1)Believe Yourself
2)誰でもなくて
3)Give me your love
4)Let's get together
5)End of Eternity~永遠の果て~
6)もう二度と
7)Heaven Help
8) Tender Trap
9) Feel so real
10) One summer day
11) You're the One
12) Little Wing
彼女の名前は、露崎春女(ツユザキ ハルミ)。日本のR&B歌手。
R&Bといっても、いろいろなR&Bがある(?)ので、マライア・キャリータイプの曲を歌う…、と言うとわかりやすいでしょうか。だいぶ前ですが雑誌で、彼女のことを“ 和製マライア ”と表記しているのを目にしたこともあります。
彼女のデビューは1995年。そう考えるとMISIAや宇多田ヒカルよりも早いし、いわゆる現代のDIVA(歌姫)の先駈けかもしれません。
彼女を知ったのは、ある音楽雑誌でシングル“ Feel You ”(1996)の発売広告ページを見た時です。
確か ‘ 日本には露崎がいる ’ というキャッチコピーだった気がします。それと不純な動機ですが、とても綺麗で素敵な彼女に惹かれました。「どんな歌を歌うのかな…」と興味を持ち、早速そのシングルを聴いてみました。
張りのある、力強いVoに、「日本にもこういう女性Voがいるんだぁ」と驚いたものです。そしてリアルタイムに新作を買ったのが、このアルバム。
彼女の4thアルバム。
全体的に光沢のある、瑞々しいR&Bアルバム。バランスが取れたアルバムですが、悪く言えば、クセの無い王道な感も。
とは言え、コテコテなR&Bという訳では無く、アップテンポからバラードと幅広い音楽が収録されています。
彼女の代表曲の1つでもある1)は、タイトル通り“ 応援ソング ”でもあります。この1)からグイッと心を掴まれます。
他、3)や8)なども乗りの良い曲。
バラードでは、コーラスの美しい2)や、レニー・クラヴィッツのカバーの7) に惹き付けられます。
12)はアルバムラストらしく、歌い上げ型バラード。彼女のVoをしっかり堪能できます。
彼女はこのあと、〈露崎春女 第1章〉(1995~2001) →〈Lyrico [リリコ]〉(2001~2007) →〈露崎春女 第2章〉(2008~現在)と改名を経て、現在も活躍しています。
このアルバムは〈露崎春女 第1章〉における頂点だったような気がします。
私のCDライブラリーにおける邦楽ラインナップの中で、彼女は一番長く付き合いが続いているミュージシャンです。
これからもお付き合いが続きそうです。
[CD日記 邦楽編 # 11]