連休前半、
東京に住む高校時代の友人が帰省していた。
こいつとは柔道部で3年間を過ごした。
実家があった跡地の売却の件や、市役所などでいくつかの手続きがあると言う。
それらが終わった後、食事でもしようと言う旨のメールが届いていた。
どうせ暇だ。何か所もあるなら車で連れて行っちゃる。
同じく久留米にいるもう一人の同じ柔道部だったヤツと、まる一日付き合った。
3時ごろ、すべての要件が済んだと言う。
「道場に行くぞ。」
誰ともなしにそういう話になった。
母校はちょうど父兄説明会みたいなのがあっていて、怪しげな風体のおっさん3人が無断で中に入っても、お咎めはなかった。
校舎は建て替えられて、ほとんど面影は残っていなかったが、道場は
「全然、変わっとらんなあ。」
何もかもがあの頃のままだった。
道場の畳、汚い部室、隠れて煙草を吸っていたシャワールーム、そして嘉納治五郎の書。
様々な思い出がそれぞれの脳裏によぎる。
同級生3人で記念写真を撮る事にした。
当時、部活の終わりには正座で精神と呼吸を整えるのが決まりだった。
当然、あのころに戻って正座である。
パシャリ
私だけ、正座の姿勢も表情も変であるようだ。
しかも、
ずば抜けて老けている。
あの頃に戻ろうと思ったのは間違いだった。
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