PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

『おてんばルル』(La vilaine Lulu)

2006-05-29 11:33:42 | 
土曜日にダンナさまと行った本屋さんで素敵な本を見つけました。

『おてんばルル』

おてんばルル

河出書房新社

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LULUという名を持つ私は、この本は私にあつらえられたものだと思い込むくらい(笑)この本に運命的なものを感じました。
どうやらダンナさん、二ヶ月ほど前にこの本を見つけて、私にプレゼントしようと思ってくれたらしいのですが、この本の主人公の“ルル”が少々太りすぎているので、どんなことで怒り出すかわからない怒りっぽい私が「ちょーっとー!私がこんなに太ってると思ってるワケ?」と怒り出すと思い、買わなかったそうです・・・。えーん!性格悪いといろいろなところで損しますね・・・(T_T)

『おてんばルル』は、“モード界の帝王”イヴ・サンローランがまだ20歳の頃、1956年に創作した、彼にとっての最初で唯一の“絵本”だそうです。(絵本と呼ぶには、内容が毒々しすぎるのではないか?と思いますが・笑)

内容を見てみると、その妄想っぷりがやっぱり誰かさんに似てたりして・・・笑

ルルナポレオン、ルルマクベス、ルルアントワネット、ブニュエル作品を演じるルル(映画『小間使いの日記』)、ルルヴァディム『素直な悪女』ルル、イヴ・別名ルル「アダム!アダム!どこにいるの?」、愛国者、敬虔なルル、貫禄のおばさんルル、得意のいけないポーズを決めるところ、などなど。
ちなみに、原題の『La vilaine Lulu』の vilaineとは、“いたずら好きの”といった軽い意味の他、“不快な”、“みだらな” 、“下品な”という意味を持つそうです。

この本を読んでるとサンローランって天才なんだろうけど、ちょっと頭おかしいのかな?と思ってしまいますね~!(笑)彼の妄想に着いていくの大変だけど、ゆっくり読みすすんでいきまーす!


エート・・・、私がもらって嬉しいプレゼントNO.1は実は絵本だったりします・・・。

今までで一番嬉しかったのは、父にもらったアーサー・ラッカムの挿絵集でした・・・。


『アーサー・ラッカム挿絵集』

アーサー・ラッカム

エディシオントレヴィル

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アーサー・ラッカムは「不思議の国のアリス」の挿絵を描いたことで有名です。
「不思議の国のアリス」の挿絵はやはりテニエルが有名なのでしょうけど、アーサー・ラッカムによる挿絵もヴィクトリア時代の雰囲気を気品ある絵柄で表した独特な個性がとても好きでした

『ペンギンのペンギン』

ペンギンのペンギン

中央公論新社

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私は、20歳くらいの時に、この絵本を好きな人とのデートの待ち合わせの時にプレゼントするのが夢でした。「遅れてゴメンネ!あなたにこの本をあげたくて探してたの!」って・・・。(これ、ある本からの影響なのですけど・・。)わぁ~!!!そんなこと考えてた私って恥ずかしい~~~~~っ!!!!!!(>_<)

『ペンギンのペンギン』によると、ペンギン同士の愛の言葉は「息が生臭い」だそうです・・・。
コメント (9)
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「Tears」Man Ray

2006-05-29 10:12:30 | アート
私の大好きなアーティスト、マン・レイ(Man Ray 1890~1976)の作品「Tears」です。
モデルは当時のマン・レイの恋人で、“モンパルナスのキキ”と呼ばれ、藤田嗣治を始めとするパリの画家たちのアイドルだった、自由奔放な恋多きモデル、“キキ”だと思います。

私は、1920年代をとても素敵な時代だったであろうと、1960年代とともに憧れているのですが、ニューヨーク出身のマン・レイは、その1920年代にフランス・パリの芸術界で当時起きていたダダイズム、シュールレアリズムの波と共に有名になりました。彼は、1960年代のアートシーンで時代の寵児になったアンディ・ウォーホールとよく比較されます。

私はマン・レイの「Tears」がすごく好きで、自分の部屋にポストカードを飾っていました。

「Tears」は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに多大な影響を受けた80年代のバンド、〈ギャラクシー500〉から枝分かれした男女デュオ〈デーモン&ナオミ〉のデビューアルバムのジャケットに使われたと記憶しています。
コメント (4)
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