ラサ工業のC108を見に行ったのは1973(昭和48)年の秋だった。実は修学旅行の途中だったのだが。
年中鉄チャン旅行をしている私は、当然の流れで修学旅行を企画する「旅行委員」なるものに任命された。
これ幸いと「どこかカマの拝める場所はないか」と目を付けたのが陸中海岸宮古のラサ工業。
都立高校の場合2泊3日という枠があり、旅行代理店が雛形をつくっていた。
その中で陸中海岸コースを選ばせてもらって、ラサ工業に行けるようにアレンジしたのだ。
《ラサ工業のシンボル大煙突をバックに》
二日目の晩は田老に宿泊。3日目の出発までの間を自由行動時間として、こうして写真に収めることが出来たのだ。
ラサ工業を抜きにしてもリアス式海岸など見所も多く、概ね皆に好評だったのは幸いだった。
11‰の急勾配にあえぐC108。結構な長さの貨物だった。
国鉄山田線から新しい貨物を牽いてDE10がやって来た。ここで貨物を交換しあう。
午前の仕事は終わり
バックのごついリベットがC10の魅力。C11より強力な感じだ。
撮影 1973(昭和48)年10月 山田線 宮古駅付近