〈DISC 1〉
1 OPENING SPEECH-Mike Bloomfield
2 THE 59TH STREET BRIDGE SONG (Feelin' Groovy)
3 I WONDER WHO
4 HER HOLY MODAL HIGHNESS
5 THE WEIGHT
6 MARY ANN
7 TOGETHER 'TIL THE END OF TIME
8 THAT'S ALL RIGHT
9 GREEN ONIONS
〈DISC 2〉
1 OPENING SPEECH-Al Kooper
2 SONNY BOY WILLIAMSON
3 NO MORE LONELY NIGHTS
4 DEAR MR. FANTASY / HEY JUDE
5 DON'T THROW YOUR LOVE ON ME SO STRONG
6 FINALE- REFUGEE
アル・クーパーとマイク・ブルームフィールドを中心とした、ブルーズ・ロック・セッションアルバム『SUPER SESSION』(記:CD日記 '60洋楽編 # 19) で試みたものを、今度はステージ上でやってみようと試みました。そして1968年9月26~28の3日間、サンフランシスコのフィルモア・ウエストという会場でプレイしたものをレコーディングし、ピックアップしたものが、この作品です。
“インプロヴィゼーション・プレイの最高傑作”と言われていますが、クリームのような、ガンガンと迫ってくるようなものではなく、スロー・ブルーズをクールにプレイしているアルバム。
カバー曲をブルーズにアレンジしたものがほとんどで、DISC 2の4はトラフィックの曲ですが、曲中にビートルズの“ヘイジュード”のフレーズが登場するユニークなもの。
私はサイモン&ガーファンクルのDISC 1の2のアレンジがとても好きです。
最終日にブルームフィールドが体調を崩し、不参加。そこでゲストに現在でも活躍するカルロス・サンタナ(DISC 2の2でプレイ)や、バターフィールド・ブルース・バンドのエルヴィン・ビショップ(DISC 2の3でプレイ)が参加しています。ちなみにサンタナは、まだそれほど堂々としたプレイを聴かせていませんが…。
“ブルーズ・ロックの傑作”と言われている本作ですが、ライブ盤ではありながらも、先に記したようにスロー・ブルーズをクールにプレイしているので、どこか淡々としていて、また“だらだら”とした感(と私は感じる)があり、正直、私は本作の“本当の良さ”を、未だにわかっていません。
しかし、それぞれ冒頭のオープニング・スピーチから聴くと、ステージの生々しさが伝わってきます。
上質なブルーズ・ロック・アルバムであるとは思っています。
ちなみに、このジャケはアナログ盤だとで見ると、なかなかいいものです。↓↓↓
アナログ盤
[CD日記 '60洋楽編 # 29]
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