ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2011J2リーグ第19節FC東京vSC鳥取@味スタ20110702

2011-07-04 17:22:12 | FC東京

もう梅雨の話題は止しにしたいのですが、どうやら開けるようですね。
予報では雨ってことだったけど結局降らず、恒例のファイヤーワークスナイトは無事実施。

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今年はゲゲゲの鬼太郎デーとコラボ。鳥取つながりということで。まあ、鬼太郎デーも恒例ですけどね。今年もありがとう調布。ずっとよろしくです。

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花火も変わってました。東京ゴール裏から見づらいのが問題だったけど、今年はゴール裏正面の関東村から上がってました。東京フロントは頑張ったんだろうな。ありがとう東京。ありがとう府中市。

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夜空を彩る華やかな花火。青赤も景気良く行こうよ。

いやぁ、景気よかったです。完璧な試合じゃないでしょうか。

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ここのところ、点をとるまでに時間がかかります。

愛媛17分、熊本20分、徳島45+1分、水戸54分、岡山40分、鳥取59分

そりゃあ、はやく先制したほうがいいに決まってるんですが、いつも期待どおりにいくとは限らない。だから、プロセスが大切なんです。最近の東京はどんどんプロセスがよくなってきましたが、この試合でついに一定の完成をみたんじゃないでしょうか。

中盤の構成と前線の組合せがポイントだったと思います。中盤は高橋をアンカー に据え守備を安定させて、梶山と草民で組み立てる。前線はセザーをセンターに羽生と大竹をワイドシャドーに配置。これできっかけをつかみました。

大竹のパフォーマンスが上がらないので、切り札の谷澤を先発起用。ところが谷澤は梶山とタスクがかぶっちゃう。前線でもノッキングが。セザーはボールを持って仕掛けたいタイプなんで、サイドに流れがち。そこで、梶山が下がり目の中央、谷澤を前目のサイドよりに配置。セザーを右サイドに置き、変わりに羽生をセンターに。谷澤がリンクマンになるので、草民を左サイドは張らせ、より攻撃的に使えるようになりました。

最近の更なる進化は高橋。アンカーだけでなく、梶山とバランスをとりながら攻撃に絡むようになってきた。草民をいれ三人でやってたタスクを梶山と分担し、二人でできるようになったということです。これで攻撃に厚みが加わるし、フィニッシュが多様になりました。高橋や梶山がミドルを打てるようになりましたから。

そして、セザーのコンディションが上がってきたことも大きいです。ボクらはとてつもなく本格的なフットボーラーを手に入れたんだと思う。DF2、3人に囲まれてもお構い無しのパワフルなドリブル。柔らかなパス。シュートのテクニックはもうひとがんばりかもしんないけど、試合を決めるゴールができるようになりました。まさにエース。上手下手はともかくも、FKのキッカーを主張するようになったし、チームを引っ張る気持ちが出てるんじゃないでしょうか。蹴らせてもらえないけどw

DFラインは、両翼が安定してきたので、スペースを狙われても安心して見てられる。モリゲのポカが恒例になってる点を除けば。

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この試合を完璧だと思ったのは、選手交代です。先制、追加、勝ち越しと理想的な得点経過だったからか、若手にチャレンジするチャンスを与えることもできました。とくにアベタクの再チャレンジは苦しかった序盤からサヨナラしたことを象徴していたような気がします。おかえり。

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課題はアタッキン グサードに入ってからの繋ぎかたですね。まだ相手が気持ちの上で元気な時間に、能動的にペースを掴むためには、攻撃のプロセスをしっかり実行することが大切。アイデアの引き出しは満杯だからいいけど、個人技に偏ったり、連携がとれないとアイデアが活きてこない。中盤やサイドバックを含めた攻撃陣のコンビネーションを細かいところで作っていってほしいと思います。

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もちろん完成形なんてないです。サッカーは、Don't Stop. Keep Movingなスポーツですから、戦いかたも常に進化します。でもチームの方向性でひとつ軸を確立できると、順調に進化できる。課題がみえやすくなりますから。ホントにチームキヨシはいい仕事をしてますよ。

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花火のように華麗な試合で、ホクホクしながら帰りました。きっと長友も安心したでしょう。ルーカスはいいチームに帰ってきたなとモチベーションあげてるでしょう。
ルーコン is  Back!  おかえり、ルーカス。
長友  is  Back!  良く来てくれたね、佑都。


