
歌津です。2年前の夏から気になっていたんです。ことしもJリーグクラブのフラッグが風にたなびいています。てか、むしろ増えているような気が。
我が青赤フラッグが気持ち良さそうでした。
サッカーだけでなく、イーグルスとライオンズのフラッグもありました。あらためまして、パ・リーグ初優勝おめでとうございます。
仮設商店街のかたにお聞きすると、2011年にベガルタの選手が訪問して以来、フラッグを掲揚しているのだそうです。商店街にスポーツ店がありましたので、ゆかりがあるのかもしれませんね。お店のかたがお忙しそうだったので聞きそびれました。また来年お聞きしたいと思います。福島ユナイテッドFCも。
Jリーグのフラッグだけではありません。なでしこやJFL、地域リーグのフラッグもあります。
歌津大橋の跡です。歌津も昨年に比べるとずいぶん瓦礫が撤去され、復旧工事が始まっているようです。
歌津大橋の北詰。
ウタちゃんはし。
商店街の駐車場の向こうに、BRTの歌津駅です。
志津川。
泉中央で仙台vsマリノスを観戦し、国道4号線を南下。角田に宿をとりました。角田は想像以上に何もなく(すみません)、久慈がよっぽど都会に思えました(ごめんなさい)。角田でベガルタ仙台レディースの試合が開催されるんですね。街のあちこちにのぼりが立っていました。今年は、10月20日に試合があります。
ようやく福島浜通りに来ることができました。相馬です。相馬中村城。
大手門の内側。唯一残っている中村城の建造物です。
中村城内には、神社が二つあります。この鳥居は珍しい共用なのかな。
鳥居をくぐりますと、なんと騎馬武者が。
相馬野馬追に出場した馬なんだそうです。お顔も馬体も綺麗な淑女ですけど、結構おばあちゃんだとか。そういえば芦毛がすっかり白いですね。
「おいしそうな子だね」
中村城内に厩舎がありました。
ポニーもw。
ワンコもw。
相馬中村城です。
本丸御殿跡。
本丸跡。
本丸には、相馬神社がございます。
相馬中村神社。野馬追の出陣式を行う場所ですね。
さすが野馬追ゆかりの神社だけあります。階段の手すりが馬w。