ばっ気

2014-09-11 14:41:22 | 日記
各種の方法で液体と空気を接触させて、液体に空気中の成分(例えば酸素)を吹き込んだり、また、液体中の溶存ガスを空気中に追い出したりする工程を言う。
代表的な例としては、空気と廃水を接触させて空気中の酸素を充分に供給し、好気性微生物の分解処理を促進させるものがある。 空気を吹き込み撹拌する、液体を攪拌して液体表面から空気を取込む、液体を空中に散布して水と空気とを十分に接触させる等の方法がある。
一般に排水処理等における活性汚泥法でのばっ気槽、湖沼・河川等で時折見られる噴水による富栄養化対策等、水を浄化する一手段となっている。エアレーション、散気、空気酸化ともいう。
接触ばっ気法は、接触ばっ気槽内の接触材に付着する生物膜を利用して、汚水を循環接触させて浄化する生物膜法の一処理方式で、汚泥返送は不要であり、また汚泥齢が長いため、余剰汚泥の発生量が少ないのが特徴である

海洋基本法

2014-09-11 14:40:03 | 日記
食料資源エネルギーの確保や物質の輸送、地球環境の維持等海洋の果たす機能が増大したこと、さらにはそのような機能において多くの課題が顕在化しつつあることなどを背景にして、海洋政策の新たな制度的枠組みを確立するために国の総合的な取り組みを定めた法律。2007年4月に制定され7月に施行された。
 基本理念として、1)海洋の開発及び利用と海洋環境の保全との調和、2)海洋の安全の確保、3)科学的知見の充実、4)海洋産業の健全な発展、5)海洋の総合的管理、6)国際的協調 ─が掲げられており、総合的に推進される基本的な施策群の中に「海洋環境の保全」も包含されている。
 内閣総理大臣を本部長とする総合海洋政策本部が設置され、2008年3月には海洋基本計画が閣議決定されている。

混獲

2014-09-11 14:36:56 | 日記
漁業対象魚種に混じって、対象外の魚や海獣類などが一緒に漁獲されることをいう。
漁業上は、漁獲制限のある魚種を混獲した場合で、資源的に許される漁獲量を越えた場合に問題となる程度で、一般的に問題になることは少ない。
しかし、ウミガメや鯨類、アザラシ、ジュゴンなど個体数が少ない生物種の混獲はその生物の保護上問題になることがある。このような種について、水産庁は混獲時に生きていた場合は速やかに放流し、死亡していた場合には埋設するなど適切に処分をするよう指導している。しかし、混獲時の放流のための作業や死亡個体を埋設する際の経費などが補償されないため、漁業者にとっては不利益なものとなっている。