ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2012ヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦FC東京vs清水エスパルス@味スタ20120905

2012-09-07 22:01:39 | サッカー

いつの間にかヤマザキナビスコカップも佳境に入ってきましたね。清水との準決勝第1戦でございます。今シーズンはACLがあったのでカップ戦のスケジュールが例年と違っていたから、あっという間に感じるのかもしれません。まぁ、勝ち残っているから言えるのですけどもw。

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ミッドウィーク開催は今シーズン最後ですかね。

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逆転で初戦を制しました。

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東京は今日も3バックです。ナオがスタメンに戻って、GK以外はベストメンバーです。3バックフォームは今日も快調でした。清水がアタッキングサードに入ろうというポイントを狙ってチェックにいきます。ボールを奪えば、梶山を軸としてクイックなアタックで清水ゴールに迫ります。ワンタッチプレーを基軸としますから、とても小気味よく、見ていて爽快な気分にしてくれます。

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清水の特長は、ピッチを広く使ったアタックです。ターンオーバーすると攻め急がず、いったん最終ラインに預けます。CBはワイドに開き、両SBを東京のボランチのラインまで押し上げます。シャドウアタッカーはサイドでSBと絡み、数的優位を作ります。まるで東京を包み込むかのようなフォームです。で、真ん中で杉山が攻撃をオーガナイズし、キム・ヒョンソンを前線に固定して、八反田がその下を自由に浮遊するイメージです。攻撃のファーストチョイスは、サイド奥に高く張ったアタッカーにできるだけ早くパスを入れ、東京の守備陣形が整う前に一気にクロスを入れてくる形です。東京のWBに対し清水のサイドは2枚、時として八反田を含めた3枚で臨みますから、数的優位です。中央が堅いので、1、2回のプレーでシンプルにクロスを放り込みます。後はフィニッシャー次第。とくにイ・キジェの運動量はストロングポイントになり得る質かもしれません。

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もとよりWBが最終ラインまで引くとボールを奪いにいくポイントも下がりますし、サイドの制圧されますから、例によって東京は耐えるモードに入ります。ただ広島やマリノスと違うのは、清水のアタッキングがそれほど脅威ではないことです。清水の優位性は、大前と高木敏幸のドリブルです。クロス主体では、残念ながらこの最大の武器を使えません。チャンスは作りましたけど、決定機はあまりなかった印象です。高木敏幸が早々に交代してしまった影響もあったのでしょう。

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それでも先制点は清水に入ります。前半23分。やや距離のある大前のFKをキム・ヒョンソンがフリックオン。ゴール前に折り返されたボールを徳永がクリアしますけど、ボールはゴールのなかに綺麗に収まりましたw。アウェイゴールを奪われてしまいました。東京0-1清水。

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東京に慌てた様子はなかったですけど、先制後も続く清水がイニシアチブを握る状況を変えるため、ポポさんはポゼッションを高める選択をします。4バックに変更しました。丸山を左SBにします。徳永も最終ラインに下げ、むっくんを上げます。さらにそのむっくんに代えて草民を入れ、ナオ、梶山、草民とアタッカンチを3枚並べました。これでまず、ポゼッションが逆転して東京がボールを保有する時間が長くなります。それからナオが、本来のワイドオープンなエリアでプレーするようになりました。さっそく効果があらわれました。

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前半35分。カウンターから、ワイドに回りこんだナオがフリーでパスを受けます。スピード豊かな攻めで、清水の最終ラインが下がり、バイタルエリアがぽっかり開きました。そこに梶山がぬるぬる進出。ナオのマイナスのクロスを落ち着いて流し込みました。東京1-1清水。

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追いついた東京は、いったんペースを緩めたような気がします。中盤のパス回しでワンタッチプレーがほとんどなくなりました。アウェイゴールのアドヴァンテージを清水に与えたので、勝たなければいけないところですけど、落ち着いていました。イニシアチブを握り続け、後半に入っても東京が試合をオーガナイズします。

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清水は後半、八反田に代えて若いを投入しますけど、状況を変える効果はありません。そのまま東京のリズムで試合は進みます。ドローかなぁと思い始めたころに、ふたたび試合が動きます。

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後半35分。ペナルティエリアに進出した丸山が河井に倒されPKを得ます。これをルーカスが落ち着いて決めました。東京2-1清水。

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試合はこのまま終わりました。東京2-1清水。

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ホーム&アウェイでやるノックアウト形式のホーム初戦は、案外難しいです。負けたら大きなプレッシャーですから。ましてアウェイゴール、しかも先制点をとられるという状況で、よく落ち着いて試合を進めました。清水攻撃陣のクオリティを見て、先制されてもあんまり心配してなかったのですけど、選手は立派です。第2戦は、条件をイコールにしたいので、とりあえず1点とりたいですね。

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初スタメンの丸山は、途中でタスクが変わる難しい状況でしたけど、存在感のある、素晴らしい出来でした。結果的にも決勝ゴールのアシストですし。FKを蹴るシーンもありました。CBの2人がフリーキッカーって、なんか不思議ですけどw。

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ルーカスはやっぱり夏男ですね。公式戦3試合連続ゴールです。まだまだチームを引っ張っていって欲しいです。

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ついについに梶山がゴールを決めてくれました。このまま味をしめて、調子に乗ってくれると嬉しいですね。

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東京にしては珍しく、ゴール数で上回りました。清水攻撃陣の力不足を示しています。非常に若いチームですから、これからでしょうけど、核になる選手が欲しいところです。

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無事初戦をクリアです。アウェイも乗りきって決勝にいきましょう。ポポさんにタイトルを!