BTL燃料

2017-04-23 10:07:44 | 日記
Biomass To Liquidsの略で、バイオマスをガス化しそれを合成して液化した燃料油。新しいディーゼル燃料のひとつとして、GTL(Gas To Liquids)、CTL(Coal To Liquids)、DME(ジメチルエーテル)などとともに研究開発が進められている。製造システムの一例としては、間伐材や稲わらなどの木質バイオマスを高温下でガス化(主に一酸化炭素と水素)しタール分、硫黄分などを取り除いた後、触媒反応で合成油を生成するものがあげられる。この燃料を使用したディーゼル排気ガスは、従来の軽油に比べ粒子状物質や硫黄酸化物が少なく、また、カーボンニュートラルと考えられることから地球温暖化対策にも効果的とされ、将来のディーゼル燃料として開発に注目が集まっている。

資源ごみ

2017-04-23 10:03:17 | 日記
様々な社会経済的理由で回収ルートに乗らないために、ごみとして排出された資源化の可能な物を指す。伝統的な廃品回収品目である古紙、ぼろ、びん、鉄・非鉄やペットボトルは、分別されれば、ごみではなく有価物であるという考え方から、「専ら物(もっぱらぶつ)」と呼ぶ自治体が多いが、回収しても需要が伴わなければ商品化できず、ごみとなるしかない。
市町村による資源ごみの本格的な回収の始めは1975年であったが、資源ごみ回収の徹底のために分別品目数は次第に増加している。
ごみとして捨てられている再生可能な資源は少なくないが、とくにびん・缶は、民間の資源化事業が停滞したために1990年ごろから多くの市町村が再生業者に委託し、資源ごみとして回収してきた。なお、事業系ごみの有料収集への転換とともに、商店から発生する主要な資源ごみである段ボールは、町会の集団回収用に提供されて報償金の対象となったりする例が多くなったと言われている。

クロロフィル

2017-04-23 09:56:20 | 日記
植物の葉緑体やシアノバクテリアに含まれる光合成に関与する緑色色素。一般には葉緑素と言われてきた。クロロフィルa、b、cおよびバクテリオクロロフィルの4種類がある。
クロロフィルaはほとんどの植物に含まれているが、水域ではその濃度が植物プランクトンの量を示すこととなるので、さまざまな環境指標として用いられる。たとえば、植物プランクトンの餌となる無機塩類が多ければ、植物プランクトンが増えクロロフィルa濃度が高くなるため、水質汚濁の指標となる。
クロロフィルは可視領域において強い吸光特性を持っており、その吸収極大波長や吸光係数はクロロフィルの種類によって異なる。そこで前処理によって得た検液を吸光光度法により波長665nm付近の各吸光度を測定することによってクロロフィルaを定量する。海域における7~9月の成層期における富栄養域では1~10mg/m3である。