かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

爬虫類イベントに想うこと。。

2015-07-05 20:49:38 | ハチュ系イベント
つぶやき記事で、画像はございません。(会場の入り口に撮影NGとあったと思いますし・・・
自分ちのカメでも、撮影はいやがるので、展示されてる子たちはふつうは知らない人に見られて、知らない場所に連れてこられるだけでもものすごくストレスを受けてますよね。。
(考えてたらきりがない?)

以前、かめさんブログでとある爬虫類イベントでイシガメのてんこもり画像が掲載されており、その
業者様はその後イベント主催者さまに注意勧告を受けたようなことを
そののちに人づてで聞きました。

今年、やっと乱獲や輸出で「絶滅危惧」にある日本固有種のミナミイシガメの
輸出をストップする、という記事が新聞にも掲載されました。

・・・しかし、カメ好きでネットなどをよく見ていらっしゃる方などには
周知の事実ですが、国内の乱獲は相変わらず、どころか・・・

最近は年間で開催されるレプ関連のイベントが増え、来場者数も右方あがり・・・

今回あげているイベントとは別に、私は個人的に以前から「ぶりくら市(国内繁殖個体の展示即売会)」
がだいすきで、こちらのイベントの主旨は

(以下ぶりくらHPより)

(特に爬虫・両生類)

・趣味として高次元の愉しみへの脱皮

・国内繁殖個体(CB)の価値を認め、広める

・最新飼育技術の公開

・ブリーダーの支援・育成

・野生環境でのペットトレード目的の乱獲抑制
  
このイベントのスタッフさまやゲストさま、出品者さまは、有名人気ブロガーさんだったり、
日々多方面でご活躍されてる飼育の大先輩だったりで、そんな先輩の目標とされてる、
営利を目的としない素敵なイベントで、出店者さまもスタッフさまも尊敬
している方たちで、そんな方達の愛情いっぱい育てていらっしゃる子たちが産んでくれた
卵から孵ってブリーダーさまのもとで日々愛情たっぷり手塩にかけて育った子たちの
ずらりと並ぶ、どきどきわくわくなイベントなのですが・・・




一方、一般的なレプイベントの現実は、出品料が高額なためか、生体を大量に仕入れて並べないと
利益が得られず、当然繁殖個体だけを並べて販売、というわけにもいかず・・・
話題になったミナミイシガメも、以前はこんなにたくさん並んでいなかったのに
往々にして話題になれば、販売ではターゲットにされ。立派な個体がごろごろ・・・

先輩には「(このような現実も)割り切って」と言われ。
そうですね、割り切りも、大切。事実、現実を知ることは大切だから。
そして、あえてここでは自分のブログなので、やっぱり勇気をもってつぶやかせていただきますね。

私がフィールドで見るよりも、はるかに膨大な量の、見たこともないくらい
とっても立派で繁殖力もありそうなおおきなイシガメ女子たち。のてんこもり。

そして、同じような大きさの子がたくさん同じトロ舟に。(いわゆる持ち腹と言われる野生個体から
孵った孵化仔?)イシガメの子たち。

B品、と書かれた甲ズレとか尾きれではなく、あきらかにフィールドで見るような陥没した
甲羅の個体などが入れられたトロ舟。

(トロ舟、ということは、各トロ舟に数十体入っているとご想像ください。)

そして、その子たちは、会場で人がごったがえしている中、野生個体ならびびって
逃げまどうと私なんかは思ってしまうのですが、何十頭(いやざっくりでも2日目午後で200は・・・)
と居る中微動だにしないのです・・・

金曜日の夜から搬入、土日のイベント。どこから運ばれてくるのか。。

トロ舟には水は入ってなく、カメが幾重にも重なり合っている。

本来なら、排泄してう○Pまみれなはずなのに、それもなく。





・・・私は、私にできることをしよう。


そして、ショップの方の中にももちろん、とっても尊敬できて、私など足元にも及ばないすごい方
ばかりなのは承知で、ひとくくりにはできないのですが、やっぱりできれば
「ブリーダーさんの繁殖個体を買いましょう」とこれからも伝えていきたいと思います。

