ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2013J2リーグ第27節ファジアーノ岡山vsガンバ大阪@カンスタ20130804

2013-08-07 23:36:15 | サッカー

あだっちーはすごいですね。昨日味スタでステージを見たと思ったら、今日はカンスタに来ていました。ひとり「あだっちーと行こうJリーグ二日間」w。

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ひさしぶりにドリームライナーでございます。いろいろありますけど、自分は運航再開を大歓迎です。

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実家の父は絵を趣味にしておりまして、自分を絵のなかに登場させたんだそうです。

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岡山の夏は白桃の夏!。

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ファジサポの今年最大のお楽しみ、ガンバが岡山にやってきました。早々とチケットはソールドアウト。父の日にプレゼントしたファジユニを着た父もワクワクしてました。

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驚いたのがガンバの選手紹介です。ヤットと宇佐美に大拍手です。コアな人たちはそんなことないと思うのですけど、今日の多くのお客さんはファジより代表が上位ってことなのかもしれません。ちょっと寂しかったです。ファジの選手もびっくりしたんじゃないかな?。まだまだ頑張らないといけませんね。これはホスピタリティの域を超えてます。真にファジと共に闘いJ1を目指すのなら、彼らはファジから勝ち点を狙うライバルなんですから、最大限のリスペクトを込めたブーイングで迎えないと。あ、ちなみに今ちゃんのときは無反応でした(^^ゞ。

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リーグ最多得点と最少失点のある意味頂上決戦は、ゴールがいっぱい入りました。上位に強いファジの地力を発揮した2ゴールでしたけど、ガンバの攻撃力に屈しました。

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今日のファジの前線3枚は、久木田を軸に桑田と関戸のシャドゥです。ボランチは千明と仙石。あとは不動のメンバーです。

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ひと月前に見たときからガンバは前線が入れ替わりました。レアンドロと家長が抜けた穴は、そのまま新加入のロチャと宇佐美が埋めました。ハーフの一枚に大森が入ります。大森、岡崎、阿部、内田、西野と、ガンバは続々とレギュラー予備軍の有望株が出てきています。来年以降のガンバはリニューアルされてくるかもしれません。楽しみです。

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スタンドのちょっとお祭りムードはともかくも、ファジは非常に気合いが入っていました。作戦面も整理され、コンセンサスがとれていたと思います。まず守備ですけど、バイタルエリアを閉じる作戦です。後ろ3枚と中盤4枚のブロックをしっかりと作ります。とくに中央は5枚で守りますから、非常に堅固です。

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なのでガンバの攻撃はサイドに流れます。とくに序盤は加地のサイドに片寄っていました。もともとガンバは右で作って左で仕掛けるチームですから自然ではあります。ただファジが加地サイドをターンオーバーポイントにしていますから、そこからの展開の選択肢が限られます。強引に加地が仕掛けてつぶれるシーンが続きます。

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ロチャと宇佐美は役割分担します。宇佐美がポゼッションに絡みます。序盤は宇佐美に入るタイミングが少し早かったです。宇佐美はパスを受けるとフィニッシュに持っていくイメージがあったんでしょう。バイタルエリアで受けて強引にドリブルインしてつぶれるシーンを繰返します。宇佐美へ繋ぐプロセスに問題があるわけですけど、ただ、これらの仕掛けがボディブローになるだけ、ガンバの圧力は強かったと思います。

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ファジはガンバの右サイドを狙います。明神、加地、西野のトライアングルです。桑田と久木田が仕切りにトライアングルの真ん中に侵入します。ことしのガンバは、そこが泣き所です。ファジの基本的な攻撃プロセスはボランチからのロングフィードです。今日は、諒サイドに限ってはビルドアップが有効でした。これで右も活性化し、奏一へのフィードが決まります。結果ガンバが誇る両SBを閉じ込めることに成功しました。ガンバの攻撃を封じファジの攻撃を活性化する両得作戦が奏効し、ファジが先制します。

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前半14分。センターライン付近のFKを千明が最終ラインに戻します。最終ラインでパスを回し、時間を作って龍仁朗が久木田にポスト。久木田は西野を背負いながら綺麗にポスト。落としを千明が受け、左サイドで明神、大森、ヤットのトライアングルの真ん中に位置取る桑田にダイレクトではたきます。桑田もダイレクトで久木田に。久木田のポストについて上がっていた西野はラインに戻ろうとしていました。ヤットは千明をマーク。明神は桑田。加地は大外にいる諒をマーク。トップに関戸がいて今野がマーク。結果、久木田がターンしたときはゴールに向かうバイタルエリアががっぽり空いています。久木田はドリブルで進みながらルックアップ。藤ヶ谷の過重移動を確認して、逆をつきました。ゴラッソ。ファジ1-0ガンバ。

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なんと万博と同じような展開です。ちょっと早く先制したので、ガンバに焦りはないなと思いました。逆にファジには長い長い時間が残ります。

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健太さんが動きます。二川に代えて内田を投入します。ヤットを一枚上げます。フィニッシュに繋ぐ役の二川が、バイタルエリアを封じられ機能しません。ヤットは単純に二川の役を引き受けるわけではなく、守備の負担を解放し攻撃のハブ役に専念します。パスを受けるため、中盤を広範囲に動きます。困ったときのガンバが見せるザ・ヤットシフトです。ガンバにこの選択をさせたということは、その点でファジの成果だと思います。

