解体廃棄物

2017-04-04 16:07:00 | 日記
建物、道路舗装などを解体・修理したときに出る廃棄物。廃棄物としては、コンクリート、アスファルトコンクリート、材木、レンガ、石膏板、屋根板および断熱材などが発生し、鉛やアスベストなど有害な廃棄物が含まれることがある。建設廃棄物(建設工事に伴い生じる廃棄物)とほぼ同義であるが、厳密には、建設廃棄物のうち、特に、解体工事に伴い生じる木くず、がれき等の不法投棄されやすい廃棄物を指す。
 一戸建和式住宅の重機による解体廃棄物は、木くずを主体にガラス、鉄材、プラスチック類その他雑多な種類の廃棄物が混合し、分別・再資源化が困難なうえに嵩高であり、最終処分場を逼迫させ不法投棄を引き起こす一因となる問題の多い廃棄物であった。そうしたミンチ解体による建設混合廃棄物の発生抑制のために、建設リサイクル法(2000年)では、特定建設資材(コンクリート、アスファルトコンクリート、木材)を用いた建築物の解体工事に際して、分別解体と再資源化による廃棄物の削減を義務付けている。(

バイオエタノール

2017-04-04 16:04:53 | 日記
 植物を原料としてつくられるエチルアルコール。トウモロコシのでんぷん質やサトウキビの糖分などを使ったものが代表的で、石油代替燃料として注目されている。エタノールは燃やすと二酸化炭素を排出するが、バイオエタノールは植物を原料としているため、植物が成長段階で吸収した二酸化炭素を大気中に再放出していると考え、カーボンニュートラルな燃料と見なされている。
 既に、ブラジル、北米、欧州では、バイオエタノールを混ぜたガソリンが自動車用燃料として使用されており、日本でも3%の混入(E3)を容認する仕組みができたが、現実には試行段階である。今後その拡大が期待されているとともに、諸外国のように10%まで混入(E10)を認めるべきであるという議論もある。また、石油精製の副生成物イソブテンと合成したETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)という物質を混入する方法もあり、現在ガソリンへの7%混合までが認められている。日本では、廃材木などをつかったバイオエタノールによる二酸化炭素の排出抑制と資源の有効利用が期待されているが、実用化の段階には至っていない。

透水性舗装

2017-04-04 16:02:30 | 日記
道路や歩道を間隙の多い素材で舗装して、舗装面上に降った雨水を地中に浸透させる舗装方法をいう。
地下水の涵養や集中豪雨等による都市型洪水を防止する効果があるため、主に、都市部の歩道に利用されることが多い。
また、通常のアスファルト舗装に比べて太陽熱の蓄積をより緩和できるため、ヒートアイランド現象の抑制の効果もある。舗装の素材として、高炉スラグ、使用済みガラス等のリサイクル材料を利用する工法も開発されている。
なお、間隙の多い素材は、自動車の走行時の騒音の低減効果を有することから、「透水性舗装」は「低騒音舗装」と称されることもある。