ミドリガメの問題も、まず「買う」人がいなくなれば、売る側も輸入・販売しなく
なります。
イシガメなどの貴重種(外国のWC個体も同様に)も。

購入する人がいなくなれば、イベントのためにむちゃくちゃな乱獲をされ、もと居た川に
二度と戻れなくなってしまった悲しいカメたちを生み続けずに済む・・・

爬虫類がすき、地球が、生き物がすきなら、このことには気づいてくださってると思うので
(わたしはふつうのあんまり物を知らないオバチャンなのですが)この周知の事実が
当たり前に理解され、広がり、平和にハチュライフや人生を歩めることを祈っています。

生態系のジェンガを崩してしまっても、平気であすごはんが食べれて、安心安全の
生活が送れるはずはないのです。
これはきれいごとではなく、どろどろの事実、現実なのです。

・・・・と、まじめに書いてみました。(↑最後はちょいおどし^^;?)

(一応誤解のないように、以下にぶりくらの主旨部分のコピーも張り付けておきますね。)

「ぶりくら」設立の主旨 (ぶりくらHPより)

近年のペットブームにより、今まで図鑑や動物園でしかみることができなかった動物達、いわゆる
『エキゾチックアニマル』と呼ばれるものが比較的容易に入手できるようになりました。
これにともなって、爬虫・両生類についても多種・相当数の野生個体が輸入されました。

 しかしながら、現実はその輸入された個体の大部分が子孫を残すことなくいわゆる『消費』された
だけの状態です。これは我々飼育者にとっては非常に残念なことだと思います。

 自然環境及び生態系の保全、希少野生動物の保護などの観点からみると、上記のエキゾ
チックアニマルに関するペットトレードは少なからず影響を与えていると考えられます。
ペットトレード等に関する国際条約とし「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に
関する条約」(通称ワシントン条約:CITES)が機能しているものの、これは野生動物全てに
適用されるものではありません。

そればかりかCITESの付属書対象種になったとたんに市場価格が高騰したり、需要が増えるという
悪循環さえ現実に起こっています。
例えば輸出国や輸入国である我が国において、ペットトレードに対するなんらかの法的規制が
加えられた場合、これらの貴重な動物達はもはや日本で見ることができなくなってしまうのです。

 ペットは生活必需品ではありませんが、人間の心を豊かにするものであり、ペットを飼育すると
いうことは本来高尚な趣味であるべきでだと私たちは考えます。
 このような状況において、ペット飼育を継続して行うには、野生個体を飼い(買い)、死んでしまえば
また新しい野生個体を飼う(買う)という現在のスタイルを見直す時期に来ているのではないでしょうか。
 我々は、ペット飼育(ここでは特に爬虫・両生類)という素晴らしい趣味を将来にわたって続ける
ために、飼育個体の繁殖を勧め、これを普及させることを目的とし、「ぶりくら」を設立するものであります。


 「ぶりくら」では、ぶりくら市(国内繁殖個体の展示即売会)を行います。

 何年かかるかわかりませんが、ぶりくら市を通して下記の目標が達成できれば素晴らしいと思
いませんか?

(引用以上)


~そんな素敵な「ぶりくら市」は、今年は神戸で2015・10月18日(日)開催ですよ~。
東京での「とんぶり市」は11月15(日)。※このブログトップページにも掲載中です☆)

かわいい手作りグッズも楽しみですね^^。
神戸は参加予定ですので、会場のどこかで?お会いいたしましょう~。
(さんざんえらそうなこと書いているので、お恥ずかしいのですが、カメバカ話で
盛り上がりましょう

          

おまけ~
大阪・梅田周辺の地下道。

もっさりみどりまみれで、通路をふさぐイキオイですね。



地下街ですが、全部本物です。(たぶん)
まるごと植え替えられたっぽいです。


「ここでミドリガメ、飼えるなぁ・・・」と以前つぶやいた場所。



お水がなくなって、すっかりエコモードに。カメちゃんは飼えなくなった(そりゃそうだ)けれど、エコでほっとしました。



ちょっと前にニュースになった「ぶ○り横丁」の場所。白いカベに。さみしいですね。



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