1980(昭和55)年12月撮影
この年の年末は雪が少なく、雪景色をテーマに東北方面を彷徨っていたが、南東北では雨が降ってくる始末。
しかも羽越本線の客レも50系が混じり始めた。
「こんなのは客車ではない、113系あたりの電車と何ら変わらない安っぽさ」
と思っていた私は、かろうじてやって来たオハ35に乗り込みながら打ちひしがれていた。
蒸気機関車を見送り、またそれに代わる喜びを与えてくれた旧型客車の旅も、もはや失われる時が来たのだ。
青森まで来るといくらか雪があった。まだ乗った事のない津軽線に乗ってみた。
これは三厩まで往復した時の印象を記録したものである。