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効果は抜群で、ガンバのパスがスムーズに回り、バイタルエリアを使えるようになります。これで宇佐美がパスを受ける位置が高くなり、計算通り追いつきます。

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前半43分。ガンバ自陣から。ファジのシュートを止めた藤ヶ谷から左サイドを今野、ヤットと渡り、宇佐美のところでサイドチェンジ。逆サイドの大森に渡します。大森は背後をオーバーラップする加地にパス。加地はキープして大森の上がりを待ってパス。この時ファジは綺麗な2ラインを保っています。大森がルックアップしたのを見て、ひとり前線にいたロチャが龍仁朗の背後を狙ってダッシュします。それを見た大森がロブスルーを上げます。これがいいアイディアでした。スルーは龍仁朗がカットしますけど、落ちたところに大森が上がっていました。龍仁朗とのタベーラのような形になります。この一連のアクションでファジの守備網にギャップができます。竹田は大森のシュートコースを消します。千明も大森に寄せる諒のカバー。後藤がゴール正面を守ります。バイタルエリアには仙石がいますけど、その背後からスルスルっと宇佐美が上がってきます。これを見た大森が宇佐美にパス。ここから宇佐美がスーペルでした。大森のパスを右足でトラップし、ファジの5人が寄せてくる前に右足でショット。スーペルゴラッソ!。ファジ1-1ガンバ。

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このまま前半終了。

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万博の第一戦とまったく同じ展開です。後半は2013シーズンの決戦になりました。ただ、第一戦とは状況が少し違います。健太さんの打ち手が決まり、後半はガンバが完全にイニシアチブを握ります。前半はほぼなりを潜めていた藤春が頻繁に攻め上がるようになります。そして早々追加点が生まれます。

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後半10分。自陣右サイドで大森と宇佐美がパス交換するなかで、大森が抜け出します。センターラインでフリーのヤットに。ファジは守備陣形が前傾していました。ガンバ陣深くでターンオーバーしたので、そのまま前線からプレッシングをかけようとしました。ボールを奪えたらビッグチャンスになりますから、このリスクテイクは納得です。むしろそこを抜け出た大森と宇佐美が巧みでした。ヤットはターン。ドリブルで一気にファジ陣内へ。完全にカウンターになります。ファジは竹田、後藤、諒、奏一が残っています。ガンバは前にロチャ、ヤットの後ろに大森です。ヤットに竹田がチャージ。シュートコースに諒。ここからヤットが凄いです。竹田を引き連れながら諒も巻き込んだところでヒール。大森が後ろにいることがわかっていたのでしょうか。大森のシュートは中林が弾きますけど、ロチャがつめていました。ファジ1-2ガンバ。

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立て続けに加点します。

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後半13分。ヤットの左CK。ファジはゾーンです。ロチャはファジのゾーンの真ん中にいました。そこから後藤と龍仁朗の間に入ってジャンプ。案外視界に入らない場所なのかもしれません。ヤットのボールがロチャのヘッドにドンピシャ合いました。ファジ1-3ガンバ。

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2点目を取られ、一瞬集中が切れたかもしれませんね。ファジにとって残念な魔の時間帯でした。ここから影山さんは果敢です。関戸を石原に代え、さらにその石原を仙石に代えてボランチに置く攻撃加重シフトで、押谷を投入します。

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ガンバは大森を岡崎に代えます。ゆったりとポゼッションするようになり、この点差のままクローズする選択をします。ファジに敬意を払った選択ですけど、少し裏目にでます。西野がアクシデントで丹羽に代わった影響もあったのか、ファジの攻撃加重がガンバの守る意識に噛み合い、ガンバがうまくいなしているように見えた流れが徐々にファジに傾きます。そして1点差になります。

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後半39分。ロチャのポストを後藤が阻止。こぼれ球を竹田が拾い千明へ。千明は前線から降りてきた久木田にポスト。久木田は、キープにつられて寄ってきた岡崎の背後を伺う石原にパス。石原は切り返して岡崎との距離をおき、ルックアップ。ガンバ最終ラインは揃っています。一番奥、押谷が藤春と対面しています。石原の視線を見て、押谷が藤春と今野の間を狙います。そこに石原が柔らかいクロスを送ります。これが絶妙でした。押谷はヘッドを振り、右隅にゴール。ファジ2-3ガンバ。

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諦めムードが漂い、家路につく人が出始めていたカンスタのボルテージが一気に上がります。ファジは奏一を妹尾に代えて攻勢を高めます。だけど残念ながら時が足りませんでした。このまま試合終了。ファジ2-3ガンバ。

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今シーズン初スタメンの久木田が非常によかったです。シュート意識が高く、精度も威力もありました。ミンキュンが加わりライバルが増えましたけど、今シーズン見たなかでは、ファジのアタッカー陣で一番おもしろいシュートを持ってます。

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桑田は中盤で組み立てに絡んでいました。ビルドアップというこれまでファジになかった攻撃パターンを加えてくれるかもしれませんね。

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負けましたけど、楽しい試合でした。「強ぇーチームとやったらエエ財産になる。こういう経験を重ねて活かしていきゃあ、ファジも強ぅなるんじゃあ」とは、満足げな父親の言葉です。

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帰りの飛行機もドリームライナー。CAさんたちが乗客として乗っていたので、「新人さんの研修ですか?」と聞いたら、「そんなに初々しく見えます?。みんな大ベテランですよ」と笑ってらっしゃいましたw。

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