パース日本語キリスト教会

オーストラリア西オーストラリア州パースに有る日本語キリスト教会の活動報告を掲載いたします。

日曜礼拝 2018年5月20日

2018-05-20 20:36:32 | 日曜礼拝
聖書箇所:マタイ8章18節~27節
説教題:王に従う者の資質

要約(詳細は音声をご確認ください)

 マタイはイエス・キリストの神の国の説教の後に、イエス・キリストがその国の王であることを
示しました。今回はその続きとして、その王に従う者の資質について書き残しているように思われ
ます。

 5節と28節の記述から、イエス・キリストはカペナウムにいて、ガダラ地方に渡ろうとしているこ
とが判ります。しかし、湖を渡る舟に乗る前に、二人の人物と会話をしています。
 一人目は律法学者です。イエス・キリストにどこにでも着いて行くと言いました。しかし、イエ
ス・キリストはその是非を告げずに、着いて行く者には覚悟が必要であることを述べます。
 二人目は弟子ですが、先に父親を埋葬させて欲しいと言います。父親が既に死んでいれば、彼は
家を離れることはできませんでしたから、この時点でが父親はまだ生きていたことが判ります。イ
エス・キリストは許可を与えず、自分について来るようにと言います。子どもが親の葬儀を出すの
は大事なこととされていましたが、神の国の宣教がもっと優先順位が有るということを示されたこ
とになります。

 舟に乗ると、暴風が吹き、波で舟が沈みそうな状況になりました。この場面での発言から考えて
みます。 
 イエス・キリストは、「なぜこわがるのか」また「信仰の薄い者」と言われました。言い換えれ
ば信仰を持ってこわがらない態度が求められていたことになります。
 人々は、それはおそらく舟を出した船頭のような人たちと思われますが、「いったいこの方はど
いう方だろう。」と言いました。弟子にはその答えが判っていたはずですから、その答えが判って
いることも王なるイエスに従う者の資質であったと言うことができるでしょう。

 この聖書箇所に表れる王に従う者の資質は次のようにまとめることができそうです。

1)イエス・キリストがどういう方であるかを明確に理解していること。
  イエス・キリストは神の国の王であり、創造者であり、神である方です。私達を罪から救う方
  であり、「神の国とその義を第一に求めなさい。」「神を愛し、隣人を愛しなさい。」という
  戒めを与えられた方です。このことを明確に理解していることがその資質です。

2)王なるイエスの御力に信頼と確信をもっていること。
  荒れた湖の上でもイエス・キリストが共にいることをもって恐れることがない姿勢が求められ
  ました。イエス・キリストが向こう側に行こうと仰ったのであれば、何が有ってもそちらに行
  くことができるのです。そのような確信を持っていることがその資質です。

3)神の国に属することをこの世に属することより優先させること。
  イエス・キリストは弟子に父親の葬儀よりも神の国の宣教を優先させるように求めました。私
  達がキリストの戒めを守り、聖書を読み、祈り、礼拝を守り、神を愛し隣人を愛して良き証人
  になることも含まれるでしょう。そのような優先順位を理解し守ることがその資質です。

説教音声ダウンロード (mp3ファイルをダウンロードすることができます。
ダウンロード画面右上のダウンロードボダンをクリックしてください。
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