イギリスでロシアの元スパイの男性が意識不明となっている事件を受け、メイ首相は14日、関与が疑われているロシア政府に対し、ロシア人外交官23人を国外追放するなどの制裁を発表した。
そして国連に持ち込まれ、国連安保理の緊急会合が開かれ、イギリスは、事件には旧ソ連が開発した神経剤が使われ、ロシアが関与した可能性が高いと主張。ロシアについて、「武力行使を慎しむ、と定めた国連憲章に違反している」と非難し、OPCW=化学兵器禁止機関を通じて責任を追及する、と強調しました。
これに対しロシアは、「主権国家への脅迫だ」と批判し、問題の神経剤は廃棄済みで、イギリスの捜査は「証拠が不十分だ」と反論。その上で、共同捜査に応じるなどして関与していないことを明らかにできる、と強気の姿勢を貫きました。会合では、アメリカもイギリスに同調したものの、安保理としての具体的な行動には至らず、両国の対立が浮き彫りとなって終了しました。
ロシアは、反体制勢力を殺害したという報道がシバシバなされており、今回の事件の解明にはMI6という諜報活動のプロ中のプロが携わっているだろうから、信頼性が高いように思われる。
やはりロシアは怖い国だと思う。