有機リン系殺虫剤

2018-09-02 10:07:44 | 日記

リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸のエステルまたはアミド構造をもつ農薬(殺虫剤)の化合物群。パラチオン、DEP、ダイアジノンなどの殺虫剤がこれにあたる。
有機リン系殺虫剤の作用機序はコリンエステラーゼ阻害作用である。パラチオンやメチルパラチオンなどは害虫に対して優れた殺虫効果を示すが、一方で人に対する急性毒性も強いことから中毒事故を引き起こした。
このため、今日では、パラチオン、メチルパラチオなどの急性毒性の強い殺虫剤は大部分使用が禁止されている。

水田稲作

2018-09-02 10:06:35 | 日記
水田で稲を作ること。2005年の農林水産統計によると、国内の水田耕作面積(作付延べ面積)は237万9,000ha(前年比約1%減)と微減傾向が続いている。このうち、稲の作付け延べ面積は170万1,000haと発表されている(作付け延べ面積とは、水稲2期作栽培など1年のうちに同じ圃場に2回以上作付けされた場合、それぞれを作付け面積として加算される)。なお、田畑計の作付け延べ面積は、438万4,000haで、水田率は約54%。
 水田では、毎年春先に代掻きや入水されると、堆肥や藁などの有機物が細菌などによって分解され、栄養素が水中に溶け出す。水深が浅く太陽光がよく届くため、生産者の植物性プランクトンが大量に発生し、一次消費者である動物性プランクトン、小型甲殻類も増える。これらは、両生類や魚類の幼体の餌となり、さらに、高次消費者である肉食性の水生昆虫もやってくる。畦の草刈りは、多年草の生育を阻害するため、多様な一年草が見られる。また、水田には雨水を一時貯留し、流出を抑制する機能があるとされ、水田等の適正な管理が豪雨等災害防止にもつながると指摘される。

太陽光発電

2018-09-02 10:04:11 | 日記
自然エネルギーを利用した発電方式のうち、太陽光を利用した発電方式を、太陽光発電という。
太陽エネルギーの利用には、熱を利用する温水器のシステムと、太陽電池を使い、太陽光を電気に変換して利用する太陽光発電があり、これらは区別して理解する必要がある。太陽光発電は電力に変換するため、汎用性が高く、また、太陽光さえ得られればどこでも発電できるというメリットを持つため、早くから注目されてきた。しかし、太陽電池が高価であること、国際規格がまだ完全に標準化されていないことから、課題を持ちつつも、今後、さらに推進が期待される発電方式である。
現在、日本では、国内規格であるJISと、International Electrotechnical Commission(IEC国際電気標準会議)の調整が図られている。