今日もテレビでバレエ！

　夕方なんとなくＮＨＫ教育を見ていたら、たいきくんという男の子のチャレンジコーナーがバレエ。本当に時代が変わってきたようで嬉しいです　先生は堀内元さんで、男性ダンサーというのも「バレエ＝ひらひらふりふり」の偏見をぬぐうようで、また良いです～。
　以前にも書いたのですが、堀内さんは『ウエストサイドストーリー』原案・振付のジェローム・ロビンズが在籍した頃のニューヨークシティバレエで活躍、またブロードウェイ、ウエストエンドの両方でミュージカルアクターとしてアンドリュー・ロイド・ウェバーの"Cats"に出演された方です。子ども番組にこんな方が出るなんて、この間までは想像もつきませんでした。
　それで内容もすっごくよかった、と書きたいのですが、ううむ、堀内さんの衣装が上は明るいグレー、下が黒のタイツ、で壁の大半が黒なんです。番組で用意されたものなのか堀内さんの自前なのかわかりませんが、せっかくの動きが捉えにくく、残念でした。また、上半身が膨張して見え、下半身がしまりすぎてバランスも良くなかったです。ダンサーの身体はそれ自体が立体の芸術なので、平面に収めるのは難しいとは思いますが、もう少しスタッフの方にダンスファンのこだわる部分を理解していただきたいです～。
　それを思うと『うたっておどろんぱ！』の映像は、時々肝心の脚が切れてしまうけれど、「どうぶつケチャ」や「マネトリックス」などハッとするものが年に何本かあり、名実共にＮＨＫを代表するダンス番組、という気がします。５分と短くなってしまったけれど、『みんなのうた・ダンス版』のような番組になりますように。