2011J2リーグ第2節ファジアーノ岡山vFC東京@カンスタ20110629

2011-07-04 01:07:27 | FC東京

忘れものを取り戻しに。
2011年3月12日は、地元岡山で”おれの東京”がリーグ戦を戦う記念日になるはずでした。J2降格はたしかに悲しかったけど、実現するにはずいぶん長い時間がかかると思っていた試合を運んでくれた。新たな楽しみができるものなんです。まあ、J1で出会いたいですけどね。スケジュールが発表されて、思いの外シーズン早々の第2節で実現するわかっても実感なかったんですけど、近づいてくると、おれ的ドリームマッチにワクワクしてました。

3月11日 14時46分。

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そしてやってきました、振替え開催日。残念ながらミッドウィーク開催で、岡山に足を運んだ東京サポは数限られちゃったけど、それでも青と赤はそこにいて、チャントが聞こえました。”おれの東京”が地元にいる感動。これ、Jリーグ100年構想の理念だったりするんじゃないですか?。体感です。

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自分はというと、午前中で仕事を終え、空路岡山に帰省しました。

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実家は空港から車で10分。いったん実家に落ち着いて、早めの夕食はばら寿司とコロッケでしたよ。コロッケは好物なのです。うれし美味し。

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んで、ファジファンのオヤジ殿にユニを貸し、一緒にスタジアムヘ。オヤジ殿はファジのユニフォームを着て応援したかったのだそうです。親孝行ですw

kankoスタジアム(桃太郎スタジアム)は県営競技場を改装したわけですが、子供のころの面影はほとんどなく、ただ人見絹枝さんの銅像はむかしのまま。日本人女性初のオリンピックメダリストですよ。

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スタジアムの周りは弥生遺跡なんだそうで、知りませんでした(汗)

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なかに入るとチアゴがサイン会してました。今日はサスペンションで出ないんですね。残念。チアゴは岡山の街、たのしんでるかな。

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さて、夕焼けをあびつつ、試合開始です。

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40分、CKからモリゲのヘッドが決まり先制。
後半にはいり75分、達也のマイナスの折り返しを高橋がミドルで決め、追加点。高橋はJ初ゴールなんだそう。

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ファジのコレクティブな守備に手をやいた前半でした。いまどき珍しい3-5-1で、ボールポゼッションを捨て基本的に重心を低くして守備を固めるファジは、中央をしっかり固め、東京のボール回しをサイドに追いやります。で、徳永と北斗を孤立させ、2対1の数的有利をつくってボールを奪う。そこから前線で裏を狙ってるキム・ミンギュン(読みはこれでよいのかな?)に送ります。岸田や小林をからめ、手数をかけずにシュートを狙う典型的なカウンター。

シーズン序盤の東京だったら、ファジの術中にはまってズルズルいったことでしょう。でも、いまの東京は違う。試合を90分トータルで考えるオーガナイズがしっかりできているんだと思います。慌てることなく、自分たちのサッカーを続けます。個人の技量に圧倒的に勝るわけですから、サイドで勝負されるのは、実は願ってもないことなんです。時間を追うごとにサイドを支配します。個人スキルにコレクティブな戦い方で対抗するのは常道ですが、オーガナイズの綻びはいずれ必ず起こります。それがわかっている落ち着きがあってこその勝利でしょう。いつの間にか、自信が芽吹き根付いているのかもしれません。

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ファジは勇敢に戦ったと思います。東京相手に自分たちができることをしっかりやったことは評価できますね。

もうちょっと岡山という街の特質を考えたほうがいいのかなって、ちょっとだけ思いました。スタジアムDJがやたら「こころをひとつに応援しよう」を連発してましたが、岡山の県民性は、およそ一致団結には程遠いです。厳しい言い方をすると絵空事だったり、ステレオタイプなサッカーをなぞっているだけ。コンサバでのんびりしててちょっと排他的な県民性を捉えて、岡山ならではのサッカー文化をつくるべきだし、ファジはその旗艦にならなきゃいけないんです。スタジアムには、そんな県民性をあらわす雰囲気が溢れてましたよ。気づかないと。もちろん、作陽や玉野光南のがんばりはあるけどサッカーが根付いているわけじゃなかった岡山でプロチームを運営する難しさはありますから、ファジはものすごく頑張ってます。だけど地元ですから、あえて厳しめに。

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ともかくも、東京は念願の”大人のチームへの脱皮”を果たせるプラットフォームを作りつつあると思います。J2だからこそチャレンジできることもあると思うんですよ。このチーム、ちかぢかJリーグの歴史に名前を刻むかもしれないですよ。そんな大きな夢を感じた、岡山の夜でした。