ぺタのブログ日記

伊豆に暮らすペタの日記ブログ。映画やドライブ大好きです。あと、T.D.Rも大好き!一人ででも行ってしまうくらいです。

手術の話(その2)

2010年11月12日 16時19分02秒 | 日記なできごと
 どうやら切開がはじまったらしいけど、自分にはまったく感覚はない。(そりゃそうだよな)時折「ペリペリ」という何かをはがす音が聞こえる。たぶん今回取り除く脂肪腫をはがす音らしい。先生が助手に「ここ、持ってて」とか、「これ、わかる?」とか「これ、見える?」などといった会話が聞こえる。「こういう場面で、むやみにハサミをいれちゃうと、血管とか切っちゃって出血することあるから、絶対に目で確認してね」などといったアドバイスも聞こえてくる。
「いやぁ、思ったより深いなぁ」「けっこう筋肉の近くまで達してるなぁ」という先生の声。予想以上に大きくて、深くまで腫瘍が達していたようだ。どうやら開口部を広げるらしい。時折先生や助手から「痛くないですか?」「痛かったら言ってください」と声をかけられるものの、痛くないので「大丈夫です」と答えていたけれど、おそらく開口部を広げた個所だったのだろう、痛くなったので「あ!痛いです」「ここですか?」「はい」「さすがにこっちは痛いか・・」と先生のつぶやくような声。
「麻酔追加用意してください!」ちょっと大きめな声で手術室の外にいる看護師さんたちに指示を出す先生。
たぶん5時を過ぎて、外来がなくなった看護師さんたちは、手術室の外でたわいもない話を笑いながらしている。仕事が終わった後の更衣室のような雰囲気が伝わってくる。手術室とはたいした仕切りもないので、しょうがないのだが、なんとも緊張感にかける。
予定よりやや難航したようだが、手術も終わり、取り除いた腫瘍をその場で見せてもらった。けっこう大きかった。ゴルフボールを一回り小さくし、押しつぶした感じ?
起き上った俺は、そのまま徒歩で病室のベッドに帰った。 


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