☆ワン・トエンティー☆1/120ワールドへ☆

1/10インチスケール・1/120の模型(おもちゃ)をあれこれと紹介しています。ワントエンティーワールドへようこそ TT

OゲージのCタイプディーゼル(アトラス編)

2009年07月12日 | PLYMOUTH

 以前の記事で、CタイプディーゼルことプリマウスWDT機関車の実物寸法を、アトラスのOゲージを参考にしていると書きましたが、そのアトラスのOゲージWDTとは?
ということで今回は、昔アトラスが販売していたOゲージのプリマウスWDTディーゼル機関車を紹介したいと思います。
 その後、WDT機関車の実物資料を入手したので、推測ではない実物の寸法が判明したのですが、それまで1/45と思っていた縮尺は1/43サイズの忠実な模型でした。
 このプリマウスWDTという機関車は、沢山の模型メーカーから色々なサイズで製品化されています。
「プリマウスの機関車すべて」まで枠を広げると、FL・JDT・DDTなどその種類はとても把握できませんが、WDT&MDTの25~45トン機関車に的を絞れば、Oゲージで2種類、HOゲージで4種類、Nゲージで5種類くらいであり、更に販売メーカーの違い、色の違い、また僅かですが形違いとなります。
それでも、合計数十種類にもなるので、「プリマウス機関車の模型すべて」といったら大きなメーカーからガレージメーカーまで、その数はとても把握が出来ないほどなのです。
これらWDT&MDTはすべて、外側に軸受けがあるタイプをモデルとし、細い、長い、デカイなどかなりのデフォルメがきいています。
この☆ワン・トエンティー☆1/120ワールドへ☆でも以前に紹介したように、例えば中国製のNゲージは1/126、HOゲージは1/68と、NやHOとしてはどれもかなりのオーバースケールです。
そんな中でアトラスのOゲージWDTは、全体のバランスもよく、ディティールも優れた出来栄えです。


 台車は、前述のとおり他の模型同様に、実物では珍しい外側軸受けタイプです。ホンモノでは内側に軸受けがあり、車輪が丸見えになっているタイプが多数派です。
実物も写真のように、前2軸と後1軸の間にイコライザーがあるので少し間隔があります。測定したら1~2軸の間が31ミリ、2~3軸の間が36ミリでした。
Nゲージでもイコライザーは表現されていますが、3軸が等間隔のCタイプになっています。

 エンジンフード側面の扉は古いタイプです。ほかの模型は販売が始まった1960~70年代のころは最新の”上側にメッシュの通気窓”があるタイプになっています。

 リアのタンクは燃料でしょうか?エアーでしょうか?N、HOなどほかはすべて、四角形のカバー?がボディーと繋がったタイプですが、実物はタンク剝き出しのほうがメジャーなようです。

 デッキの手摺は側面にも付いています。これもエンジンフードがオーバースケールで、横広な模型では出来ないことです。

 そのほか窓の大きさ、煙突の形、ライトの位置、中にはドアの位置やボディーまでホンモノはバラエティーに富んでいます。
 現在、実物の資料が手に入り、推測ではない車体寸法が判明しました。
しかし、模型は数あるタイプのほんの1例ですが、細部のカタチやイメージなどとても参考にできるものです。
本当の意味でPlymouth WDTの模型といえるでしょう。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Oゲージモデルは当方でも‥‥ (ワークスK)
2011-10-18 23:39:30
私の「Oゲージの玉手箱」というブログでアトラス/ロコとAHM/リバロッシ製を披露しています。
この模型が1/43と伺って、納得しています。出来れば、参考にされた実物資料の出典をご教示いただけると有難いのですが‥‥
返信する
ワークスK様いらっしゃいませ! (ぽれる)
2011-10-19 06:20:31
「ぽれる」ことワタクシのサイト、☆ワン・トエンティー☆1/120ワールドへ☆へお越し頂きありがとうございます。ワタクシもこの機関車のファンですのでAHMのMDT型も購入しようと思いつつ、未入手のまま現在に至っております。
さて、参考とした実物資料の出典についてですが、記事本文中の実物資料としたところがリンクとなっています。その他、当サイト内カテゴリー「Plymouth」をご覧いただければスペック、イラスト等多数の引用があります。ワタクシの手元にある物は単独ではなく総合カタログがほとんどですので、例えばその表紙は
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/ad/a502d90ddf4f3ac219000f48d5366399.jpg
このようなモノだったりします。カタログそのものをスキャンして掲載ということは今後も多分しないと思いまが、これまでどうり部分引用は説明等について必要であれば掲載するつもりです。また、実物のカタログには模型ファンの期待するような3面図はなく、文字によるスペックとイラストの全景、パーツなどがほとんどです。Plymouth以外他社のカタログも同様の場合がほとんどです。また、Plymouthカタログのコピーはyahooオークションの出品者ID:polaire08よりプリマウス機関車(Cタイプディーゼル)の模型を落札して頂いた方に、重量制限の厳しい普通郵便以外で発送の場合おまけとして添付させて頂くことがあります。
返信する
3フィートナローの実機を‥‥ (ワークスK)
2011-10-19 22:27:27
御教示ありがとうございました。
いつかは、この模型をマトモな姿にしてやろうと思っております。
ところで、3年ほど前になりますが、カリフォルニア州の保存鉄道で稼働中の姿を見たことがありました。その様子は、次をご覧ください。
http://works-k.cocolog-nifty.com/page1/2008/07/post_e96f.html
返信する
DDTですね。 (ぽれる)
2011-10-20 07:58:11
ワークスK様のサイトを拝見させて頂きました。お知らせ頂いた
http://works-k.cocolog-nifty.com/page1/2008/07/post_e96f.html
にある機関車はCタイプディーゼルことWDT型(25~45ton)より2クラスくらい小型のDDT型(8~16ton)ですね。模型だと米国モデルパワーよりHOゲージとして廉価な製品が発売されています。HOゲージとしているので軌間は16.5ミリですが、縮尺は40~48分の1くらいです。当サイトでは、
http://blog.goo.ne.jp/pmark/e/e9784bfc3052ecde69d55f849502bd2d
こちらのページのイラストで D series として掲載されている機関車です。因みにこれはplymouth社の広告をスキャンしたモノです。また、Critters,Dinkys&Sentercabsの113ページに掲載されている写真は人との対比が分かって実物の大きさの参考になります。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/3f/29557d9dfe64fa417db09bce981c2d4f.jpg
WDT型の実物は今でも米国にかなり多く存在しているようですが、日本から近いところでは韓国の(詳細な場所忘れました)某セメントヤードにドイツ製のIndustrial loco と共に働いています。また、WDT型(0-6-0)の0-4-0版MDT型はハワイ・マウイ島で真っ赤な車体に塗られ観光列車を牽引するようです。(参考:TMS誌№648号)ワタクシはいずれも訪問したことはありませんが、近いのでパスポートをお持ちでしたら一度、訪問してみては如何でしょう。
返信する

コメントを投稿